silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

世間、主に米国におもねたプロパガンダ発表(国立がん研究センター)

2010年11月30日 01時45分37秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
記憶に新しいかも知れませんが国立がん研究センターが『日本人女性において一日ご飯3杯または4杯以上摂取した群で糖尿病の発症率リスクが上昇した』というような発表がありました。
ご興味のある方はどうぞ。
米飯摂取と糖尿病との関連について

いったいこれは何なんだろう?じゃあパスタは?パンは?うどんは?
お金と手間をかけた大規模のコホート調査をしてこれですか。明らかに他に有意差のあるデータが取れなかったので、ちょっと出してみましたという感が拭えません。まことに苦しい論文です。税金返せ。
てかガンの研究して下さい。
しかもこの頁の下の方を見て下さい。運動をしている人にはそういう傾向は見られない。。。何を言いたいのでしょう?
で、投稿した雑誌はAmerican Journal of Clinical Nutrition
何故糖尿病なら、米国糖尿病協会(ADA)の機関誌や、Diabetes Careに出さないのでしょう?
つうかまずは日本糖尿病学会で発表してみれば?(笑)
ま、ADAやジョスリン糖尿病センターでは炭水化物を40%におさえ、尚かつGI値(glycemic index)が低い方がいいという一大キャンペンを張っているのでどうしても米国の学会に受け入れて貰いやすいのでしょう。
米国万歳な凄いもみ手状態で日本人として恥ずかしいです。
もし載せるとしてNew England Journal of Medicine、The Lancetになら見直す。ん?でも最近Lancetは。。。いえ何でもないです。
そもそもADAやジョスリンのは『食べ過ぎアメリカ人糖尿病患者さんに、この程度の食事にしましょうね』というニュアンスであり、日本人がその通りにする必要性は全く認められない。

でまあこの恥ずかしい発表を見て、極端な低炭水化物主義者は鬼の首を取ったように喜んでいるのは微笑ましいかぎり。
データを読むリテラシーが欠如しているのを露呈してしてしまいましたとさ。
実際糖尿病においてはカロリー全体のコントロール、PFC(Protein・Fat・Carbon)の比率を適正に取らないと悪化するのは目に見えています。
しかも運動療法をする方に炭水化物は必須。
つまり極端な低炭水化物推奨者というのは運動療法は無視、または必要ないと言っているのと変わらないわけです。
もっと現実を見ましょう。あんまりウケ狙いな発表には気をつけた方がいいですよ。

さて自転車。
日曜日のUTB-0での急坂トライで、月曜朝はヨレヨレ。
今日は固定ローラー47分間、平均心拍数120bpmで消費カロリーは247kcal。
なかなか運動でのカロリー消費は難しいということです。
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女子サイクリングはスタイリッシュ

2010年11月29日 01時00分12秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
日曜日はmia嬢と東京の従妹のE嬢とで紅葉観光サイクリングに行ってきました。
vigore→鞍馬寺→上賀茂神社→VIGORE
(私だけ鞍馬寺には寄らず時間つぶしで花背峠方面へ)
E嬢には我が家のVIGOREをお貸ししました。当初は馴れないバイク(普段はビーチクルーザー)に戸惑い気味でしたが後半はスイスイ。
二人を見て思ったんですが、服装とか大事よね。
ピチパン履いてる競技志向の女子サイクリストを見てると(それが別に変だというんじゃないですヨ)普段のポタの時はどんな感じなのかと思います。
機能的でかつスタイリッシュなウェアで走っているのを見てると素直に『いいなあ』と思います。


時間潰しで登った花背峠方面は写真の二車線カーブでギブアップ。
いくら家のUTB-0のギヤ倍数が2.47と低めとはいえさすがにキツイ。
ムコリンは笑ってますが私はへろへろ。また心拍数163bpmまで上がっているし(~_~;)


で、そろそろ鞍馬寺参拝が終わったかなと思い鞍馬まで下る。
紅葉は最後でしょう。きれいでした。
こんな日もまた善哉。
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NOT FRAGILE!!(メタボ健診はそんなに悪くない)

2010年11月24日 23時31分56秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
※Bachman-turner Overdriveを思い浮かべた人。
そうあなたは正解。

