silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

欠点克服シリーズ(骨盤が寝ている)

2006年02月28日 00時01分22秒 | スキーテクニック編
ここは素直にG・ジュベールの「革新フランススキーp131」から転載してみましょう。
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タイトル:お尻をつき出して滑っているのでは?

この欠点は前にも述べたように派生的に背中がかたくなっていなければこの際それほど問題ではない。もしあなたの体型的理由で、このような姿勢で滑っていたとすると、エッジングがうまくいかなかったであろう。一つには、急斜面やアイスバーンで斜滑降する際に、谷膝を強く山側へしめつけることが必要である。他方ではエッジの切りかえしをダイナミックにできないであろう。スキーの上に垂直に力を加えようとすると、ひっこんだ腰は、やわらかすぎる蝶つがいのような働きをする。この姿勢は、スキーをしすぎると腰痛の原因ともなりやすい。どうやって、この欠点をなおしたらよいか? スキーをするとき、とくにエッジを立てなければならないとき、意識的に軽く尻をひっこめ、それを持続することだ。辛抱強くやれば、たとえスキーをしていないときにこの欠点が残っていたとしても、スキーをするときには、この構造を修正して欠点をなおすことができるであろう。

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G・ジュベールにしてはかなり投げやりな書き方です。
これではいけないと思ったのか、上記の本から8年後の「ザ・スキーp59」では矯正方法を述べています。
ここでは、この本の他のページを引用しているので、転載しませんが、矯正方法は、要するに緩斜面に戻って滑らかな運動を獲得せよということになっています。

実際、腰がこのイラストのようにガメラのように折れ曲がっていると、強い遠心力に身体が耐えられなくなり、スピードに弱いスキーヤーになってしまいます。
それだけではなく、コブ等では折れ曲がった腰のせいで、スキーと脛角が立ってしまい、トップから板を落とし込むことが出来なくなってしまいます。

で、私の考える矯正法も勿論、G・ジュベールのいう、簡単な斜面での低速でのなめらかな動作を獲得するというのも良い方法だと思いますが、他に考えついた方法としては…。

1:整地の場合、ビラージュ・シュテム(シュテム・ターン)をしてみる。勿論低速~中速で。で、フォールラインに絡むあたりで、腰をぐっと前に突き出す。しかし腰を出す余り、次の外スキーに腰を乗せてしまってはいけません。あくまで左右均等に注意して。
2:ウェーブがある場合。これが一番やりやすいかも。最近はパーク等でもウェーブがありますから。
まっすぐ滑り出して、ウェーブの頂点を越して下りの斜面にさし掛かったら徐々に腰を前へ突き出す(骨盤を起こす)。
3:もしコブでするなら、緩斜面の人工モーグルコース以外では考えられません。
低速でコブの凸を越して、板が溝に落ちていく時に、同じ動作をする。そうですね、下に観客がいて、その観客に大腿部の前面を見せるような感じでしょうか?

いずれにしても低速であることが肝要です。ゆっくり滑れば自分で動作を確認することが出来ますから。
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スキーの業界用語

2006年02月27日 15時30分35秒 | スキー
コブの滑り方のコツで、以下のようなテクストを時々見かけます。

コブの凸部を吸収して、越したらスキーのトップを下げる。
コブの山側では上体を遅れないようにし、谷側で脚部を伸ばして雪面を捉えに行く。
数個前のコブを見る。
吸収するときに膝を谷側に向けて先行させる。

などなど。
勿論間違っていませんが、初学者にとっては非常に理解が難しく、イメージしにくいと思います。
私も最初の頃は、手を前!吸収!視線アップ!と呟きながら滑っていましたから。
でもそれはある程度滑れる人間だからで、いきなり上のように言われても恐らく何も出来ません。
そのための練習が必要だからです。

たまにコブ斜面で、「どうやって滑るんですか?」と見ず知らずの人に訊かれることがありますが、その場で言えるのが上記のようなことです。
というか、そう言うしかないんですね。
取りあえず、遅れないように手を前に出して滑ってみてください、程度。

