silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

プロジェクシオン・アバン?

2006年01月11日 19時13分38秒 | スキーテクニック編
これは、現代のノルウェー人スキーヤー、オーモット(AAMODT)の滑り。
息の長い選手です。

ターン導入の身体の斜め前方向への投げ出しの分かりやすい例としてどうぞ。
左ターンのアバルマンから、右ターンに入ろうとしている場面で、下半身と上半身のねじれから開放されたスキーが弾き出され、身体自体は次のターン方向に大きく投げ出され(プロジェクシオン)ています。
勿論これは自分からの動作であり、この角度からは分かりにくいですが、斜面の垂直線(スキーヤーの重心)よりも、もっと下に身体の軸線は行っている筈です。
あと、この時点では、まだスキー板の向かう方向と、視線方向にズレがあるのが分かります。

昨日の中級女性スキーヤーのところでも書きましたが、これが出来るかどうかが、スキーの最初の関門で、上級者になってもそれは変わらず最も重要なポイントの一つです。
※前日の右側の連続写真の2コマ目に当たります。

出来ない人にイメージさせるのは大変難しく、色んな言い方や、表現法で表わす必要があります。その人のイメージに合致したレッスンや助言等を受けない限り、なかなか容易には会得できないタイミングと力の入れ方が、ここにはあります。
以下のような助言が、よくゲレンデで聞かれます。

身体をターン斜め前方向へ伸ばす(誤解を生む)
身体をターン斜め前方向へ投げ出す(どうやって?)
重心をクロスオーバーさせる(意味が分からない)
上体を谷側に被せる(それだけで可能?)
ターン外側の腕を下に持ってくる(腕だけの運動なの?)
身体の進行方向へジャンプする(どうジャンプするの)

どれも間違いではないし、一つのヒントで出来る人も中にはいるでしょう。
或いは偶然気付くスキーヤーもいます。
(すべて当てはまらないスキーヤーもいます)

一応、当ブログでは「身体の前投」(プロジェクシオン・アバン:projection avant)と呼びますが、完全な造語ですのでご注意を!
自動車に詳しい方なら、これがトラクシオン・アバンのもじりだと言うことに気付いておられるでしょう(苦笑)。

うさぎのメイデンのWeb Pageもよろしく。
ラパン・アジール(Lapin Asile)ウサギの隠れ家

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