さて2008年からスタートした特定健診(いわゆるメタボ健診)はすっかり名前はポピュラーになりました。
いまや太っているだけでメタボと言われたりする傾向もありますね。
目的は心血管イベントになりそうな人をチェックして予防することにより、健康の維持および医療費の削減を狙ったものです。考えとしてはとても良い。
またこれは前向きコホート調査で、なおかつ保健指導による介入でどうなるか?という壮大な超大規模スタディーとも言えましょう。
あちこちで現在のメタボ健診の疑問も出ていますが、それは当たり前なことだと思います。
まだ結論の出ていない項目を加えて、とりあえず『メタボ』とくくってしまうことにしたのですから。
でもそれもある程度は仕方がない。疾患をマスで捉えようとすると感度や特異度の問題で、見逃したり大袈裟目に捉えたりしてしまうのは当然です。
それで将来、医療費が抑制されて健康な人の%が増えれば国家的には万歳です(納税の問題も含めて)。
それをここがおかしい、意味がない、基準がどうのこうのと文句を言っている人がいますが(言いたいことは凄くよく分かります)曖昧な部分があるからこそ、やってみなければ意味がない。
いや文句を言うのは良いことなのですよ。反証可能性の低いものは科学的とは呼べないですから。
しかし基準を低くすることにより病気を作って医療機関や製薬会社を儲けさせてるんじゃないか?とかいう方もおられますが、それは穿ちすぎだと私は思います。
別にメタボ健診に引っ掛かっても病気ではないし。あくまで早めにチェックして生活改善をして、本当の疾患にならないようにというのが本来の目的であって受診促進ではないはず。性善説すぎますか?

さておさらいです。
現在のメタボリックシンドローム判定基準
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウエストが男性85cm以上、女性90cm以上(内臓脂肪の面積が100平方センチ以上になっている目安)またはBMI(25以上)が基準以上で、それに加えて

1:中性脂肪(トリグリセライド)150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール40mg/dl未満
2:収縮期血圧(上の血圧)130mmHg以上かつ/または拡張期血圧(下の血圧)85mmHg以上
3:空腹時血糖110mg/dl以上

の脂質代謝、血圧、血糖の3項目のうち、2つ以上あてはまる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

個人的には今度足して欲しいものは、高感度CRP、安静時心電図、インスリン濃度、尿中アルブミン濃度、e-GFRというところでしょうか。
もちろん詳しくやればやるほどtrue positiveは増えるでしょうがきりがない。
総頸動脈IMT測定、負荷心電図、75gブドウ糖負荷試験などなどなど。

ここからは、厚労省から洟もひっかけてもらえない個人的提案です(笑)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1:BMI25以上
2:空腹時中性脂肪150mg/dl又はアドリブ中性脂肪200mg/dl以上
3:non-HDLコレステロール150mg/dl以上
4:空腹時血糖110mg/dl又はアドリブ血糖140mg/dl以上
5:HbA1c5.7%(但しNGSP値)以上(2010年12月6日に訂正。以前は6.2%としていましたが、それでは現在の正常値上限となりIGTを取りこぼす可能性があるので)
6:インスリン濃度10μU/ml以上
7:高感度CRP、2.0mg/l(又は通常法のCRP、0.2mg/dl)以上
8:収縮期血圧(上の血圧)130mmHg以上かつ/または拡張期血圧(下の血圧)85mmHg以上
9:安静時心電図で左室肥大又はST変化がある
10:尿中アルブミン濃度30mg/gCr以上
11:歯周病の存在
※注記のないものは、空腹時でもアドリブ値でも可

上記の項目のうち三項目以上当てはまるものを『心血管イベントリスク保持者』とする
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
つまりメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)からバスキュラーシンドローム(血管障害症候群)への転向です。
名付けてバスキュラーイレブン!、、、ってそんなネーミング要らんか(~_~;)
現在の項目に比して、コストが高そうなものを見るとインスリン濃度と尿中アルブミン濃度でしょうが、国が何千万のオーダーをするのであれば検査実施料金も下がるのではないでしょうか。ちなみに腹囲は省きました。
これもまたアディポネクチンだのTNF-αだのと言い出すときりがないのでこんなもので。
(LPC:血中リゾホスファチジルコリン測定ってのも面白いかもですよ)
三項目は厳しい感じがしますが、いずれも心血管イベントとの関連性が強いと言われているので、とりあえず取りこぼしをしたくないならこんな感じかな。と。
血圧測定と歯周病のチェック以外は検査値で出て、なおかつどの時間帯にも対応可能なものとしました。
あとは国の経済状況となりましょう。
いろいろ考えてみてね♪

