silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

ボクシング式減量(ジュニアフェザー到達)

2011年06月30日 22時32分05秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
いまやWBAもWBCも『ジュニア○○級』という呼称は用いず、ひとつ下のクラスに『スーパー○○級』としているのですが、古い人間なので、こっち(ジュニア)が使いよいです。

懐かしいあの日本ジュニアフェザー級の死闘。。。倒し倒されの中島健次郎VS清水精(くわし)!
漢字が合っているかどうかぐぐってみると。。あれ?日本スーパーバンタム級タイトルになってる。
あの二人はジュニアフェザーってイメージ強かったんですけど、まあそれは置いといて。

スキーシーズンが終わってから、なかなか自転車生活に戻れず、ずっとデータの打ち込みやエクセルTTEST&パワーポイントまみれになっているのは前述の通りです。
ならひとつ減量くらいはしておかないと復帰時(花背峠ヒルクライムオフとか)に大変なことになるな、と思い、ここ二ヶ月弱は減量に取り組んでいます。
スタート時のBMIは23前後。本日ようやく20.37となりました(164cm、54.8kg)。体重で4~5kgでしょうか。
もちろんローラー台を降りて、汗を拭いた時の瞬間最低体重なので均衡状態では55kg後半になると思います。
でもそれでいいんですよ。とりあえず何かを目標にしないと減量というのは難しいですから。
以前モーグルスキー仲間のWebPageで『D(diet)リーグ』というのをやった時は、とにかく期間終了までにBMI低下率を基準にして誰が一位になるか!?という方法でした。
外岩クライミングをやっていた時なので、とにかく軽いが有利。ボルダリングジムにも行き、腹筋も割れ始め胸板も厚くなっての49.5kg(瞬間:BMI=18ちょい)でした。
そこからちょっと体重を増やして突入したスキーシーズンは、余りに体重が軽くて板が踏めなかったりしました(笑)。
今回は食事療法をもっと重視し、炭水化物150gは最低限摂取して(ケトンだけだと頭が回らなくなりますし)野菜および低脂肪蛋白質をゆっくり咀嚼して頂きます。大地や海のめぐみに感謝したくなりますヨ。
運動はほとんどPolarを付けての固定ローラー台(30~70分/day)+8kgのダンベル少々のみなので上半身が弱いですねえ。いまクライミングしても指も弱いしカチ持ちなんて出来ないだろうなあ。
ローラー台後のオリジナル『伊藤園一日分の野菜+ビックル』1:1の美味しいこと。いや意外といけるんですこれが。
誰だ、いまキモチワルイって言ったのは!
ほんとですってば!てか色んな食物のマリアージュを試すのには抵抗がないタイプなので。

でボクシングに話は戻ります。現代の話は知らないのですけど、有名なファイティング原田(三階級制覇時にホームタウンデシジョンで豪州のファーメションにタイトル泥棒された)の『トイレの水も飲みたい』逸話や、鈴木石松(現、ガッツ石松)の13kg減量のイメージがあるので、いま考えるとあのプロボクサーたちの代謝ってどんなになってるんだろうな、と興味津々です。
常から『運動療法はスポーツではない』と言っている私ですが、目標の持ち方としてはボクシング式もありかな?と思います。
とりあえずワンランク下げてみませんか?
       ↓
プロボクシング階級・ウェイト

※写真はPOLARのサイトより。赤いゾーンには入ってはいけません!、、、てのは分かってるんですけど。
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はとビーム!(壊れかけてます)

2011年06月22日 01時44分09秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
さてと。。。近況。

先日のエントリーの中のインスリン取材まで終わりました。
カメラマンの方+アシスタントの方もこられてレフ板2枚ほど使って結構おおがかり。
うちの待合室がスタジオに変身。
最後にスナップも撮りましょうということで、Basaraの長宗我部元親のヤンキー座りとロードウォリアーズ、アニマルのポージングをしましたが却下される。堅いですなあ。いや。。。まあそりゃそうですかね。

