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鉄かぶとのお国柄

2023-07-24 18:49:01 | 軍事
第二次大戦の戦争映画を観ていると、
兵士たちが被っている鉄兜(ヘルメットと言うべきか)によって、
どこの国が戦っているかが、一目瞭然となります。





それが最も顕著なのが、シュタールヘルムと言われるドイツ軍のヘルメットです。
「おかっぱ頭」と陰口を叩かれる、その独特なスタイルを見れば、
一発でドイツ軍が出てくる映画と分かります。



ドイツはプロイセン王国時代から、と言いますからかなり昔から、
ピッケルハウベと言われるヘルメットを使っていました。
しかし塹壕戦でピッケルハウベは革製なので、砲弾の破片などから頭部を護る事ができず、
頭頂部の金属製スパイクが遠距離から目立って狙撃の標的になりやすいなど、
近代戦の戦場に不向きである事が判明したので、
1916年から、シュタールヘルムに替わっていきました。

ドイツ軍に対抗して登場するのは、殆どがイギリス軍です。





ドイツ軍が(おかっぱ頭)なら、
イギリス軍のヘルメットはまるで(お鍋のフタ)みたいな、
お世辞にもカッコイイとは言えないスタイルですね。
こんな真横が剥き出しのヘルメットで果たして頭部を護れたのでしょうか?

最も一般的なのはやはりアメリカ軍のヘルメットかもしれません。







というか、戦争映画はそれだけアメリカ映画が多いからなのかも知れません。
日本の自衛隊も、この形のヘルメットを採用してますね。



では、日本軍はというと、これ。
左右対象で、あまり面白味の無い、あまりカッコ良くないスタイルです。
私のオヤジ、陸軍砲兵隊少尉の父親もこれを被って、威張りくさっていました。
子供の頃、父親が戦地から持ち帰った物だったのか、この鉄兜が我が家にありました。



また、こんな帽子もあったんですよ。
あれはきっと、進駐軍で働いていたおばさんが持ち込んだ物だったんじゃないかな。



それどころか、こんな防毒マスクもあったんです。

あれやこれや、現在それらが我が家に残っていたら、面白かったのにね。
メルカリ辺りでいい値段で買い取ってくれたかもね・・・


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