Not Fragile
クリエーター情報なし
Island / Mercury

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過食しても人によって代謝への影響が違う

2010年11月23日 23時36分05秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
ob/obマウスと言えば、レプチン遺伝子の欠陥による今流行の言葉で言えば『メタボリックシンドローム』マウスですね。
これにカフェテリアダイエット(高脂肪食)を好きなだけ食べさせちゃうとスーパーでぶマウスになります。
人間ではレプチン遺伝子単独欠損の方はなかなかいないということになっていますが、それに近い人は結構いるんじゃないだろうかと、今日のお昼にわざわざ横浜からZRX1200でツーリング中に京都に寄っていただいた長官の昼食時の発汗量をみてそう思いました。
長官殿はやせ形で、親族の方に肥満の方はおられないとのこと。なんとも羨ましい。
昼食ははふう御所南店にて。
もちろんいいお肉を使っていて高脂質、高蛋白、高塩分ですが、とにかく美味しい!お奨めの店です。
話を戻して肥満抑制系がノックアウトされた場合は、同じ食事を摂ってもこれはほぼ間違いなく動脈硬化になります。
ついでにコレツキーラット:fak/fak(遺伝的肥満高血圧ラット)のことを調べようとして、文献ダウンロードサイトに行ったらID、パスワード忘れでDL失敗(~_~;)
まあ後日でいいや。


ところで日曜日MTBで激しくカロリー消費をして、月曜日は夜仕事終わってから京都全日空ホテルのメインバーキャッスルゲートでクラブハウスサンドイッチ、ビーフとシュリンプのオムライス、フライドチキン、ポテトというカフェテリアダイエットをたっぷりとり、その後は日課の固定ローラーもせず就寝(mia嬢はそれに加えてKrugを二杯、アラウンドザワールド、シャルトリューズソーダ割)(mia嬢も太らないんですよね)。
翌日前述の“はふう”での昼食だったもので、胃がもたれまくり(笑)
なので夜にはファットバーンの目的で心拍をあげず65分間ローラー台をしました。
おそらく褐色脂肪細胞もレプチンも多くない私はそうでもしないと頸動脈IMT肥厚しちゃうよ。
たくさん自転車で走っても体重が落ちにくい人、スリムを保てる人。不公平だが仕方ないです。って言いますか羨ましい~。
世のサイクリストやモーターバイク乗りの方、ご自分の体質(おそらく遺伝的要素)を考えながら“こんだけ運動したんだからちょっと食べちゃえ!”という考えは危険かも知れませんね。
そういう方は過食したときにスタチンのむ?(また言ってるw)
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運動時に炭水化物を摂らないと

2010年11月22日 01時13分38秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
間違いなくMTB等の運動時にはパフォーマンスダウンまたはハンガーノックに直面します。
それがGI値が高いとか低いとかは今は問いません。多くの低炭水化物ダイエットと謳っているものは、実は低GI値も組み合わせていて、読む人に“とにかく炭水化物を制限すればいいのだ”という誤解を生じさせます。炭水化物コントロールを推奨している米国糖尿病学会やジョスリン糖尿病センターにしたって、なにも炭水化物をやたら制限せよと言っているのではなく、低GI値の炭水化物を取り入れて食後過血糖を起こしやすい砂糖や精白したものを避けたものを摂取しましょうと言っているのです。
だいたい日本人と米国人のベースとなる食事が今は大きく異なります。米国がそういう発表をしたのは米国人に向けであって、本来脂質摂取が米国より少ない日本人に当てはまると考えるのは早計です。
実際、高齢者への炭水化物の摂取は総カロリー摂取の40%~50%程度を勧めています。あ、GI値の低いのを用いてという前提ですが。
日本糖尿病学会もそろそろガイドライン決めて欲しいです。
でも実際は細かいオーダーメイドの食事指導が一番なんですけどね。

で、日曜日のMTB。
VIGOREから奥貴船→芹生峠→担ぎ上げ→直谷→雲ヶ畑→VIGORE。
先週に比べると容易ですが標高差はなんだかんだ言っても700m近いのでそう楽とは言えません。


