日本最初の軽自動車であり・・今もなお走る オートサンダル FS型 おそらく最後の現存車。
これは、日本の軽自動車の元祖であり、
1951年(昭和26年)に製造された、中野自動車工業製の、オートサンダルFSです。
勿論、私も初めて見る車で、驚くと共に興味津々です。
エンジンはサイドバルブ(SV)今どきサイドバルブなんて皆無です。
その後、バルブはOHV・ OHC・ DOHCと進化して行きました。
348cc、馬力は5馬力、今どき50ccのバイクでも7馬力は普通です。
勿論冷却は空冷、単気筒、 車重は390キロ。最高速度45キロ。
エンジンの始動方式が、何とキックペダル。こんなの見た事もありません。
そして変速機が、これまた信じられない方式、勿論初めてみました。
この車はあまりに低速で高速道路は走れません。
まぁ、これで高速道路を走りたいと思う人は誰も居ないでしょうけど(笑)

さて、初めの軽自動車は、1955年(昭和30年)の、
鈴木自動車が製造したスズライトという事です。
私はこの車は全く覚えていません、全然知りませんでした。
初めて軽自動車(軽四輪)という車種を意識したのは、スバル360でした。
スバルは、かつて数々の航空機を製造した中島飛行機の後身、富士重工業が、
自動車業界に乗り出したデビュー車です。



かつての戦闘機の技術で造った、モノコック構造の優れた車でした。
私も確か一度だけ運転した記憶があるのですが、
軽い車体に優れたクッション構造の、紛う事なき(名車)です。
ドイツのフォルクスワーゲンは(かぶと虫)と言われましたが、
スバルは(てんとう虫)と言われ、親しみを感じさせました。
16馬力、トルク3,0KG、車重385キロ。
1958年ー1970年まで造り続けられ、39万2000台を販売しました。
このスバルは、現在でも元気に走っているのを見かける事があります。



人気のスバルに一死報いるべくマツダがクーペスタイルの軽四輪を造りました。
マツダR360クーペです。
1960年ー1966年。30万円。
30万円といっても、現在に換算するとその4,5倍、135万円くらいの感覚でしょうか?

これは工業デザイナーの小杉二郎がデザインしました。
16馬力、トルク2,2キロ。OHV空冷V型2気筒。車重380キロ。
スバルは大人4人が乗れる車でしたが、マツダはクーペだったので、
大人2人、後席は子供2人の造りでした。
生産台数は約65000台でしたが、あの頃はこんな小さくて狭い車にも、
諸民は(マイカー)意識で大切にしたんですね。


しかし、R360はあまりにも狭い、
家族4人がみんなでドライブに行きたいよね、というので、
マツダが、如何にも自家用車と見える軽四輪を新たに造りました。
キャロルです。1962-1970年まで約26万台と、売れましたね~。
何しろ計四輪初めての4ドアセダンなんですから。
水冷4サイクル直列4気筒、それは当時のクラウンなんかと同等ですからね。
18馬力、トルク2,1キロ。車重525キロ(これはあまりにも重かった)
だから例えば家族4人が乗って箱根なんかに行ったら、ホントに登れたのかね~?
あの頃は、日本人が段々と金持ちへと右肩上がりになっていった時代ですから、
庶民は(一家に一台、自家用車が欲しい)と涙ぐましく、ささやかに、健気に、
貯金をして、ローンを組んでキャロルなんかを買ったのですね。
いつだったかテレビでそういった昔話をしてたのを観ましたが、
「今はベンツを買ってもそんな嬉しい思いは感じない。
それより昔、初めて軽自動車を買った時が、どれほど嬉しかった事か」
そんな話をしてました。
本当に時代は変わっていくんですね。
半世紀50年、あるいは60年経つと、人も心も変わってしまいますね。
これは、日本の軽自動車の元祖であり、
1951年(昭和26年)に製造された、中野自動車工業製の、オートサンダルFSです。
勿論、私も初めて見る車で、驚くと共に興味津々です。
エンジンはサイドバルブ(SV)今どきサイドバルブなんて皆無です。
その後、バルブはOHV・ OHC・ DOHCと進化して行きました。
348cc、馬力は5馬力、今どき50ccのバイクでも7馬力は普通です。
勿論冷却は空冷、単気筒、 車重は390キロ。最高速度45キロ。
エンジンの始動方式が、何とキックペダル。こんなの見た事もありません。
そして変速機が、これまた信じられない方式、勿論初めてみました。
この車はあまりに低速で高速道路は走れません。
まぁ、これで高速道路を走りたいと思う人は誰も居ないでしょうけど(笑)

さて、初めの軽自動車は、1955年(昭和30年)の、
鈴木自動車が製造したスズライトという事です。
私はこの車は全く覚えていません、全然知りませんでした。
初めて軽自動車(軽四輪)という車種を意識したのは、スバル360でした。
スバルは、かつて数々の航空機を製造した中島飛行機の後身、富士重工業が、
自動車業界に乗り出したデビュー車です。



かつての戦闘機の技術で造った、モノコック構造の優れた車でした。
私も確か一度だけ運転した記憶があるのですが、
軽い車体に優れたクッション構造の、紛う事なき(名車)です。
ドイツのフォルクスワーゲンは(かぶと虫)と言われましたが、
スバルは(てんとう虫)と言われ、親しみを感じさせました。
16馬力、トルク3,0KG、車重385キロ。
1958年ー1970年まで造り続けられ、39万2000台を販売しました。
このスバルは、現在でも元気に走っているのを見かける事があります。



人気のスバルに一死報いるべくマツダがクーペスタイルの軽四輪を造りました。
マツダR360クーペです。
1960年ー1966年。30万円。
30万円といっても、現在に換算するとその4,5倍、135万円くらいの感覚でしょうか?

これは工業デザイナーの小杉二郎がデザインしました。
16馬力、トルク2,2キロ。OHV空冷V型2気筒。車重380キロ。
スバルは大人4人が乗れる車でしたが、マツダはクーペだったので、
大人2人、後席は子供2人の造りでした。
生産台数は約65000台でしたが、あの頃はこんな小さくて狭い車にも、
諸民は(マイカー)意識で大切にしたんですね。


しかし、R360はあまりにも狭い、
家族4人がみんなでドライブに行きたいよね、というので、
マツダが、如何にも自家用車と見える軽四輪を新たに造りました。
キャロルです。1962-1970年まで約26万台と、売れましたね~。
何しろ計四輪初めての4ドアセダンなんですから。
水冷4サイクル直列4気筒、それは当時のクラウンなんかと同等ですからね。
18馬力、トルク2,1キロ。車重525キロ(これはあまりにも重かった)
だから例えば家族4人が乗って箱根なんかに行ったら、ホントに登れたのかね~?
あの頃は、日本人が段々と金持ちへと右肩上がりになっていった時代ですから、
庶民は(一家に一台、自家用車が欲しい)と涙ぐましく、ささやかに、健気に、
貯金をして、ローンを組んでキャロルなんかを買ったのですね。
いつだったかテレビでそういった昔話をしてたのを観ましたが、
「今はベンツを買ってもそんな嬉しい思いは感じない。
それより昔、初めて軽自動車を買った時が、どれほど嬉しかった事か」
そんな話をしてました。
本当に時代は変わっていくんですね。
半世紀50年、あるいは60年経つと、人も心も変わってしまいますね。