silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

石佛峠(石仏峠)

2010年07月25日 23時26分32秒 | スキーオフトレ
写真、気持ちいいですね。(まだやったことないけど)PSのゲーム『僕の夏休み』みたいな感じ。Niiya氏です。
今日はMTBだけれども、ルートの100%近くが舗装路&ダブルトラックなので公開。
真夏のまっぴるまにNiiya氏とVIGOREを出発。
『注意深く水分、栄養摂取しないと間違いなく脱水症になるからしっかり持ってこまめに補給しながら行こう』などと話しながら市原ローソンへ。
水分と食料を買って雲ヶ畑方面へ出発。まずは洛雲荘前の自動販売機で休憩。
久しぶりの祖父谷林道、汗をしたたらせながら只管登る。
桟敷ヶ岳登り口で、10人くらいの山作業の方たちが降りてくるのに会う。訊ねてみると送電線の工事とのこと。
日本海の原発で作られた電気が、この人たちのおかげで京都市内で使えているのだなあと思うと感慨深い。
まさに現代の杣人と言えるでしょう。
汗まみれのシャツとニッカー。
背負子をトラックに放り込んで荷台にみんなで乗って手を振って去ってゆく姿は実に爽やかでした。
そこから土道になります。息を切らせつつ登ってゆくと荒れた場所でオフロードバイクが道を空けるために待ってくれている。
挨拶して通りすぎようとしたら『○○さんじゃないですか!?』と呼び止められたので慌てて停まると、なんと私の歯の主治医の先生でした。
そういえばZZRの他に小さなオフ車を持っておられたなあと思い出す。しばし歓談後出発。
再度苦しい登りが続きます。梅雨の大雨のせいかところどころ道が荒れていて下車することも。
狼峠分岐を過ぎ、漸くにして祖父谷峠分岐へ着くが今日の目的は石佛峠。


途中非常に眺望の良い林道となり標高も800mを越します。日陰は涼しく休憩するならここが最適でしょう。
地図とガーミンGPSを組み合わせてみると、目的地はもう少し先っぽいので、下り基調の林道に不安を覚えつつも進んでいきますと、やっと左に標識が見えてきました。しばらく林道を走った先の100mほど奥に石佛峠はひっそりとたたずんでいました。
北山放浪歴は40年になりなんとしているのに、ここは初めて!
14才の頃から、いつか行きたいなあと思っている間にあそこは舗装された、どこそこは林道が出来たという話を聞いて、なら行かなくていいやと考えたりしているうちにこんな年月が経ってしまいました(笑)。
途中からは比良山系に入り浸ったのも原因でしょう。武奈ヶ岳とか25回も登っているのに近くの大事な峠に行っていないのもちょっと。
(この他には百里ヶ岳とかも行ってみたい場所です)
ここは北山クラブの故・金久昌業氏が峠の由来の石佛を捜されたという曰く付きの場所。
小さな峠です。
祖父谷峠のような風格はありません。こんなに山深いのに岩倉の里山の峠と言った趣です。
そろそろ夕刻も近い。あまりゆっくりもしていられません。


林道を下っていくと、山崩れで道が通行不能に。
そういえば先ほど歯科医の先生が『倒木で通れないので引き返して来ました』と仰ってたのはここのことだったのですね。倒木くらいなら自転車を担げばいいやと思って軽く聞き流していたのですが、完全な崩壊です。
歩いて様子を見に行くと、10mほど先でまた林道は続いています。
二人で苦労して自転車を引き摺り上げ、引き摺り下ろしてようやく復帰。相当消耗しました。
最後の魚谷峠への登り返しでも足に来ています。到着は17時半過ぎ。
いつも強いNiiya氏の調子が悪そう。頭痛と倦怠感があり軽い脱水症状のようです。そういえば私も軽度の頭痛があります。
ここからまだ相当下らないといけないので、水分を補給しておく。
ヒグラシの鳴く夕方の魚谷峠は去りがたく気持ちよいのですが、時間も体力もそろそろ終わりです。私の携帯電話の電池も切れてしまいました(圏外が多いのに意味なくRun&Walkをセットしていたので)。
またいつか。。。と振り返りながら長い林道を雲ヶ畑出合橋まで下り、あとは一路岩倉へ。19時ころにVIGOREに着いたらもう閉まってました。残念。

