silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

抱え込み抜重でコブを滑ってみよう

2006年01月28日 00時44分12秒 | スキーテクニック編
今日は、殆ど私信のような技術論。
これは主にN氏宛ですが、コブの滑りがしっくりこないと言う方にも役に立つと思います。

写真はパトリック・リュッセルによるアバルマン姿勢によるターン。
ベンディング・ターンと言うことも出来ますが、ちょっと運動要素は異なります。ベンディングは、アバルマンと呼ばず、ルプロアマンと呼びます。
エッジングによって、前方へはずみをつけられたスキーと身体が次のターンに入るきっかけとして、抱え込み姿勢(アバルマン:avalement)がとられているのです。

いままでコブの滑りが安定しないという方は、整地と同じく、伸身抜重ターンをされている方が多いように思います。
N氏の滑りがまさにそうです。元々スキー扱いになれているので、伸身抜重ターンでコブも降りてこれるのですが、上体が安定しないとか、深いコブでは滑りにくいといった状態になります。

伸身抜重ターンでは、コブの受け側(手前のコブがせり上がって行く場所)でエッジングをすませ、そこから立ち上がってスキーの方向を変えて次の溝に滑り降りて行くことになります。
決して間違ったテクニックではないですが、ある一定以上のスピードになると使えません。

そこでひとつ、立ち上がり動作(伸身抜重)を省いてしまいましょう。
コブのへこみでエッジングが済んで、次のコブの膨らみが来た瞬間、写真左から2コマ目のようにアバルマン姿勢をとります。
その時の骨(コツ)ですが、コブの膨らみにかかるや否や、スキーのテールをお尻に引きつけるようにします(ここが吸収動作となります)。
その際、写真2~3コマ目のように左手を前に出してターンをリードします。
するといともたやすくスキーのトップは下を向き、次のターンが始まります。スキートップも下を向きます。
なお、この吸収動作の時はコブの膨らみに対して真っすぐではありません。膝、足首を次のターン方向にねじり込みながら行ないます。
そうすることにより、すぐコブの裏側にコンタクトがとれ(4コマ目)、余裕を持ってスピードコントロールをすることが出来ます。
是非、お試し下さい。
コメント (3)
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