silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

私のヒーロー

2005年09月24日 12時05分25秒 | スキー
モノクロ写真が続きます。

私は今では単にフラフラと滑る(笑)、コブ好きの一般スキーヤーですが、一時は競技スキーを目指し、ダウンヒル等に出場していた時期がありました。
10代の多感な時期はヒーローを作り上げてしまうものです。で、実際その無鉄砲で皮肉屋なダウンヒラー「ロラント・コロンバン」は現地スイスでも一時期ヒーローでした。
しかしながら、日本では圧倒的に同僚のベルンハルト・ルッシが有名です。

他にも有名スキーヤーや、連勝を続けたスキーヤーはいましたが、その破天荒さや、ノンストップトレーニングの時にウェーデルン(ゴディーユ)で降りてくるなど、明らかにコロンバンは一風変わったレーサーでした。
当時のスキー雑誌にその写真が掲載されていて、それはプレジャンプで大きなコンプレッションを越すシーンでした。
普通なら顔の引きつる場面ですが、コロンバンは薄ら笑いを浮かべてまるで危険を楽しんでいるようでした。
写真はこちらから頂きました。1972札幌オリンピック銀メダル。
何と!この写真でも笑ってるように見えますね!

私の中で、記憶に残るスポーツ選手というのは、どうも正統派でないネジれたキャラクターが多いようです。
純ジャンプのニッカネン。日本なら秋元正博さん。
ボクシングなら、辻本英守など。
いずれもチャンピオンにはなっていますが、いまひとつ正統派から外れたイメージの方々です。
でもそれがいい。

コロンバンに関しては、日本のサイトであるスキー&スキーに詳しく載っています。
是非お読みください。

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温故知新・コブの滑り方

2005年09月21日 10時54分09秒 | スキーテクニック編
写真はここ(仏)からお借りしました。
いやあ、古くさいウェアと不鮮明な写真ですなあ!

でもこの写真を選んだのには、やはり理由があって、コブ入門の方にはワールドカップクラスの写真を見てもらうよりも、うんと分かりやすいと思うからです。
コブ入門者の方はじっくり復習しましょう。
1:ニュートラルポジシオン。谷足(写真では右足)にしっかり加重しています。斜滑降時での注意点は、ここでも外向傾です。
2:ゆっくりコブ(bosse)に乗り上げています。と同時に抱え込み抜重(ルプロアマン)と方向変換が一度に行なわれています。
コブを吸収してからターン、ではありません。吸収しつつターンです。
この際の注意点は何回言っても言い足りない、山側の手のアンティシパシオン(先行動作)です。写真では左手がターン方向に向かっています。
単純に手を下に向けるイメージでも構いません。
3:ここはとにかく身体の重心が遅れないことだけを意識してください。そうすればコブの裏側を削り取って減速することが出来ます。
4:ターンの仕上げ。コブの凹みに沿って脚部は伸びていきます。注意点は腰を起こす。イメージとしては骨盤の角度を立てるって感じでしょうか。

普段から椅子に座ったりするときも、骨盤を立てる、前に出すイメージを持たれれば良いかと思います。
姿勢もよくなりますしね!

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あなたは、どんな斜面でも滑ることが出来ますか?

2005年09月15日 10時18分00秒 | スキーテクニック編
イラストはここから(仏)の転載です。

このターン(virage)テクニック的には古いタイプのものですが、しっかりした足場を作ってから伸身抜重を大きく行なってターンします。
今のカービング時代に何をと思われる方もおられると思いますが、こういった運動要素はスキーを全般的に楽しむに当たり不可欠なものです。

ある白馬での新雪の朝、私と若いモーグラーはモーグルバーンに向かうべく、非常に重い新雪の急斜面を下っていきました。
ファーストトラックでしたが、さほど愉快な新雪ではなく、ともすれば板をその重い雪から抜き出すことが困難な状況です。
その若いモーグラーは大会上位入賞経験もあり、急激に上達中で、モーグルバーンでは、滑りもエアもとても私など敵わない腕前です。
そこで彼は転倒を繰り返しました。自分でも納得いかない様子です。
もうお気づきでしょうが、彼は常にモーグルのコンパクトなポジシオンで滑っており、こういった悪い斜面に対応する技術を持っていなかったのです。
滑走日数と、あらゆる斜面の経験だけが上の私が苦もなく降りてこれたのは、このイラストのような技術を使ったからです。