帰ってから体重や摂取水分、食料などから計算してみると約4,000mlの水分が喪われていた計算になります。
その後も取り戻すかのように水分補給を続けて、現在ようやく落ち着いたので真夏のMTB半日では約5リットルの水分摂取が必要ということになります(休憩を含めた行動時間7時間弱)。
こんなには持てないので(渓流の水を利用すれば可能ですが)せめて2,000ml~2,500mlあれば体重の2%以上の低下を免れることが出来るでしょう。
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夏のサイクリングと脱水

2010年07月23日 00時44分26秒 | スキーオフトレ
照り返しの強いアスファルト上で自転車に長時間乗っていると熱射病まっしぐらな気がして、なかなか14時とかに外出する気が起きません。
で実際、環境省はWBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)言う指数を発表して、これが高いときには運動の中止を勧告しています。
ご興味のある方はこちらへどうぞ。
ここ一週間の近畿地方の熱中症患者速報をみると京都市が他を圧倒しています(2010年7月22日22時現在)。
WBGT温度28~31度(参考気温31℃~35℃)で厳重注意、WBGT温度31度以上(参考気温35℃以上)で運動は原則中止となっています。
ちなみに明日(2010年7月23日)はWBGT31度以上が近畿では三重、滋賀、奈良に出ています。
今日も暑かったです。
仕事後、少々午睡して夜のローラー台の代わりにピストで走り出します。時間は17時前。
まだまだ明るいですが少しは暑気も減少しているので、市内から市原ローソン→VIGORE→河原町丸太町へと約24kmの距離をのんびりと。
山の方へ向かうと若干気温も下がりますし木陰は快適です。しかしながら土道ほどの気持ちよさはありません。
京都産業大学前の坂で一汗かかされ、市原ローソンで休憩。時間も遅いのでVIGOREに寄り道してから帰りました。
二時間ほどですが、これでも恐らく体重の3~4%の水分は失われているのでしょう。途中で水分補給をしつつですから正確なところは分かりません。ちなみに体重の3%以上の水分が奪われると極端にパフォーマンスは低下します。
行く前と帰ってきてからの体重を測って、摂取した水分を測っていれば分かるでしょうがめんどくさい(笑)。
さて汗には塩化ナトリウム、尿素、乳酸などが含まれていますが自転車等でいっきに大量に汗をかくと塩化ナトリウムの再吸収が追いつかなくなり、血液の浸透圧と同じ0.9%に近づいてきます。
汗をかいたら水分と塩も摂れというのは、それだからなのですね。
とは言え、やはり水分の喪失の方が多いので、ほっておくといわゆるナトリウム濃度の高い“高張性脱水”となります。
(しかしながら身体全体のナトリウムは欠乏しています)
浸透圧は上昇し、細胞内脱水がおこります(人間の身体の水分の2/3は細胞内、残りは細胞外液)。
それゆえ血圧が下がりたちくらみが認められたり、易疲労感が認められるのはご経験のあるところでしょう。
なおたくさん水分を摂っていても、それが追いつかないと尿量の減少が認められ糸球体濾過量が減り、老廃物を排泄することが出来なくなり腎機能障害を起こすことがあります。
運動時に尿が出ない、または出ても少量で非常に濃い尿が少量の時は水分を早く補給すべきです。
などと書いてきましたが、正直ここを読んでおられる方は先刻承知の方ばかりでしょう(笑)。
スキー技術論と同様に、初心に立ち返って書いてみることにしました。


サテ河原町丸太町に帰ってきてmia嬢と落ち逢い、夕食はタイキッチンパクチーへ。オススメ!
大汗の後、今度はタイ料理で大汗。辛さプラス甘さ抜群のタイ式アイスコーヒーが良く合います。
やたら汗をかいた日ではありました。
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炭水化物やサプリの話

2010年07月22日 01時06分51秒 | スキーオフトレ
炭水化物を摂取せずに減量しようという方法があります。
簡単に言えば、自らをケトーシスにして、身体を構成する成分を消費エネルギーに充てるというもの。
まあ運動をしている方なら鼻で笑ってお~しまい!という方法ですが、これがなかなか本家本元の米国人が亡くなって、その会社も減量方法の胡散臭さ(と言いますか危険性)が周到して倒産しているというのに現代日本では幅をきかせています。
なかには医療関係者もいたりして、ああこういう人たちが短期間の減量に取り付かれて多くの合併症の人たちを作り出すんだなあと嘆かわしくなります。
脳にグルコースが行かず、アタマがどうかしちゃったんでしょうか。

