silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

コブをスピードアップして

2009年01月30日 00時03分07秒 | スキーテクニック編
こんな斜面でスピードを出して滑る画像は、Nori氏にお任せしましょう。
ムービーを見ていると、深い吸収やそのスピード故のリカバリーヒールキック場面もあるのですが、今日の注目点はこのライン取り。
ほぼまっすぐ下のコブの肩をめがけて身体ごと落下してゆきます。
強靱な筋力と俊敏性が必要であり、一般のスキーヤーが真似を出来るものではありません。
しかし調子がいい時や雪が柔らかい時には、エッジングを早めに切り上げて自分の限界スピードを上げる練習もすべきでしょう。
スキー板はこのまままっすぐコブの膨らみに押しつけられて、その勢いでスピードコントロールをしています。
モーグルらしい気持ちのいい滑りですね。
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スキー板の踏みつけからビッサージュへ

2009年01月29日 01時11分22秒 | スキーテクニック編
スキー用語に親しんだ方なら『もっと板をそこで踏んで!』と言われてもすぐにその動作をするでしょうが、初学者には非常に分かりにくい表現です。
日常生活とはかけ離れたスキー用語の『踏む』についても考察してみましょう。
ふつう踏むと言えば膝の伸び縮みの有無を問いません。また重心のありかも関係ありません。
ところがスキー用語ではスキー板に効果的に荷重することを踏むと呼びます。

では実際にはどうするか?
モーグルスタイルのずらし回しのターンで解説しましょう。山回りは斜面を削り取っているいるようなイメージですね(コブの膨らみ=裏側に当たる)。
穏やかなカーブを描きながらの斜め前方への横滑りと言い換えても良いでしょう。
そこから次のターンに入るためには上半身と下半身のねじれ(=ヒネリ:ビッサージュ。アンギュレーションと表現する人もいる)の解放を原動力として使うわけですが、まずは足場を固めなければいけません。
そこでスキーの前半分あたりを意識して板に荷重します。
実際の動作としては
1:スネを深く曲げて谷側のスキーに強く体重を乗せる。ショートターンになればなるほどこの動作は素早く!
2:と同時により効果的に荷重するために外向傾姿勢を深める。谷側の肩と谷側のスキーを近づけるイメージが良いでしょう。
この動作を正確にするとスキー板はたわみ反発します。
身体のビッサージュとこの反発を活かしながら、重心を斜面下方向へ落とし込みます。
ここが最も難しいところで、腰(または下腹部)を斜面下に落とし込むようなイメージを持つといいでしょう。おへそを下に向ける感覚でもいいと思います。
このための練習は斜度のないところ又は斜滑降でやります。
まっすぐ進んで腰を前へ一気に突き出すような感じ。勿論両手は前に。
どうです?板が煽られませんか?
基礎スキーのようなサイドカーブの強い板ではここまで明確な動作は必要ありませんが、それでもこの練習をしておけばシャープなターンが可能になります。

要するに踏むという動作は今一定の荷重で滑り続けているスキー板に(方向転換であれ減速であれ)きっかけを与えることに他なりません。
そのための動作が上記のようなものになるわけです。
写真はアイスバーンのコブ斜面での場面。
強く踏みつけて強い上半身と下半身のヒネリ(ビッサージュ)を生み出しているところ。強い踏みは次のターンの原動力になります。

(びわ湖バレイ、ホーライ北ゲレンデ下部三角斜面にて)
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ラインコブ

2009年01月28日 15時15分48秒 | スキーテクニック編
斜度が緩くともピッチの早いラインコブは難しいものです。
急斜面の自然コブは滑れてもラインコブは苦手という方も多いはず。
素早い動作が必要とされ、下がアイスバーンの時などは特にスピードコントロールが難しく、そのためにはスキーと上体のヒネリ角を稼ぐために下肢の低いポジションを取ることが重要です。
そのためには筋力も必要ですね。
あとは斜度が大したことがないのであれば、寧ろ積極的にまっすぐ目の滑りを心がけで見ましょう。
一瞬でエッジの切り替えをする技術があるのであれば意外にこのやりかたの方がうまくいくかもしれません。
この日のラインコブは斜度は15度程度だったのですが、下がアイスバーンのこともあり殆どの基礎系スキーヤーが後傾でした。
写真の滑りも難ありですが(笑)、少なくとも谷側の板と重心を離さずにおこうという意志は感じ取れます。