今週は6月23日の勉強会講師、その後うちの糖尿病教室が迫っています。
糖尿病教室の司会はmia嬢がしてくれることになりました。

糖尿病教室用パワポの1pageめの画像。
ちょっとやりすぎたかなあ(^^;
でも内容はまじめなんで。せっかく着て頂いた方にはしっかり勉強して頂かないと。


めんどくさすぎる糖尿病専門医の更新の症例記入20例は終わりました。。。
毎日毎日仕事後、講義用にエクセル打ち込んで、ローラー台踏んでまたエクセル打ち込んで、パワーポイント作って。。。寝るの27時連続とか、、、(~_~;)
オークラの記念講演終わったら、手を引こうと思ってたんですよ体力持ちませんから。
なんか行きがかり上、やたら予定が詰まってます。

とは云え7月下旬でいったん一息つく予定なので、それまでは穴蔵生活。

ヤケクソで(失礼)今日はローラー台踏みまくって、最高心拍数182って、、、年齢的にマズいです。
去年の今頃は、MTBやピストで山を峠を駆け巡っていたのに何でこんなことに。
すべてインクレチン製剤のせいだ!なんちって。
早く自転車生活に戻りたいものです。

※減量順調です。BMIは21を切りました。体重維持は糖尿病専門医の義務です。
(嘘です。壇上に立つ時は細めスーツが着たいので)
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DPP-4阻害剤の風化が始まっている

2011年06月10日 02時46分20秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
ある一分野でメジャーなものが普遍的であるとは言いませんが、業界内で非常にエポックメイキングな事象であれば、ある程度は浸透していると思いました。
例えば脂質代謝・循環器科におけるスタチンの登場や消化器科におけるH2ブロッカーの登場は、各科の内部に止まらず日本の医療に大きな影響を与えました。
なので糖尿病治療におけるインクレチン製剤の登場も当然、専門ではない科の方たちにとっても大きなインパクトを与え、完全なるパラダイム・シフトが起きたと感じていました。
2009 年12月には恐る恐る、しかし2010年春には日本全国の糖尿病医が歓喜の雄叫びを上げていたはずです。
血糖依存的であり、しかも従来の治療法では歯が立たなかった高血糖の方に対し絶大な威力を発揮したからです。
それなのに。。。