さて今日は自転車やスキーの時、どんなものを食べているかという話。
私は半日程度で距離も大したことのない自転車行が多いのであまり気に掛けていませんがハンガーノックだけは困る。
朝食を食べて、さあ今から山に入るぞと言うときに『う、なんだかシャリバテりそう!』な気がするときは朝食が近かったに拘わらず素直にコンビニで何か食べることにしています。
寒い時期なら豚まんと缶コーヒーとか多いですね。真夏でもサンドイッチ類か、おにぎり一個とからあげくん(ローソン)二、三個。五個は多いので誰かいればシェアします。たまにリポビタンアミノとか。
好みで出発前にはヴァームを飲みます。何故かヴァームは運動前に摂取するとバテにくいが、途中で補給しても追加効果は感じない印象です。
MTB時は山中で食事をするので、おにぎりを二個。いつも一個は余りますが予備食の意味も兼ねて。
あとは本格的登りの途中でバテてくるとアミノバイタル。
アミノバイタルは愛用しています。スキーの時、特にモーグルには必ず持って行きます。まあ分岐鎖アミノ酸信仰(バリン、ロイシン、イソロイシン)と言いますか(笑)。
それと少量の炭水化物。スキーならゲレ食で取れます(アミノ酸だけ摂取してもエネルギーとして使われてしまうので炭水化物が必要なのはご存じの通り)。
飲み物はアミノサプリ、アミノバイタル、アミノバリュー。この中ではアミノバリューが好きなのですが売っているコンビニが少ない。以上がなければビタミンCを含んだスポーツ飲料かアクエリアスになります。
分岐鎖アミノ酸+ブドウ糖+ビタミンC+ビタミンB群+電解質の適度に配合されたものが好きです。味は余り気にしない。
あとはお茶です。お昼におにぎりを食べるときに欲しくなるときがあります。
とはいえ私はコーヒーでおにぎれるので必須ではないですが予備飲料としても。
山頂や峠での、私たちのいうところの『勝利の缶コーヒー!』は外せません。これはブラックではなく微糖のもの。
これをどこで飲むか!?ということが最大のポイントです(笑)
ま、要するに気分で選んだバラバラ食ですね。一度決めたらパターンを外しにくい。
登山時は、休憩ごとにゼリーだのパンだのちょこちょこ摂ります。
そう考えるとスキーは雑です。宿の朝食、昼のゲレ食、宿の夕食+昼食時かリフトの上でアミノバイタルのゼリーまたは粉末。
キワモノでは沖縄発の『アミノガッツ』!酸っぱさが元気を取り戻させてくれる気がして好きです。
また自転車に乗らないときは毎日固定ローラー台で35分~50分程度運動しますが、直後に牛乳と野菜ジュースを飲むことが多いです。
アスリートのように追い込んでないのでプロテインなどは最近時に摂取しません。過量のプロテインは腎臓に負担をかけます。
単独行で有名な加藤文太郎は揚げパンを行動食などに愛用していたようです。
人の好みはそれぞれですね。
皆さんの運動食はどんな感じ?
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自転車と突然死

