久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

とうとう12月になってしまいました話

2010-12-02 10:31:57 | Weblog
 今日から12月、当然ながらあと1か月で今年も終わり。来年も時は続いていくのですからあと1か月と騒ぐことはないのかもしれませんが、一応区切りとして、12月一杯でいろいろ収めたいということでしょうか、何だか気が焦ります

 11月も目まぐるしく過ぎて行きました。修猷館での講演の後、10日には、4大学連携で「地球環境問題を地域から考え、行動する」という目的で作られていた「国公私立大コンソーシアム・福岡」のパネルディスカッションが、今年は「福岡都市圏における環境問題への提言」と題して開催され、パネラーとして出演しました。昨年に続いて2回目の出演です。
 私は、今回この中で、市民・消費者への環境問題の啓発は続けていかなくてはいけないが、それにも限度があるので、街づくり、車の乗り入れ、住宅、商業施設など、これらに環境に配慮したシステムを導入していかないと、これ以上CO2の排出を減らすことは難しいのではという発言をしました。

 10月の石炭のパネルの時もそうでしたが、今回も7~8分で自分の発言したい要旨を言うことになっていました。確かに、パネルで一人の人が長々しゃべると聞いている方はおもしろくないものです。しかし、話す方は大変です。1時間話せと言われる方が楽なのではと思ったり。
 パネルの成功は、時間管理とコーディネーターのもって行き方にかかっていると言っても言い過ぎではないと思います。パネラーがたくさんいるとどうしても時間が押してしまいますが、時間オーバーはいただけません。聞いている方もダレてくるし、出ている方も「私は時間を守って簡潔に言ったのに・・・」という不満が残ります。
 まあ、いろいろな方の意見が聞けるので、いい勉強になりました

 次の週は、西部リサイクルセンターで活動されている方々に講演とワークショップのお手伝い、そして、先週は、福岡市の環境審議会での熊本視察にいきました
 今回の視察は、熊本の水事情の話を聞くことと現地見学。熊本市・周辺14市町村の水道水はすべて地下水だった、ということを今回初めて知りました。(帰ってから回りに話すと、知らなかったのは私だけだったようです・・・とほほ)
 阿蘇からの地下水脈がいくつもあって、まさに自然の恵みきちっとした管理のもと、潤沢に、またこれからも安心して供給できるようにさまざまな対策がとられていることがわかりました。
 たとえば、水質検査は当然のことですが、採取量が減る傾向にあるなかで、節水を呼び掛けたり、特に水源近くの環境を守るためマンション建設をやめたり、さまざまな努力がされていることが分かりました。
 話の後、健軍水源地や江津湖を実際に見させていただき、そこでも詳しくお話しを聞くことができました。一番驚いたことは、熊本市民10日分の水が常時備蓄されていること、また、地震で震度6以上を検知した時は、すぐに水道水を止め、給水車に繋げる管に水が行くようにしているなど、市としての水に対する取り組みの力の入れようでした。

 福岡の水事情はというと、大きな河川を持たない苦しみを味わってきた結果、2度にわたる渇水を経験し、市民には節水意識を、そして市としては海水淡水化を成功させるなど、その事情に応じた政策をやっています。
 自分の住む場所を考える時、便利や華やか、店がたくさんあるというのも選択肢ですが、自然が豊か、ほっとする、水がいい、水が豊かというのもこれからの重要な選択肢になるのかもしれないなーと思った視察でした。

 それから土、日は消費生活アドバイザー2次試験の面接官をしたり、県の男女共同参画センターあすばるで事例発表をしたり、今週は、市の循環の会議に出たり、九州行政評価局の会議で、国民の苦情を検討したり、何しろ多岐にわたる仕事をさせていただいています。資料を読んだり、私なりの意見を言ったりすることは大変でもありますが、いろいろなことが見えてくるし、勉強になるし、毎日バタバタしていますが、結構楽しんでやっています