でも、このアドバイスで、もう既に分かりませんよね。
遅れないようにって、何が遅れないの?何に対して遅れないの?
経験者であれば、ああ、重心が遅れないようにと言ってるんだなと理解できるでしょうが、スキー用語に馴れていない人間にとっては難しい。
まあ、それくらい知っているのがスキー好きだろうと言われてしまえばそうなのですが、余りにも「業界用語」が蔓延ると、私でも理解不能な表現を見かけることがあります。

で、まあこのブログで、何とかテクストと写真やイラストだけで説明しようとしています。
避けえない「業界用語」はありますが、なるべくそれは使わないように努力していますが、谷足とか山足とか、つい使ってしまいます。
それにしても正直言って、テールジャンプだけでも先週の殆ど全部を使ってしまいました。それでも、ああ、これじゃ言葉不足だ、と思える部分があります。
そして、ある程度、スキーの「業界用語」を知っていると思われる中級者以上の方を、無意識に想定している自分がいて驚くのです。
結局は、自分も「業界用語」で考えているんじゃないだろうかと。

子供の時のスキーはいざ知らず、大人のスキーは、まず知識があって、イメージして理論が分かってから身体が動く部分がある。
なので、敢えていいましょう。身体に覚え込ませる反復練習は非常に大事ですが、それが何に繋がるかと言うことを理解していないと上手くなりません。
特にコブは頭で滑りなさい、と。そしてその出来たイメージが、実際に出来るように反復練習します。そうすれば最終的には、斜面に合わせて身体が勝手に反応してくれるでしょう。
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Slalom - Herren(スラローム男子)

2006年02月26日 11時51分44秒 | スキーテクニック編
今日は題名が日本語でもフランス語でもなく、ドイツ語。
それはまあ、トリノ冬季オリンピックの男子スラロームでオーストリアが、1・2・3フィニッシュでしたから!
普段はコブの話題が多いのですが、折角ですからアルペンスキーの話を。

写真は優勝のベンヤミン・ライヒ(Benjamin Raich)。
技術的には極端に言ってしまうと、アバルマン(avalement)テクニックの時代から、何も変わっていないのですね。
特にスタートしてしばらくの、オープンゲートが連続するところではよく分かりました。
あと見ていて思ったのは、決してスキー板をどうこうしようと思っていないこと。自分が合理的に動いていればスキー板はきれいにラインをトレースしています。
そしてもう一つ思ったことは、大回りであれ、小回りであれ、当たり前のことですが、基本の運動要素は同じであり、その回転弧や、斜面の荒れに従って、アレンジがなされているだけと言う事実です。
そこにスキーと言う運動の本質があり、スキーヤーはそれぞれ自分をアルペン、モーグル、基礎、レジャー(これは別か)とカテゴライズしていますが、実は根本的には余り意味がないということが分かります。
根幹のところから、枝分かれして行った技術なのですから、その根幹をまず掴まねばならない。
そういう意味では、日本に比較的特有の基礎スキーと言うものが底辺にあっても良いと思います。底辺と言うと誤解を招きますね。
スキーを知るためのとっかかりと言うか。
そうですね、学問で言うと、哲学にあたるでしょう。総ての学問は哲学が出発点になっています。素朴な疑問から派生していった各種の工学、天文学、医学等は総て哲学が出発点です。
話は逸れますが、その哲学の「根本的な疑問に取り組む、妥協せず考える、またそれに誠実に取り組む」と言う態度が最近の日本の専門職に反映していないのは、哲学という学問の扱いが、ぞんざいになっているからでしょうか。
だから基礎スキースクールに入るべし、と言ってるのじゃありませんよ。でも確かに優秀なスキースクールで学ぶことは、非常に有用なことも事実です。

はてさて、今日は全国的に荒れ模様。昨日の琵琶湖バレイですらオールナイト営業が中止になったのですから、本日の関西各地スキー場営業停止は仕方ないですね。
これ以上雪が解けないこと、もう数度寒波が来ることを願いましょう。
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テールジャンプを使ってコブで深回し