2010年07月21日 00時28分55秒 | スキーオフトレ
スポーツ中の突然死の危険性は現在では良く知られるところですが、今までのデータの殆どはジョギング、ゴルフ、水泳、テニスなどで取られています。
古いデータですが図は*相対危険率はランニングの危険率を1.0とし求めたものです。
(1991年 徳留省悟 突然死-スポーツ中の突然死CARDIAC PRACTICE参考)
しかしながらここ数年は自転車ブームであり、またメタボリックシンドローム(私はこの言葉に違和感があります。代謝症候群ってねえ。同様に認知症という呼称にも違和感があります)という概念が広がり、その解消のためにエコ(う~ん欺瞞的な言葉だ)も兼ねて自転車でメタボ解消(なんという妙な造語!)をしようというのがひとつのトレンドとして認知されているように感じます。
自転車はそれだけで病的に面白いので、運動不足解消のための手段として始めてもすっかりハマってしまうことがあります。
でもそれは全然構わない。ある意味人間の“愚行権”の行使です。しかしそれで命を落としても自己責任であるというスチュアート・ミルの理論を私は全面的に支持しません。
それは余りにも非社会的(家族単位や地域単位の小さな範囲で考えて下さい)ではないでしょうか。
なのでやはりそこは趣味の自転車如きで(敢えてそう書きます)命を落とす危険性を増やすべきではない。もちろんスキーもその例に漏れません。
ただ、、、自転車、特に競技会となると自分のペースを越して頑張らなければいけない場面に出会います。競技会でなくとも、せめてあの峠につくまでは頑張ろう、とかそういう日常のサイクリングも含みます。
スポーツ時の突然死の90%は実はスクリーニングに引っ掛からない基礎疾患があり、そしてその実に6割は心臓疾患、特に急性心筋梗塞または致命的な不整脈であると報告されています。
これが自転車で起こらないとは誰が言えましょうか。
とすればその多くはより厳密なメディカルチェックで予めリスクを減少させることが出来るのではないか。そう考えます。
それに引っ掛かったなら、スポーツとせずに運動療法に気持ちを切り替えてペースを考えるべきでしょう(スポーツはパフォーマンスアップのため追い込むことが必須であり、またライバルを蹴落とすことも必要になる)。必要があれば治療も必要です。
要するに最大酸素摂取量のMAXを90%以下に抑えるとかそういうことです。越しそうになったら“誇りを捨てて”ペースを落とすべきであると。
なんなら念のためにAEDはさすがに無理ですが、ニトログリセリンの錠剤又は貼付剤程度は携行した方が良いかも知れません。
長い目で見れば絶対その方が良いです。もし家族を抱える中高年が“追い込んだために”“趣味の自転車で”命を落としたら家族の嘆きはどれほどのことであるでしょう。
私は正直、追い込んだり無理をするのが好きです。
でもこれから屋外で身体を動かすのは厳しい季節です。注意を払ってペダリングしよう、と固定ローラーの上で考えた私でした。
オフトレで命を落としちゃかなわんですからね(笑)
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小関越から琵琶湖、山中越へ

2010年07月19日 20時52分03秒 | スキーオフトレ
自転車ではいつも北山方面ばかり行きますが、たま~に琵琶湖を突然見たくなります。
ということで自転車では初めての小関越をすることにしました。相当以前に、今は私の大嫌いな(笑)2ストロークのオフロードバイクで行った覚えがあります(DT125)。
何故嫌いかって、そりゃ山の中に自転車で行きますとあれほど臭くて五月蠅い乗り物はないからです。
しかもだいたいが250cc未満で車検がないものですから、チャンバーとかいじっててとんでもなく排ガスが汚いことが多いように思います。
実際競技場でも2ストロークは閉め出されつつあります。
それは置いといて小関越です。はじめての場所へのポタリングは軽快なスリックMTBが宜しいです。
平地でスピードは出ない代わりに登坂能力は抜群ですから。あとスタンドが付いていて便利!
カーボンフォークを付けていてスタンドもないだろうと考える方もおられると思いますが、まああまり硬く考えずにどうぞ。
簡単に下調べをしておいて、あとは方向さえ間違えなければなんとかなるだろう自転車だし、と思って出発。
ローソンプラス 藤尾小金塚店で休憩後、途中から狭く荒れた舗装路となりますが大した距離ではないのでインナーに落とすこともなく峠到着。ありゃ?広い車道が合流してる。
あとから調べたら、どうやら普門寺というところの分岐を左に取れば広い道で来れたようです。どちらでもいいんですけどね。
小さくとも峠は良いです。風は涼しく吹き抜け近江の国に心をいざないます。