(びわ湖バレイ、ホーライ北ゲレンデ上部にて)
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NO Guts,NO Glory,that's SKI

2009年01月27日 21時28分44秒 | スキー
晴天から吹雪に変わり、時刻は17時も過ぎて。
今日幾度目の彼女の挑戦でしょうか?
Xactiを持つ手が凍えるのも忘れて私はその滑りに見入っていました。
ガリガリと音を立てるバーンを納得のいくまでリフレインする姿にスキーの上達の神髄を見た気がして、思わず口走ってしまいました。

『No Guts, No Glory!』

朝鮮戦争の米国エースパイロットであるBoots Blesse氏(F-86セイバー!乗り)が著書でそう謳ったように、スキーに於いてもこれは必要なことなのでしょう。
ある程度うまくなると、私たちは何かを忘れるのかも知れません。
触発された私もリフトが止まるまでお付き合いしたことは書き記すまでもありません。
(この数度後、M嬢は完璧にその日の課題をクリアしてアイスバーンのコブ斜面を滑り降りてきました)
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久しぶりの『みんなのコブ滑り』

2009年01月25日 23時57分31秒 | スキーテクニック編
斜度は25度程度、コブは深く硬い斜面です。
1:高速で縦に降りてくるNori氏。コブの肩を使っての素晴らしいスピード。
2:今シーズン2回目とは思えないNy氏。コブの裏側をスキー板をしならせるテクニカルな滑り。
3:スピードコントロールを重視した私の滑り。スピンスピードが鍵。
4:基礎の滑りの要素を入れたM氏の滑り。ズラシと回し込みの融合。
5:早めにコブ斜面裏側を捉える滑りを見せるMia嬢。ライン取りはモーグル系。
6:腰が回りがちなEb氏ですが、ここはしっかり谷足を踏み込んでクリア。

久しぶりに同じ斜面での皆さんの滑りを並べてみました。
個性豊かで面白いですね(^^)
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上達しないスキーヤー

2009年01月23日 09時41分16秒 | スキー
たくさん日数を滑っていてもスキー(に限らずですが)が上達しない人がいます。
体力や年齢の問題のこともありますが、他にも的確な指導を受けていない、教えてもらったことを間違って理解しているなどがあると思いますが、最も上達を妨げるのは『自分への間違った評価をする』ことではないでしょうか?
他者から言われるならともかく少なくとも自ら“うまくなった”という不遜な人がうまくなっていた試しがありません。
昔から言う自己流の問題に近いものがあります。
自分ではそれなりに滑れていると思っているからなのでしょうが、傍から見ていると根本的な解決はされていません。
謙虚さがないと上達という芽は簡単に潰されてしまうものではあります。
たとえ検定に受かったとしても、それはたった70%のことが出来ているという証拠にしかなりません。
実るほど頭を垂れなければその実質を掴み取るのは不可能なのでしょう。
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シーズンイン

2009年01月12日 23時18分12秒 | スキー

遅めになりましたが、09シーズンは白馬から始まりました。
12月に近場のスキー場に行くことはありますが、年末年始の白馬は欠かせません。
半年以上のブランクは容易に重心を後ろに持っていきます。
まずは基礎のスクールで横滑りや内足の使い方を履修し、その後さのさかへ移動。
フリーで一日滑った後にモーグルスクールに入校して基礎からやりなおす。
(注:今シーズンからさのさかモーグルスクールはなくなり、SAJのさのさかスキースクールに三日前に申し込むことによって、スキー場と契約している昨年までのさのさかモーグルスクールのスタッフによるレッスンを受けることが出来ます)
最終の五日目は栂池でフリーラン。
長距離の滑りの出来るスキー場での1日は(緩斜面であれ)、たった500mしか滑れないゲレンデの10日分、いや20日以上の効果があると思います。
そこでは無駄のない重心移動、スピード、新しい動きを得ることが出来ます。
とは言え住んでいる場所柄、短距離の近場のスキー場に行かざるを得ないので、それも大切にしなくてはいけませんね。
尤も技術錬磨だけがスキーではないし、気楽に遊びにいくだけの時は大いに楽しめばいいでしょう。
写真は栂池(でのパートナー)。
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