2006年02月25日 23時27分22秒 | スキーテクニック編
本日の琵琶湖バレイ。斜度は約25度。ザラメの深い自然コブです。

1コマ目:足場作りから、テールジャンプへのアッペル(予備動作)。
2コマ目:こんな私でもテールジャンプを使うとターン前半から雪面を捉えられます。
3コマ目:しっかり足場作り。でもストックの突き方に問題があります。基礎っち風にコブのピークで受けています。もうちょっと後のタイミングで突くとベストです。エッジングが済んでから、コブの向こう側(写真では手前側)に軽く突くのが正解です。
4コマ目:はずむようにLe Bond!!(ル・ボン!)、テールジャンプです。
5コマ目:少々右手が遅れていますが早めに雪面を捉えてスピードコントロール。多くのスキーヤーはこの部分をエッジングせずにコブの溝の底まで、ドスンと落ちていました。
6コマ目:溝の底に着いた時にはもう次のテールジャンプの用意が出来ています。

スキーヤーを画面の中心にしているので分かりにくいでしょうが、そうとう深く回し込んでいるのがお分かりでしょうか?
コブ斜面ではスキーの真ん中から後ろしか使っていないのは勿体ないことです。
テールジャンプをして、スキートップから雪面に入って行けば深回し、浅回しいずれも可能になります。

※今週はテールジャンプに明け暮れました。さて来週はノ。
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コブをテールジャンプで(2種類の説明)

2006年02月24日 11時26分00秒 | スキーテクニック編
今日はちょっとした遊びです。
まず、この写真に対する説明を、スキー用語を羅列しますからどれくらい分かるか試してみて下さい。
その下に、恐らくもっと分かりやすいであろう文章で補足解説します。
ちなみに赤線が脚部の動きや方向、青線が上体動きや方向、黄線がル・ボン(テールジャンプ)を表わします。

では…まず愛想ない方から

1コマ目:ビサージュを作り出すために、上体はフォールライン側を向き、ブラッカージュで押しずらしてスピードコントロールをしています。

2コマ目:ル・ボン

3コマ目:反対側のブラッカージュ。左手がアンティシパシオンとなっています。

では、丁寧気味に

1コマ目:スタート直後のターンなので、まず一旦両スキーを強く下にヒネリ押し出し、雪面からの反発を貰おうとしています。
と同時に上体は下を向き始めます。板は、写真向こう方向へ、身体は斜面下方向へポジショニングしていますので、下半身と上半身とのひねりが出てきます(ビサージュ)。
この後、しっかり足場を確保してからー。

2コマ目:ル・ボン!即ちテールジャンプをすることにより、1コマ目で出来た、身体のヒネリが解放され、板は自然にフォールラインに向かって落ちていきます。
この時に、無理にカカトを外へ振り出しているわけではありません。
強くスキーのトップが雪面を押さえているのが分かりますね。
コブの向こうへ飛び込んで、スキーの前半分をたわますぐらいの意識を持つと良いです。勿論実際にはそこまでは無理ですが。

3コマ目:コブの向こう側の急なところに着地。下肢は内側(手前側)にヒネられ、絞り込まれています。
そのためスキー板は、この時、写真手前側に進みつつあり、上半身は、相変わらず斜面下方向(写真では左下)を向いているので、再びビサージュの体勢が取られています。
ターン弧は、まる~く。と言うより、正確な動作をしていれば、勝手にスキー板はきれいなまる~い弧を描きます。そう身体の後ろで。

左手についてですが、このスキーヤーは常に両手が前なので、恐らく意識していませんが、実は次のターンのための先行動作となっています。
基礎スキーヤーの場合は、比較的長い間、コブの上にストックを突いているので、腕が遅れがちになり、ひいては後傾になってしまうことがあります。
その時には、敢えて左手(この方向のターンの場合)を遅れた後ろから、前へ突き出すと良いでしょう。
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当ブログに於けるスキー用語解説