糖尿病学会の熱気冷めやらぬ状況で、ビルダグリプチン一周年記念のCase Reportを講演会で発表させて頂き、今回は呼んで頂いたカンファレンスで、この17ヶ月で得られたエビデンスやノウハウをご参加頂いた方々の貴重な時間を頂いてプレゼンさせて頂きました。
ところが
『最近はDPP-4阻害剤も余り使わない』
『投与した半数が悪化した』
と驚くような現場の声が聞こえて来ました。
最初はにこにこして聞いていましたが、そう言う意見が多いので、これは何かがおかしいぞと思い始めました。
私のデータでは一部の無効例を除き全体的に素晴らしく血糖コントロールが出来ているからです。もちろん他の糖尿病施設でも同様です。
非専門医の方が多かったのでPowerPointで具体的に以下を提示しました。
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※単独投与では低血糖の心配をせず安心してファーストチョイスとして使用することが出来る。
※BMI25以上のみでも効果が認められるが、脂肪肝を伴うと効果は低下する。
※コントロール不良例に対する上乗せ効果は非常に優れてい るが、グリベンクラミド高用量、グリクラジド高用量使用例に対しては完全にそれらのSU剤を抜薬することは困難である。グ リベンクラミド10mg→1.25mg程度までの減量は可能である。
※コントロール良好例で切替のために投与しても有効であるが、 具体的には、グリメピリド1mg、ミチグリニド15mg程度であれば DPP-4阻害剤単独に切り替えることが出来ることが多い。
※しかしながら先述のBMI25以上かつ脂肪肝症例では効果が限られる。
(ので早くメトホルミンの併用が可能になって欲しい)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そう。無効だったという先生方は、これ以上のHigh DoseなSU剤やグリニドから切り替えられていたのです。
たとえばピオグリタゾン15mg+ミチグリニド30mgから、シタグリプチン50mg単独というように。
グリニドであればナテグリニドからの切替はまず大丈夫ですがミチグリニドはうまく行っても20mgまで。30mgのフルドーズからはまず無理。
αGIであれば効果の低いボグリボース0.6mgは楽勝ですが、ミグリトール150mgは難しい。
そのため『謳い文句の割にはたいしたことないなあ』という印象になってしまうのは仕方がありません。使った先生方が悪いのではありません。
メーカーとしては一刻も早く適正な使い方を提示すべきですし、専門医はノウハウを早く伝えなければいけません。
このままでは正しい使い方がされずに、それこそあっと言う間に風化してしまいます。
そんなもったいない。。。
使い方は無限です。
現在コントロールの悪い方は上記の注意を守れば、多くの場合安全に良好なコントロールを得ることが出来ますし、数十年来SU剤を使用してきていて高齢化し、食事の不安定化などで低血糖をおこされる高齢の方には単剤で使用するとか(無理ならSU剤をぎりぎりまで減らすだけでも低血糖は減る)使い道はいっぱいあります。
また高齢者の方の無症候性低血糖は特にたちが悪く、あっというまに昏睡になったり認知症の進行を進めたりしてしまいます。
なので高齢者の2型糖尿病の方にこそファーストチョイスだと思うのです。
今や75才を越して元気な方はいっぱいおられます。そして現代は70才を越してからの糖尿病発症は決して少なくありません。確実に増えています。
ある専門医が『グリメピリドでコントロールが良い人に、わざわざ高価なDPP-4阻害剤を使う必要はないだろう。低血糖なんてすぐに分かるし、その時には砂糖を摂取すればいいんだから』と仰った時には耳を疑いました。
低血糖がすぐ分かる?なら現在問題になっている無症候性低血糖のリスクはどうなる?
そんなことしてたら却って医療費がかかるじゃありませんか。
そりゃ確かに世界でDPP-4阻害剤が使われはじめてから(2006年)5年しか経っていませんしエビデンスの蓄積は少ない。しかし低血糖がDPP-4阻害剤単独ではおこらないのは周知の事実です。それよりもっと低血糖によるリスクが問題になっているのは常識です。
まさか専門医なのにそんなことも分からないことはないと思うのですが。。。
あとADVANCE試験におけるグリクラジドのエビデンスを忘れてはいけない。現在グリメピリドが一番SU剤の中では安全であると思われているが、エンドポイントを改善した証拠はない。
先日の2011年4月25日のエントリー意外なデータ(Miss Conduct・グリクラジド&レパグリニド)に於いてもメトホルミンに比べて、グリメピリドは死亡率が高いのに比べてグリクラジドは死亡・心血管イベントで差が出ていない。
問題となったACCORD試験でも、解析で強化療法群ではHbA1c6%から9%への上昇により死亡が増加しているので厳格に血糖がコントロールされた患者の予後は良好となっている。
そうでなくとも低血糖が臓器障害を惹き起こすのは確実で、そのリスクのないDPP-4阻害剤単独又はメトホルミンの併用(又は許される条件でのピオグリタゾンの併用)は低血糖を起こさない。
そこいらを考えないでムードに流される専門医がいるのは残念です。
勘違いしないで頂きたいのですがSU剤が悪いというのではない。インスリン分泌が少なく、インスリン感受性の高い“日本人らしい”非肥満の2型糖尿病には低コストで効果的なので否定するつもりは毛頭ありません。
私は常にグリクラジド10mg錠やグリベンクラミド0.625mg錠をリクエストし続けています。実際そのように使用したり、ピオグリタゾンを半分に割って7.5mg使用もしています。

基本は今更ですがこうです。
如何に『早期から』『低血糖をおこさず』『生活習慣に介入して食事改善&運動を勧め』なおかつ血糖が下がらない場合はメトホルミンやDPP-4阻害剤を使うべきだと提唱しているのです。
そうすることで目の前の医療費は増えるかも知れませんが、長い目で見ると合併症を起こす頻度が減り医療費の大幅な削減が見込める可能性があります。
一人が糖尿病性腎症から透析になってしまうと一ヶ月の医療費は、一ヶ月分のDPP-4阻害剤何人分でしょうか?
透析一人一ヶ月500,000円、シタグリプチン一人一ヶ月5,571円・ビルダグリプチン一人一ヶ月6,282円(一ヶ月30日として計算)。それにいずれDPP-4阻害剤の薬価は下がります。まあそんなに単純ではありませんが、これがもし自分だとするとどうです?
マクロな目線だけで価値を決めてはいけません。実存的な目線が必要です。
個人にとってのQOLとはそういうことです。
(申し上げますが私は製薬メーカーの肩を持っている訳ではありません)
毎月支払いで搾り取られているので(~_~;)