Niiji氏は朝飯前っぽかったですが。
でもそんな奥山じゃないので気楽でした。


VIGOREに着いたら、なんとhiro師匠に遭遇。同行のY23と話が通じててびっくりしました。ぜったいクロスするタイプの趣味があるとは思えないお二人でしたので(それが何かは申しますまい)。
面白いですねえ、人の繋がりって。
Y23は全国的に有名な『萌え系』の方、hiro師匠は言わずと知れた京都の自転車界のドン。
こんな二人のコラボってそうそうはないですよね♪
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ウルトラジュピター!(REVEAL STUDY)

2010年11月19日 00時56分10秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
こんな題名じゃ意味が分かりませんよね(^_^;)
JUPITER試験(Members of the Justification for the Use of Statins in Prevention: an Intervention Trial Evaluating Rosuvastatin)は高脂血症治療薬のロスバスタチンを使って心血管イベントの抑制効果をみたRCT(ランダム化比較試験)です。
あまりに良い結果が出たので、有名研究者だけでなく町医者がちまちまちまちま、やいのやいの言っていますが、そのジュピターすらびっくりのスタディーの結果発表がありました。

コレステロールエステル転送蛋白(CETP:cholesterylester transfer protein)阻害薬であるanacetrapib(アナセトラピブ、で良いかな?)を使ったDEFINE試験(Determining the EFficacy and Tolerability of CETP INhibition with AnacEtrapib)でLDLコレステロールが45mg/gL(!)、HDLコレステロールが101mg/dLとなって有害事象なし。
これを以てイベント抑制効果をみるフェーズ3でのREVEAL試験(Randomized Evaluation of the Effects of Anacetrapib through Lipid Modification)が行われるのです。
これで良い効果が出たならコレステロールの治療ガイドラインが先で変わるかも知れないですね。
出来れば一次予防にも効いて欲しいなぁと思います。なんたって気づいたときには血管ボロボロ、じゃあリカバリーしにくい。
そうなる前に食事や運動が出来ない人には、この薬は朗報となるでしょう。
この他にもCEPT系の薬剤が開発されているようです。
あとはスタチンみたいに呼びやすい名前がいいなあ。CEPTじゃキャッチーじゃない。
スタディの詳細をご覧になりたい方は Welcome to the REVEAL Study website をどうぞ。
畏れ多いオックスフォード大学公式サイトに飛びます、ははーm(__)m


あれ?今日は自転車の話題は?
えーっとスリックMTBにフレームパッドを付けて一層ポップにしてみました。
私の行ってる美容院navelで撮った写真。ダウンライトで綺麗ですねー。
MTBでもスリック履かせて街中でポップでちょっと小粋じゃない?と自己満足中。
サドルはコンコールにしました。フレームパッドはrin.project製。
細かにチェックしますとコンポはただのDEOREですが、VIGOREの刻印入りです。
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マウンテンバイク(MTB)負荷試験かっ!?

2010年11月16日 23時12分19秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
採血は自転車運動をやめてから20時間後のもの。11月15日の、ほぼ空腹時の私のデータ。
まず目を引くのがCPK(Creatine PhosphoKinase)ですが、取り敢えず異常値をあげてみますと。

AST(GOT):45U/L
LD(LDH):255U/L
CK(CPK):1192U/L
CRP定量:0.39mg/dL
あと尿酸が7.0mg/dLと境界値です。

一見すると急性心筋梗塞のデータにそっくりです。こんなデータの方が来て、心電図でST上昇でもあろうものなら検査項目に心筋トロポニンTを加えて、即CCU(Coronary Care Unit)送りです。
残念ながら前値を測定していないのですが、以前の採血では軽度のCPK上昇(200くらい)(前日固定ローラー台のあと)以外は異常値は殆どなかったはずです。
では振り返ってみましょう。セクションを3つに別けてみました。

SEC1:前日の11月14日は11時半~13時頃までアプローチである雲ヶ畑まで。
コンビニに寄ったりしつつ、そんなに負荷はかけていません。時々Niiji氏が仕掛けてくるハンドル投げ合戦に付き合うくらいです。
13時頃~14時は急な舗装路の登り。けっこうきついです。
時間01:46:47、平均心拍数124bpm、最大心拍数153bpm。休憩時は心拍数計は止めています。