2006年02月23日 11時17分08秒 | 用語解説
当ブログでは、一般的スキー雑誌やSIA、SAJで使っている用語以外のものもよく使っています。
その理由は、スキー初学者などが分かりにくいであろう特殊用語を、語感も含めてそのイメージに近いものを使おうというものです。しかしながら却って分かりにくいと言う御指摘を受けることもあります(汗)。
なんだったっけこの用語は?と思われる時は、たまにここを覗いて下さい。
スキー登山用語は、昔から日本語、ドイツ語、フランス語、英語が入り乱れています。
統一しようとしても、既に多くのスキーヤーに使われていて、もう言い替えが不自然なことすらありますので、当ブログにも非常に多く混在していますが、その点をご理解下さい。

あと、当ブログのベースとして、G・ジュベール等フランススキーの影響が強いので、若干フランス語が多くなります。その時その時に応じて()なども用いて出来るだけ、言い換えやを解説します。

発音ですが、フランス語のRはカタカナ表記が非常に難しく敢えて書けば「エフ(ルとフの中間な感じ)」となりますが、分かりやすくするために、英語的発音にしてあります。
また「impression」などは、フランス語的にアンプレッシオン又は、アンプレスィヨンと表記することもありますのでご留意下さい。
元々英単語の6割はフランス語起源と言われていますので、そう大きな差はないと思います。
随時、訂正、加筆等していきます。

※探しやすいように、カテゴリーに「用語解説」を追加しました。

1:シャス・ネージュ(仏)、プルーク・ボーゲン(独)

スキーを斜面下に向けてハの字に開いて、押し出す動作。

2:シュテム、ステム(英・仏)

片方のスキーをハの字に開き出す動作、また、それを利用したターン。

3:パラレル(仏・独・英)

平行にスキーを扱う動作。

4:ゴディーユ(仏)、ウェーデルン(独)

スキーが素早く左右に振られるターン操作。

5:デラパージュ(仏)、ザイトルッチェン(独)

横滑り

6:トラバース(英)

横断

7:フォールライン(英)

斜面の鉛直方向。

8:アンティシパシオン(仏・伊)、アンティシペーション(英)

先行動作。ターンの切り替えの時に用いられる身体動作のこと。

9:アッペル(仏)

予備動作。

10:ブラッカージュ、ブロカージュ(仏)

スキーを押しずらしながらする山回りターン。

11:ボッス(bosse・仏)

コブ

12:アバルマン(仏)

抱え込み動作。また、スキーが走ることによって、結果的に取られる動作もアバルマンと呼ぶ。

13:ルプロアマン(仏)

コブをなめるように越す技術。

14:プロジェクション・ラテラル(仏)、ウムシュタイク・シュブング(独)、ステップターン(英)

上の3技術は若干の技術の差はありますが、基本的に踏み替えターンです。

15:ピボット(英)

ある一点を中心に回ること。

16:アバン(仏)



17:ル・ボン(仏)、ジャンプ(英)

飛び上がること。

18:ビラージュ(仏)、シュブング(独)、ターン(英)

スキーでターンすること。

19:リュアード(仏)、テールジャンプ(英)

ターンのきっかけにスキーの後ろを跳ね上げること。

20:ロタスィヨン・ロタスィオン・ロタシオン(仏)、ローテーション(英)

回転時、スキー板の進行方向と、身体の前面の向きが同じになっていること。

21:ビサージュ(仏)

ネジ。上半身と下半身が逆方向にひねれていること。逆ヒネリ。
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テールジャンプ補足画像

2006年02月23日 02時08分24秒 | スキーテクニック編
今度は前から。

1コマ目:コブの落ち側の急斜面をズラシ押しながらコントロール。
2コマ目:コブの溝の底。しっかりエッジングで足場作り。
3コマ目:はずみを使ってル・ボン!明らかなテールジャンプです。
4コマ目:余裕を持って次のコブの急斜面側に着地してスピードコントロール。
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テールジャンプを使った基本的なコブのライン