その後、長等公園から大津びわこ競輪場へ。
休憩がてら車券を買って歩いているとM吉師匠様とバッタリ!
まあ本場(ほんじょう)開催で休日ですからお会いしても不思議ではないのです。
9Rを見ながら、先日の大台ヶ原ヒルクライムのお話を聞いたり、昨日ヒルクライム中に亡くなった方がいたということを聞いたりしていました。
こういう事故、と言いますか恐らく熱中症であろうとニュースには書いてありますが不幸なことです。
楽しみのために参加したおられたでしょうに。
熱中症ならまだ防げるでしょうが、もしかしたら40才代ということで動脈内のプラークが原因での心筋梗塞や脳血管障害の可能性もあります。
もう一度じぶんがハイリスク群じゃないかチェックしておいた方が良いかも知れません。まったく人ごとではない話です。
(一部のトライアスロンでは出場に際して負荷心電図を義務づけています)
自己責任とは言え命を落としたのではあんまりです。
なので、そんなことも考えつつ、酷暑の帰りの山中越は酸素負債をなるべく増やさないように登りました。


ところでこの写真は『旧・琵琶湖ホテル』です。今や単なる『びわ湖大津館』という大津市の所有物ですが、この建物も旧・志賀高原ホテルと同様、子どもの頃には大変馴染みの深いもので、当時は夏休みに二週間ほど滞在していました。
プールが二箇所あり、25mプールの方は最深部が3mという本格的なものでした。もう片方は“当時の新館”である和室のほう(南側の建物)の前のガーデンプールでした。
どちらも残念ですが時代の流れです、仕方ありませんねえ(溜息)。
昔ながらのホテルにご興味のある方は、当ブログのカテゴリー『ホテル・宿泊』の赤倉観光ホテルや旧・志賀高原ホテルのあたりを読んでみて下されば幸いです。
また機会がありましたら旧・琵琶湖ホテルや旧・都ホテル(現・ウェスティン都ホテル京都)のことも書こうかなと思っております。
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自転車と脂肪細胞の話(主にアディポネクチン)

2010年07月16日 00時31分54秒 | スキーオフトレ
脂肪細胞はアディポサイトカインという物質を産生しています。
ただの中性脂肪の貯蔵場所だけではありません。
でそのアディポサイトカインの中には以下のようなものがあります。おおまかですが。

A:動脈硬化や糖尿病を防ぐもの
◎:アディポネクチン:動脈硬化阻止作用
◎レプチン:食欲抑制作用

B:動脈硬化を促進してしまうもの
◎:TNF-α:インスリン抵抗性を惹起
◎:PAI-1(パイワン):血栓を形成しやすくなる
◎:HB-EGF:血管平滑筋の増殖を惹起

ここで面白いのがRRARγ(Peroxisome Proliferator-Activated Receptor γ)という物質の存在で倹約遺伝子の一つです。倹約遺伝子というのは、かつて飢餓の時期が長かった日本人が長期の年月を経て獲得したものです。
しかしながら現代のように高脂肪食を摂取する機会が増えると、皮肉なことにそれが仇になって肥満やメタボリックシンドロームを惹き起こしてしまう。
なのでそれを抑えましょうと。
ここから少し難しいのですがRRARγのアゴニストを薬として作用させると前駆脂肪細胞から小型脂肪細胞を作りだしインスリン抵抗性を改善させ動脈硬化を防ぐことが出来ます。
しかしながら面白いことに、上記と逆のRRARγのアンタゴニストを薬として作用させたら今度は小型脂肪細胞を増やし、尚かつ脂肪の数も減らす(現時点でアゴニストの薬はありますがアンタゴニストの薬はありません)ので肥満防止にもなるのではないかと言われています。
ちょっと楽しみですね。
おっと薬の話とか本題から離れてしまいました。
アディポネクチンに戻します。
運動することによって脂肪の大きさは小さくなります。そうすると善玉アディポネクチンが増える。
逆に言えばアディポネクチンは太ると減ってしまう上、日本人の半分程度はそれを出しにくい体質なんですね。そのためにも、ますます自転車でメタボを防ぐことにしましょ~!
ただ運動強度はVO2maxの40~60%の中程度が推奨されているのですが、それをサイクリストが守りきれるかどうかは別の問題です(笑)
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奈良競輪場でのイベント走行

2010年07月11日 02時08分12秒 | スキーオフトレ
日曜日雨っぽいですし、土曜日は昼過ぎまで仕事ですが行っておかないと週末走れる可能性が低そう。
と言うことで(株)ゴールドスプリント社のイベントに乗っかることにしました。
奈良本場(ほんじょう)開催、決勝12R終了後、揃いの赤いTシャツを着てバンクを走ります。