SEC2:14時から1時間余は標高差300mのシングルトラックを押し担ぎ。足場も良くなく北山の担ぎ上げとしては最も苦しい場所のひとつです。身体が軋みます。
時間01:08:52、平均心拍数149bpm、最大心拍数166bpm。

SEC3:15時半~16時過ぎは若干の登りもあるが下り基調のシングル+ダブルトラック。
その後17時までは一部登り返しがあるものの下り舗装路。ただし町中に降りるまでは再々Niiji氏とカマシ合いををやっていたので楽ではありません。それが証拠に登りの最大bpm166には及びませんが158bpmを記録している。
下りくらいちょっとは休ませて下さいよ~(笑)、その後にクリーンセンタの登り返しもあるんですから。
時間01:22:18、平均心拍数127bpm、最大心拍数158bpm。
こんな感じです。

自覚症状は疲労感、軽度の頭痛といったところでしょうか。
もし直後に採血をすればもっと面白いデータが取れていたことでしょう。ミニトライアスロン(1/3トライアスロン)でのデータがありますが(*1)、私のデータの他に白血球、ナトリウム、カリウム値等も上昇しています。
まあそうでしょう。一般的にGPTはあまり上がらない筈です(骨格筋由来酵素が非常に少ない)。
夏のNiiya氏と行った花背の奥山登山の時の前後とか測ったら凄そうです。
まず間違いなく電解質異常とBUN、CRN、尿酸などの上昇が認められるのは容易に想像がつきます。
海外文献ではフルトライアスロンのものもあり(*2)ここではGOT、GPT、LDHが前値に比し700%、262%、222%の増加を認めています。残念ながらCPKは記載していないですね。
今回のデータで面白いのはCRPの上昇です。数値は大したことないですがちょっと意外でした。逆に言えばhsCRP(高感度CRP)でなくとも引っ掛かる程度の、恐らく筋肉炎を起こしているのですね。血管炎症だったらこわいけど(*3)。
んでもまあ、そう(運動による血管内皮の炎症)なったらJUPITERの評価を待つまでもなくスタチン飲めばいいのでしょうか(え?)

それにしても正直予想以上のCPKの値でした。まあ500~600くらいかなと思っていたものですから。
あんまりやりすぎると血尿(挫滅症候群)が出ちゃうよ。ほどほどに山遊びしましょう。科学的根拠に基づいて(笑)。


(*1)Blood Biochemical Alterations during Mini-triathlon Race:J.Health Sci.,9:125-131,1987加地良一ら
(*2)Triathlete characterization and response to prolonged strenuous competition:Med.Sci.Sports Exerc.,18:123-127,1986
(*3)Epidemiology of Inflammatory Markers and CHD: Evidence for High-Sensitivity C-Reactive ProteinRidker,P.M. et al.:N Engl J Med 336:973-979,1997
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少々ハード

2010年11月14日 23時51分38秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
日曜日午前11時にVIGORE前集合というのは微妙な時間です。参加した方たちの顔ぶれによってその場で目的地が決まります。
基本的に誰がどこに行きたいと言い出しても、誰も反対しない(口では、え~きつそうとか言っていますが)のが通常です。
よほど時間的に不可能な場合は設定変更がなされるだけです。もちろん一人が『今日はそうとう疲労しているので軽いところに行きたい』と言っても、じゃあそうしようか。なら登り始めのコンビニはあそこかな、みたいな感じです。
山登りと考えると、出たとこ勝負でルート決定みたいなものはあまり許されない雰囲気なのですが(私たちの)MTB遊びは緩いといえば緩いですね。
要するに正しい意味で『適当に』コースは決まっていくわけです。
その適当に合わせ各自の判断で飲食物をコンビニエンスストアで仕入れてからがアプローチ開始となります。ビギナーの方がいれば、そっと買い物かごのチェックしたり、ザックに飲み物は何を持ってきたの?とか今日は朝食べてきたかどうかなどを訊ねたりします。