2006年02月23日 01時29分07秒 | スキーテクニック編
テールジャンプ(ル・ボン!)を使って解説しましたが、急斜面荒れコブでの滑るラインを再確認。
これは昨日とは違って急斜面の深いコブです。
それでも滑るラインの基本は同じです。

1コマ目:コブの落ち側の急な斜面を削り押しながら、板を充分回し込みながらスピードコントロールしています。適切な外向傾で重心は遅れていません。
2コマ目:コブの溝に着きました。完全にスピードは押さえられています。余裕を持った足場作り。
3コマ目:テールジャンプ動作は余り見られませんが、小さくル・ボンしています。踵を引きつけ、膝は既に次のターン方向に向いています。
4コマ目:早めにコブ向こう側の斜面を捉えてスピードコントロールしています。

このように急斜面でも昨日のテクニックは使えます。
むしろ急であればあるほど、テールジャンプの意識は必要となっています。
ここでル・ボンする時のちょっとしたヒント。
2コマ目のような動作を取れたら、一旦踵を外側へ押し出した位置から、ル・ボンする時に踵を後ろへ引くような感じを持って下さい。一瞬です!
一旦ブレーキがかかったような感じです。スキー板を後ろに引き戻すような感覚。
よくこれを、自転車のペダルを逆に漕ぐようなイメージと表します。
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テールジャンプ完成編(Le bond!:ル・ボン!)

2006年02月22日 00時03分06秒 | スキーテクニック編
さて、では解説参りましょう。
本日は一人午後からスキーだったので、ムービーはありません。
そのかわり具合よく、以前人工モーグルバーンがあった斜面に有志が掘ったラインがありましたので、それを用いて解説。
斜度は15度くらい。
箱館山のコブで馴れた身には、非常に楽しく滑れました。自分自身も総て殆どのターンで、トップが斜面に押さえつけられるのを感じましたし、上体からぐんぐん板を引っ張って行けました。なので、ターンもスムーズに深い弧を描くことが出来ました。
やっと今シーズンOKが出た感じです(そんな時に限って同行者がいない…)。

そんなことは置いといて!

写真を見て下さい。一目瞭然だと思います。下の写真の自分のイメージと違いましたか?それがコブの肩を攻めるイメージなら、取り合えずその攻撃的な考えは捨てて、テールジャンプによる確実なターンをイメージして下さい。

手前から赤の斜線が、勿論スキーの軌跡です。

押しずらして行って~、溝の底に着いたらル・ボン!!(Le bond=ジャンプ)
テールジャンプをしている軌跡が黄色の矢印です。
ちょうどジャンプによって、コブの膨らみを越していますね。そして向こうのコブの斜面に着地して、押しずらし始めます。

この時、膝がスキーを先導しますので、まあるい弧を描きます。

1:押しずらしながら丸く回す。
2:コブの底に着くや否やスキーに圧を加えて一瞬で足場を作る。
3:ル・ボン!!
4:着地して1:に戻る

この繰り返しです。
もう本当にくどいですが、テールジャンプは踵を、又はバインディングのヒールピースを肛門(失礼)に近づける感じです。
時間は一瞬です。

ぎゅっと回す。ル・ボン!。ぎゅっと回す。ル・ボン!
この繰り返しです。コブの膨らみが目の前に来たら~、(下を見ちゃいけませんよ、エッジングが甘くなる)ル・ボン!
これを呟きながら、リズム良く滑って下さい。

※おまけ
今日たまたまリフトの隣に座ったアベック(フランス語)がフランス人でした。
話しかけて、しまった!と思いました。
そう、私はフランス語はスキー用語以外はbonjour位しか話せないのです(^^;
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テールジャンプの前に、まずはこの写真を

2006年02月21日 22時54分36秒 | スキーテクニック編
本日のびわ湖バレイに出来ていた、有志によるコブです。
実は4時半位から、凄く天気が良くなってきていました。
その様子は、またの機会に。
まずはこの写真を御覧になってイメージを高めて下さい。

※曇天だったので、フォトショップで、画像のコントラストを強めてあります。
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