久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

大学へ、記念日式典へ、週末も大忙し・・・

2012-12-20 14:10:36 | Weblog
 先々週の土曜日、九州大学・福岡県教育委員会共同シンポジウム「新たな未来を築くための人材育成と教育の接続」に行ってきました
 まず、東大の清水副学長より「秋入学と総合的教育改革」と題した講演がありました。私はこれまで、どちらかと言うと秋入学に関しては懐疑的だったのですが、今回その意図やすでに試みが始まっている話などを聞き、大学改革の大事な視点が感じられ、これはいいことではないかと思えてきました
 聞くまでは、外国の秋入学に合わせてだろうか、特にこれから大学も競争時代なので、海外からの留学生を受け入れるために入学時期を変えたいのではと思っていました。しかし今回の話で、高校を卒業してから大学入学の半年の間、リセット期間として、大学における主体的な学びへの転換期間としたり、国際的な学習体験をしたり、ボランティアをしたり、大学に入るまでのとても有効な時間が考えられているようです

 まずここで、高校を卒業してから大学までの接続が見えてきたように思いました。
 そして、2部のシンポジウム。企業、義務教育、高校教育、大学、それぞれの立場から小学校から大学までの教育の接続について議論されました。
 小学校から中学校は、このところ言われている中1ギャップ問題の解決も含めて連携されてきているようです。中学、高校は中高一貫校が増えてきたように少しずつ動いてきているように見えます。そういう意味では、高校と大学がどうもまだまだのような印象を受けました。受験のあり方も含めもう少し連携が進めばいいなと思いました。

 このような教育全般を考える機会は大切だと思いました。会場には教育関係者が多数みえていましたので、日々の教育だけではなく、このような視点で教育を見直していただければと思った次第です。


 そして次の日、日曜日は、「絵本の日」制定式典に、寒い寒い中出席してきました。この「絵本の日」は福岡市内の小児歯科が、今年病院の隣に絵本と図鑑のライブラリーを作られたのを記念して制定されたものです。記念日は11月30日
 記念日って、記念日協会に申請して認められると制定できるのですね。知りませんでした。そして何と、記念日協会って長野県にあるそうです。当日は、長野から協会の代表の方が来られていました。

 なかなかいい式典でした。高島福岡市長の絵本の読み聞かせがあったり(プログラムにも書いてなくびっくりさすがに元プロ。上手でした)、水田元九大病院長(現在は絵本と図鑑の親子ライブラリー館長)の素晴らしいお話があったり、子どもたち一人一人好きな絵本を絵に描いて発表したりと、中身のある、そして心温まる式典でした
 本当に寒い寒い朝でしたが、出かけて行って良かったなーと思うと同時に、親子のコミュニケーションの大切さ、絵本の素晴らしさを感じた日でした。