よく見てみましょう。
1コマ目エッジングしたあと、やや内倒気味に立ち上がりスキー板をフォールラインに向けています。3コマ目は普通の斜面では決して勧められたフォームではありませんが、注目して頂きたいのは左手の位置。左手でターンを引っ張っていること。これがないとこの後単なる後傾になります。
4コマ目となると、上体はロタシオンし、スキーの進行方向に向いています。
しかし5コマ目で、しっかりビサージュ(ねじ、ひねり)の要領でアンギュレーションを伴う外向傾姿勢に戻っています→次のターンの原動力。
実はこの時は、ブラッカージュのイメージは余り用いません。それより雪面に対して均等に荷重がかかるように注意深く足裏の感覚を感じとることが必要です。

このターンは次のような場面で特に効果があります。

1:40度を越す非常に急な斜面
2:クラスト(表面だけ凍った状況)斜面
3:重い新雪
4:狭くて危険な場所
5:デブリ(雪の小さなかたまり)等の多い荒れた斜面

この滑りを出来るひとは最近意外に少なくなってきています。勿論BC(バックカントリー)スキーヤーは除きます。
それは勿論、圧雪バーンと人工コブの2極化によりスキーヤーの滑りのバリエーションが減ったことが原因になっているのでしょう。
マスターするとスキーの楽しみが一段と広がります。

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スキーヤー同士

2005年09月14日 18時30分43秒 | スキー
このフランス人非常にあぶないです。Sebastien Michauxさんって…。
画像は、他にもたくさんこういった楽しいのがあるので是非見てください。

ま、たまにはこういった写真もいいでしょう。
最近何かと多忙でブログがアップできていません。06板もバインディング取り付けが済んでいるのに、ショップに取りに行けていません。

昨日はボルダリングジム京都CRUXで、スキーをするという比較的最近ボルダリングを始めたという方たちと、喫煙所で話していました。
「1年中スキーシーズンだったらいいのに」とは、その中のお一人の言葉。
私は深く頷きました。モーグル復帰の誓いとともに(もっとも決心はすぐに揺らぐ方ですが)。

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スキーの基礎体力と傷害

2005年09月08日 10時28分30秒 | スキー
意外にスキーという遊びは体力が必要で、単なるレジャーのつもりでいますと怪我やひどい筋肉痛におそわれます。それにスキーの練習しようと思ってゲレンデに出ても体力がないと練習自体も出来ないですし。
スキーをすること、それ自体がトレーニングにならないこともないですが、シーズンはじめに、ある程度体力がないと出遅れます。とはいえ、毎シーズン初頭はぜいぜい息を切らして大腿部をさすっているのですが。
一番大切なのは大腿四頭筋ですが、勿論バランスよく筋肉がついていることが望ましく、心肺能力も大切です。

日頃からジム等で、ワークアウト出来る時間や環境にあれば一番良いのですが、さまざまな理由でそれが不可能な場合も多いと思います。ジムに通っていました時はバイク又はランニングマシン40分~60分。マシン約10種類で30分。スイム20分程度とかなり追い込んでいましたが、その時はスムーズにシーズンイン出来たものです。そこまでやれば完璧ですが、最近は…。

楽しみながら筋肉及び心肺機能を上げるのであれば、自転車がお勧めできます。なるべく予算の許される限り、よいバイクを選びましょう。良いバイクはペダルを踏む気にさせてくれます。
じぶん自身はと言えば、この夏はボルダリングばかりだったので(まだしますが)、漸くスクワット等を開始したところです。1,000回やっていた時もありますが、一昨日から(笑)、500回程度のハーフスクワットをスピードを上げつつ心肺に負担をかけて始めています。
やらなくちゃやらなくちゃと思っていたのですが、きっかけはミリオンダラーベイビーの小説を読んでから、ようやく重い腰を上げましたというわけです。
ただし、左膝の傷害という致命的なものがありますので(自分で蒔いた種)、やりすぎないようにしています。

左膝傷害があると(主にわたしは半月板損傷と内外ともの側副靭帯です)、スキーではどうなるか?
ふんばりが効かないせいで実は両ターンとも歯がゆい思いをしています。一番問題ないのが密脚で滑るモーグルって言うのが皮肉です。
写真はスキースクールからの、借り物ですが、この程度までの、膝の曲げ角でも今は痛くて不可能です。
特に、ふつうのパラレルターンが厳しい。左ターンだと、内足となる左足の折畳みが出来ないので、突っ立った姿勢になってしまう→右谷足のエッジング角が浅くなる。
右ターンは当然負担のかかる谷足が左足なので、つい右内足に頼って内倒したターンになる。