あっとひどく話が逸れました。
そういうことで、このままインクレチン製剤が廃れるのは見るに忍びない。というより糖尿病の方の予後の為には積極的に使用しても良いと思われます。
ここは是非、メーカーさんにタクティクスを練り直して頂きたい。
一般開業医の先生が診ておられる糖尿病の方の数は専門医の診る方を全部足しても及ばない数です。この方達の予後が非常に重要です。
なのでくどく再度申し上げますが、ぜひもっと啓蒙活動を!『素晴らしい薬なので使ってください』だけでは全然だめです。
いかにうまく使うか、投与法のノウハウを専門医経由で伝えるのが一番かと思います。

写真は京都市のグッジョブ。
運動することは糖尿病薬の数を減らします。
この薬を使うとアディポネクチンが出るとかどうとか関係ない。ほんの少し運動量を増やすだけで、たっぷり善玉アディポサイトカインは増えて活躍します。
医療費の未来のカギは全員が握っているのです。
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ライディングスクール

2011年06月07日 23時29分57秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
そうです。血糖に応じてインスリンの量を調整して打つことですね!
(それはスライディングスケール)

。。。。。。。。。。。。


てことで仕事と学会と講演会と勉強会の合間、初のオートバイレッスンに行ってきました。
バイクにもスキーレッスンみたいなのがあればいいのになあ、と思っていたらホンダドリーム主催でやるというので申し込みました。
しかも場所は出身ドライビングスクール。

最初の急制動ではリヤタイヤをロックさせて煙吐きまくり。
その後のバランス訓練では、もう一本橋落ちる落ちる(笑)
この教習所で多分200回くらい落ちてるんじゃないでしょうか。と言うほど苦手意識があります。ほんとに大型自動二輪免許持ってるのか(~_~;)
然し乍ら、後半スラロームになってから俄然楽しくなって参りました。
ピッチ6mと4.5mのスラロームをしたあとは、オフセットにコーンを置いたスラローム。
で最後は、教習所のあちこちを使ったジムカーナみたいなコース走行。
面白いですねー。思い出の脱輪クランクとか。
アメリカンはmia嬢の他にシャドウ750の男子だけです。
途中でmia嬢マグナとホーネットを取っ替えっこしたら、これがまた難しいです。
たぶん、ああいったコースは400ccのツインくらいが一番軽快で低速トルクもあって楽しいかも知れませんね。

スキーレッスンと同じで、イントラの注意をよく聴いて反復練習すると少しずつ上手くなってくのが実感出来ます。
一本橋で、頭の位置を変えないことなど。
アイズアップ、密脚(ニーグリップ)、リラックス、大袈裟な上半身の使い方の禁止。。。。。って、それH川先生のモーグルレッスンそのままじゃないですか!
スラロームでは体軸は一定に、重心のクロスオーバーに留意します。
10時~15時まで、思っていた以上に充実した楽しい出来事でした。
写真は急制動の順番待ちをしている私の後ろ姿。

さて、先々週末のビルダグリプチンのCase Report発表(前回2011年5月29日のエントリー。200人以上も来られていて、糖尿病学会の超短時間ポスター発表の鬱憤が晴れました。情報交換会では中村直登教授は先に帰っちゃってましたけど稲垣暢也先生とはお会い出来て楽しいひとときを過ごせました)も終わって一息と思いきや、明後日の勉強会で発表するDPP-4阻害剤のデータ整理、パワポ作りで寝不足甚だし。
あと来月末までに専門医更新の症例報告20例埋めないといけないので、毎日一例ずつノルマとしてやっております。
解放感に浸れるのは夏になりましょうか。。。嗚呼。
毎日毎日仕事してごはん食べてローラー台乗ってエクセル打ち込んで、ハムスターな生活です。
あ!ところで約一ヶ月で3kg強減量しましたよ。糖尿病専門医が肥満では話にならない。現在BMI21ですが20まで絞っちゃうか!
ごはん150gを基本に脂質の少ない蛋白質、野菜+ローラー台という(当たり前ですが)地味な減量法です。
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