久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

映画「レオニー」見ましたか?

2010-12-24 11:45:35 | Weblog
 昨日は天皇誕生日、祝日でお休みでした。毎年、この暮れの忙しい時に”お休み”、仕事では日にちが足りないいや大掃除の日が1日増えて良かった・・・などなどいろいろ考えるのですが、昨日は午前中映画に行って、午後から大掃除。
 どうしてこの時期に朝から映画かというと、今回見た「レオニー」は以前から気になっていた映画だったのですが、大学の先輩からメールが届き、「是非見てほしい」ということで、彼女から前売り券を買っていたのでした。

 映画の内容は、彫刻家ノグチイサムの母レオニーが主人公で、彼女の強い生き方がストーリーになっています。中村獅童が父親役で、詩人ということもあるのでしょうが、昔の日本男性の身勝手さ、横暴さが彼女を苦しめ、その人と付き合って子供を儲け、日本社会で大変苦労するのですが、いつも自分で生き方を決めていく強さが描かれていました。
 松井久子という女性監督の作品であることにも惹かれました。また、ドラマの中に母校の創始者である津田梅子が出てくるのも是非見たい理由のひとつでした。アメリカの大学に留学中の梅子とレオニーが会う場面と梅子が東京で英学塾を作った所にレオニーが訪ねていくという2か所に出てきていました。

 一人で子供を産む、子供を連れて遠い道のり馬車で母親の所に訪ねて行く、また子供を連れて日本に船で来る、言葉も分からない日本で一人で生きていく、など考えられないような困難だらけなのですが、この映画に貫かれているレオニーという女性の意志の強さに圧倒されます。特に、息子の芸術家としての才能を見出し、医学部に行っていたのをやめさせるところは、同じ親としてすごいなーと思いました。

 この映画は少しマイナーなのか、大きな劇場ではなく、KBCシネマという映画館で上映されているのですが、すでに終わりがけで、1日1回それも朝の10時からしかないのです。昨日を逃すと行けそうにないので、それで昨日だったのです。これまでにもこの映画館の作品は、奇をてらわずなかなかいいのをやっているので、何度か行ったことはあるのですが、休みの日の午前ではなりますが、結構入っていました。この日の予告編で見たものも全部見てみたいと思うような作品ばかりでした

 昨日は、普通よりも1時間ぐらい遅く起きて、いつも通り洗濯物を干したりして、9時に家を出たのですが、休みの日の朝の天神は、いつもと景色が違い、ちょっと新鮮。バスが思ったよりも早く着いたので、近くでコーヒーを飲んで時間を潰します。カウンターで外行く人を眺めながら、ちょっとおいしいコーヒーを飲んで、すごく贅沢な気分。こういう時間も必要ですねー。

 帰りは、休みの日は相変わらず天神を抜けるだけで20分近くかかってしまい、結局うちまで1時間近くかかり、バスの中で寝込んでしまって1停留所寝過ごしてしまったという・・・しかし天気も良かったので、帰り着いてからは、庭の草むしり、納戸の片づけ、掃除など大掃除もはかどった1日となりました