ありとあらゆるピストバイク(と少しのロード)が集まってきて面白い。
愛好会ほど多くは走れませんでしたが、水分をバンクに持ち込むのを忘れ暑さと脱水で随分バテました。
こういったイベントがもっと増えると面白いなと思います。
選手の皆さま、競輪場の関係者の皆さま、主催のゴールドスプリントの皆さまお疲れ様でした&有り難うございました。
写真はバンクに入る前の控えスペース。個性的なピストが揃います。

帰ってからすぐ、メッセンジャーKAZE関係の知人に誘われていたツールドフランス観戦に四条大宮近くの居酒屋に。
しょうじきロードレースはよく分からないのですが、みんなの楽しそうな雰囲気と美味しい夕食で楽しかったデスよ。
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思い立ったら花背峠(et 自転車用の靴)

2010年07月08日 22時31分18秒 | スキーオフトレ
仕事終えて一休み。。。あっ!めちゃくちゃ好天じゃないですか(最近天気に驚いてばかりです)。
とは言えややオーバーワーク+夏バテ気味な気もします。
なので街中を省略して(車に自転車を積んで)岩倉へ。
今日はロードを積んできたのであまり緩い坂は許されない?(笑)
そんなことに拘らず楽しめば良いのですが、いちおうオフトレなので花背峠をチョイス。
気持ちの良い雲ヶ畑は踏み切りの自転車(ピスト)の時用に取っておきますか。
ペースはいつものように遅く停まらず峠へ。
夕方、、、夏の青空を見上げての一休みは至高の時間の内のひとつです。


さて靴の話。先日の魚谷峠でブヨに刺されまくった汚らしい足は気にしないで下さい。
MTBで山にはいるときの靴はローカットはモンベル、ミドルカットはメレルのトレッキングシューズを使っています。
ピストでバンクを走る時は真面目にクリートの付いたロイスウィン(Roiswin)のものを履いています。
ロードで少し長めに走りたいときはアディダスのサイクロン。これは本来SPD対応シューズですが、底の硬さが気に入ったのでそのまま使ってます。もちろんクリップバンドだけなので固定は弱いです。
この他に気楽に履ける街中のピストやロード用の靴を探していました。
ところがなかなか底がまあまあ堅くて、トウクリップに収まりがよい細身で頑丈なものがありません。頑丈でもボリュームがありすぎるとクランクとクリップバンドが擦れるのです。
で、ABCマートやSTEPに行く度に探していて(何故自転車屋は探さない、という疑問は置いといて)このたび漸くそれに近いものを発見。
パトリック(Patrick)社製のこれがそうです。ソールのギザギザとペダルの相性がいいのか、よく馴染み引き足も割合使えます。ただ専用靴ではないのでバンドで長時間縛り付けていると足が痺れてくるのが難点です。
アディダスもパトリックも元はフランス製ですが、これは単なる偶然でしょう。
PATRICK パトリック MARATHON マラソン《UNISEX:ネイビー》クラシック 9422
PATRICK(パトリック)


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魚谷峠(いおだにとうげ)

2010年07月04日 22時03分08秒 | スキーオフトレ
まさか日曜日に天候が恢復すると思っていなかったので、ゆっくり起きて時計を見ましたら正午!
携帯をチェックするとメールが入っていました。
『で、今日はどうなりますか?』
『何時集合ですか?』
うわー!完全に寝過ごしてしまった、これは大変だと思い急いで『VIGORE前に13時半集合で』と返信を打ってから押っ取り刀で用意をして出かけました。
行く先は決まっていませんが、MTB二台とMTBらしき自転車一台なので取り敢えずは北山方面でしょう。
集合した時にどこにしましょうか?と言われて、つい『魚谷峠!』と答えてしまったのは遅起きの罪の意識のなせる業でしょうか(笑)
雲ヶ畑出合橋から、松尾谷林道へ。激登りが始まります。
何とかワンプッシュで!と思うも果たせず、舗装路が途切れるほんの手前で足を付いてしまいました。結局出合橋から魚谷峠(標高760m)まで休憩込みで67分。。。
帰りは別の林道へ下り始めましたが、Google mapの航空写真でもくっきり見える右への分岐路に入り込んでしまいロス。
登り返して本来の道に戻りあとは一路下るのみ。
短時間でなかなかにハードな半日でした。
写真は下りの一場面。もはや登山道とは呼べません。
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