手術でもしたら良くなるのでしょうが、そこは自営の悲しさ。そんな暇はありませんし収入に響く(苦笑)。なんとか筋力アップで改善させたいものです。

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ターン進行方向への下肢のヒネリ込み

2005年09月05日 10時56分26秒 | スキーテクニック編
もう何回も何回も書いていますが、忘れがちなのことはしつこく、自戒の意味も込めて(笑)。
今のカービングスキーの時代に何を?って感じですが敢えて言います。ターン進行方向への膝を中心とする下肢の(若干の膝の締めつけを伴う)「ねじり(ヒネリ)込み!」。
解剖学用語で言うと内旋ですね。
イラストはここから(仏)お借りしました。
良いイラストは写真以上にイメージをスキーヤーに残します。ただしちょっとこの左のイラストは腰が山側(向かって左側)に逃げぎみです。

現在、板の角づけをするだけで板が回ってくるのに、何故これが必要かと言うことですがターン弧の調整や不整地でなくてはならない技術だからです。でないとレールターンとテールの押し出しのターンしか出来なくなってしまいます。
モーグルでもコブとコブの間の短い距離と時間でエッジングするために必須な技術です。

これは古めかしい技術のように見えますが、そうではなく、変わることのないターンの基礎なのです。確かにカービングスキーを使ったカービングターンの場合、寧ろスキーのトップを外に押し付けるようにすると切れと走りのある滑りが出来ますがそれは整地でのみの技術だと思っています。
但し、まだ膝のヒネリ込みと、このスキートップの外への押し付けの整合性が私の頭の中で整理できていませんので、機会があれば検証したいと思います。

さてこの極めて基礎的な技術を使用しているかどうかを判断するのは、結構やっかいです。その理由は外見からは判断しづらいからです。
自分でムービー等を撮影して後で観ても分かりづらい。
その場合は、板の動きで判断するしかないでしょう。それも含めてスキーの指導をする場合は、見る目が大変要求されるので上手いだけのアマチュアスキーヤーに教えてもらう時は注意しましょう。
と言うより寧ろ避けましょう。

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通常のライン取り

2005年09月03日 11時52分05秒 | スキーテクニック編
この写真は女子でしょうかね?
以前にもここのサイト(仏)から画像をお借りしました。

このところ過激な滑りの写真が多かったので、ちょっとは出来そうかな?と思う写真にしてみました。今やモーグルのワールドカップ等では女子の滑りさえ参考にならないほど先鋭化してスピードアップしていますが、一昔前はオリンピックですら第一エアはスプレッド。ターンも腰が回りかけていると言うレベルでした。
ただし、当時は今ほど、モーグルバーンの整備がなされていなかったのでそのまま比べてはフェアではないでしょうが。

写真は基礎とモーグルの中間辺りの滑り方です。スピードもゆっくりめでしょう。
スキー板も下に直接落とし込むのではなく、ターン弧を描こうとしていますし、ここからずらして来ることも出来ます。
コブを滑り馴れていない方は、よく、どこを滑っていいか分からないと言われるので、ブルーのラインで通る場所をイメージしてみました。
この写真の良いところは、余裕が感じられることです。ニュートラルに重心を保ってどうとでも身体を持っていけるポジシオンだと思いませんか。
勿論低速だから、というのもあるでしょうが普段のコブ滑りの参考になります。
ただ若干視線が下のような気がします。
それにしても、いやあなかなか深いコブ(bosse)ですね。

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直線ライン

2005年09月01日 11時30分35秒 | スキーテクニック編
もうなんてか、泣けますね、この写真。
雪煙立てて凄まじいスピードのモーグル写真。正直言って一般人の出来る滑りではありませんが目標は高く高く!

ここまでの滑りになると技術は勿論ですが、超強靱な筋力が必要になります。天性の身体の頑丈さも必要になって来るでしょう。
まっすぐ突っ込む滑り方では最早、吸収も伸ばしも区別できないほどです。次のコブにスキー板がヒットした途端(勿論それ以外の殆どの時間、スキー板は空中に浮いている)にエッジングが済んでいるわけですから接雪点はポイントポイントとなります。

全体の身体の動きは板が接雪している時と変わらないのですが狙い目は少々違うと思います。と言うより直線的にラインを狙うと、そこしか通れなくなる。
勿論コブの腹(裏側)をイメージしているのでしょうが実際にはそこにヒットすることはなく、コブの受け側で接雪が行なわれています。
以前8月19日に述べた溝に落とされてしまうコブ初心者の滑りもコブの受け側のみで接雪しますが、全く次元の違う話です。

綺麗な人工コブで、斜度が緩くピッチが詰っている時に挑戦してみる価値はあります。
うまくいけば、今までと全く違う「飛ぶような」滑りを味わうことが出来るでしょう。これを一度でも経験した事のある人とない人の滑りは、コブに入れば一目観るだけでどこか違うものです。

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