車を走らせていると、こんな危ない感じのトラックを見かける事があります。
こういった一目瞭然な車は、勿論見れば分かります。
こういった車の後ろを走る事は、極力避けるのが、我が身の安全というものです。
特に高速道路では風圧が強くなるので、
いつ荷台の物が吹き飛んで来るかも知れず、それは大事故につながります。
如何にも、見るからに危険な匂いがする車は、まだ沢山ありますが、
それは、見れば分かるんですから、まだいい方でしょう。
問題は見てもそれと分からない危険性を持った車がフツーに居る事です。
それはいったいどんな車なんでしょう?
それは、何かというと止まりたがる車なんです。
それはどんな意味でしょう?
車を運転してる人というのは、出来ればあまり止まりたくない、
そのままのスピードを維持したまま、ズーッと走り続けていたいものなんです。
赤信号に引っかかれば、仕方ないやと止まっているのが殆どのドライバーの心情です。
ところが中には、止まりたがるドライバーというのが居るのです。
これは見ても分りません。
その車の後ろに付いて初めて分かるのです。
その車は何かというと、歩行者が道路を横断したがっているのを察し、
「どうぞ~」っとやりたがるのです。
これは、特に自動車教習所を卒業したばかりの若葉マークの車にありがちなんです。
確かに教習所では「横断歩行者が居たら必ず止まりなさい」
といった建前を教えていますから、待ってましたとばかり、これをやるんですね。
これが後続車にとっては危険極まりない大迷惑行為なんです。
私自身まだまだ未熟だった若い頃、
前を走る車が突然、急ブレーキをかけて停止しました。
停止する要素が分からず、私は突然の急ブレーキに仰天しました。
幸い事故にはならずに私の車も停止したのですが、
いったい何で急ブレーキで停止したのかというと、
その車の(おばさん)は、ガソリンスタンドから出ようとしている車に(どうぞ~)とやったのです。
目の前で急に進路を譲られたドライバーもビックリしながら前に出ましたが、
その彼だって「あんなに急に止まられても逆に危ないよな」と内心思った筈です。
私の姉が中年になってから免許を取った時も、
私が助手席に同乗している時に、(どうぞ~)をやった事があります。
私は驚いて、姉を叱りました。
「貴女はまだ自分の車のコントロールも満足に出来ないのに、
他人の車の面倒をみようなんて10年早い。
あんな余計な事は絶対にやっちゃダメだよ、それは事故の元だよ」と諭しました。
もし急ブレーキで他車に進路を譲り、それが為に後続車が追突したら、
加害者になり、それ故に被害者になるのは後続車です。
こんな車の後ろには絶対についてはダメですよ。
泣きを見るのは貴方ですよ。