今日は他の3人のメンバーが決まった時点で(Niiya氏・Niiji氏・HRD氏)ある程度きつい行程が予想されていましたが登っている途中から『やっぱりここから担ぎ上げて某岳にしましょう』と誰かが言い、じゃあそうしましょうかと誰かが言って進路変更です。
日没までの時間や、コースの難易度、疲労度などは自律的に考慮されていますので、なんとなく共同決定みたいな感じになるのが面白いところです。
こういうのって気の置けない友人同士でないと、一歩間違うと同調圧力みたいになりつまらなくなる。
林道の途中からいきなり非常に急な斜面の押し担ぎが始まります。標高900m近くあるこの鴨川源流の山に登るには遅い時間ですが、まあ~久しぶりだし晴れてきたしいいか、程度の気分です。
こんだけきついとPPARγ出まくってるかなあとか、Epac2のメカニズムってどうなってんだろうなあとかアホなことを話したり考えたりしながら登っているうちに、心拍数計MAXは166bpm(私の年齢の最大酸素摂取量100%に当たる)。。。うーんさすがにきついなあと思って150以下にペースを落としたりしている内に前の3人と離れてましたが、送電鉄塔広場で待ってくれていた3人に追いつきました。
ここから山頂までは一投足。だが15時。
冬枯れ始めた孤高の山巓に4人でいるのは最高に気持ちよいのですが、さすがにこの時間ではゆっくり出来ず、北へ尾根道を辿り古い大きな峠に挨拶をしてあとは一路林道→舗装路をダウンヒル。
VIGOREに到着時には17時。なんとか日没前です。


さて頼んでおいた街仕様クロモリMTB完成。我が家の8台目のVIGOREです。9台目(ランドナー)はのんびり待ちましょう。
これでラインナップはアルミリジッドMTB二台、クロモリMTB二台(一台は街仕様)、踏切二台(トラックレーサーとUTB-0)、フルサスDH専用MTB、クロモリロードとなりました。
基本的に二人で乗るので台数的にはこんなものかなと。
エクストレイルに二台背負って、疲れた身体に鞭打って帰宅いたしました。んー、少々ハードでした。
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コメントを下さるかたに

2010年11月14日 00時29分11秒 | コメントに就いて
既知の方のコメント以外のものは、フリーメール以外のメールアドレスを記載して頂くか、ご自分のサイトURLを書かれている方に限り公開させて頂いています。
まことに勝手なローカルルールですが、『匿名』記事や意見には“発言するという責任”が伴っていないということだと思っておりますので。
私が他のブログなどに書き込むときは必ずこれは守っています。
ご理解宜しくお願いします。
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自転車でメタボ解消する人にフェノフィブラートはどうだろう?

2010年11月13日 01時17分25秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
PPARγアゴニスティックで脂肪細胞が小型化しアディポネクチンが出て、抗酸化作用を示すのが間違いでないのならフェノフィブラートの出番がもっと多くていいのではないだろうか。
確かにLDLコレステロール低下作用はスタチンに比べて低いというものの、中性脂肪に対する効果は確かなものがあるし、そもそも採血管の乳糜をみているといかにもハイリスクで怖くなる。
それに横紋筋融解は単独使用では多くないようだし*(要文献)もっと使われてもいいのではないか。
確かにピオグリタゾンもPPARγ活性化するけど、水分貯留の問題で如何にも運動したりする人には薦めにくい。いくら低血糖が起こりにくいと言っても糖尿病薬だし無条件にいいとは言えない。
イルベサルタンは高血圧以外は使いにくい。
ロスバスタチンもPPARγ活性化するので運動家にはいいかもね。なんせJUPITER試験では正常コレステロールに使ってもいいようだから(まだ多くの議論はありますが)。
しかしながらLDLの数値については諸説大混乱中なので(ハイリスク群の数値を厳格に落とすのは当然ですよ。じゃなくて現在のLDLでいのか、nonHDLか、LDL/HDL比かという例の問題)、今のところは極端なことをせず、そこそこLDLを下げ、HDLを上げ、中性脂肪を抑えるってところが落としどころと考えるとフェノフィブラートを(サイクリスト・メタボリスト)のファーストチョイスにしても良い気がします。

その前にアレだ。
あんまり心拍数を上げすぎないようにするのが先決か。私はと言えば自転車乗って元気な自力タイプの若者と遊びに行くとVO2max限界近くまで追い込んでしまうから、冠動脈スパスムでひとり心血管イベンターになっちゃうよ。
もともと糖代謝異常や脂質異常があるわけじゃないんですけどね。
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