河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

ドイツの名銃・ ルガー P08

2021-09-23 11:51:20 | 軍事
【発掘 世界の銃】第4回 ルガー P08【ゆっくり解説】






ルガーP08は、ドイツの名銃として有名です。

その生い立ちは古く、



ドイツの銃器設計者、ヒューゴ・ボーチャード(1844~1924)が、
1880年代にそれまでの銃は長く、重たいライフル銃の様な形式だったのを、
世界初の自動拳銃(片手で射撃できるピストル)
ボーチャード・ピストルを開発しました。





この銃をアメリカ海軍に売り込みをはかったのですが、
売り込みは失敗に終わりました。
失敗の原因は、ピストルとしては重く大き過ぎたのでした。



失敗に終わったボーチャードピストルを改良し、
新しいピストル(ルガーP08)を開発したのは、
ゲオルグ・ルガー(1849~1923)でした。

その原型は1893年に完成しました。

タナカ ルガーP08 1918 エルフルト 4インチ HW ガスブローバック ガスガン 2021年6月の製品


このピストル最大の特徴はトグルアクションと言われる部分で、
支点で2つに曲がって伸縮をする動きが、まるで尺取虫に似ている事です。
それ故にルガーP08拳銃を「尺取虫」などと言ったりします。
尺取り虫・・ホントにその通りな動きで笑ってしまいます。

ルガーP08は、
1904年に海軍。
1908年には陸軍に、制式採用され、
以後長くドイツ軍を言えばルガーと言われる代表的な拳銃となりました。
それは1943年まで生産され、
1938年に後継モデルの、ワルサーP38が制式採用されるまでの、
約30年間、ドイツの制式銃であり続けたのです。



ドイツ軍人にも、ルガーP08は愛され、
高級士官の間ではこういった装飾を施したルガーをプレゼントしたりしたそうです。



空軍元帥だった、ヘルマン・ゲーリングもルガーを愛し、
後継銃のワルサーP38が開発された後も、
空軍の制式拳銃として採用し続けたのです。

余談ですが、
第二次大戦のアメリカ兵の間では、日本軍の軍刀と並び、
最も人気の高い戦利品がルガーP08だったそうです。

私も以前ルガーのモデルガンを持っていました。
昔のモデルガンは現在みたいな法律的に色々な制約が無く、
鉄の質感、色、重さ・・どれもまるで本物でした。
あれは相模原の自動車ポンコツ部品屋に何かを探しに行った時、
たまたま事務所に置いてあり、
御主人が「欲しかったら持っていっていいよ」で貰った物でした。

それは本物と同じでドライバー無しに全部がバラバラに解体できるのです。
そんな事をやってるうちにぶっ壊れてしまい、
それで捨ててしまったみたいです。
でも、今になって「捨てなきゃ良かった」と後悔しきりです。

また再びあいつを買い直すか?
でもそれをやると、妻からぶっ殺されちゃいそう(涙・涙)



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 最近流行の、電動キックボード | トップ | 拝啓・本田宗一郎さま »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

軍事」カテゴリの最新記事