久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

環境アセスって知っていますか?

2011-09-28 11:53:11 | Weblog
 昨日、福岡市の環境アセス、正式には「環境影響評価審査会」が開催されました。この会議は今年10年目になるもので、平成10年に福岡市環境影響評価条例が出来て作られた委員会です。すなわち、条例に規定された大型案件について、その工事をするにあたっての環境影響を評価する会議です。
 初めこの会議の流れが分からず苦労しました。また他の委員はほとんど水質、地質、振動などの専門の大学の先生なので、なぜ素人の私が委員にと思ったのですが、消費者や市民の視点から意見を述べるようにと入っているようです。
 ですから、私なりに専門のことは分かりませんが、事前視察にも行き、しっかり質問し、会議では、市民視点から必ず質問や発言をするようにしています。

 昨日は、「福岡都市高速鉄道3号線(天神南~博多間)」のアセスをするための方法書の審査会議で、市が提示してきたこのような項目、やりかたで環境評価をしますがどうでしょうか、という伺いのものです。ですから、あくまでもアセスの方法についての議論で、その後この方法書に沿って環境評価をし、その結果をまた審議するという流れです。

 今回の審議にかかった地下鉄は、天神南駅から博多駅を繋ぐもので、途中1か所駅でき、天神ー博多駅ー空港線と直接繋がるわけではありませんが(というのも天神駅から天神南駅が遠い)やっと七隈線と博多駅が繋がるというものです。

 これまでこのアセスの会議にかかったのは、若久団地の大幅建て替えや福岡市の葬祭場の建設もありました。
 環境評価という考え方は、すでに10年以上前からありますが、何でも必要だからと作りっぱなしではなく、それを作ることによって環境になるべく影響しないようにと対策をうつことはいいことだと思います。そういう所は日本は先進国だなーと思ったりもします。
 というのも、この連休中国に行ってきて、びっくりするような発展ととてもかなわない歴史の長さなどたくさん感動することがありましたが、空気の汚さにもびっくりしました。黄砂も多少あるかもしれませんが、あの空の色は昔の日本の公害を思い出します。
 国の発展っておもしろいなーと思います。順に辿っていく道なのでしょうね。しかし中国の発展を見るにつけ、公害対策、温暖化対策は早くしてほしいなーと思います。
 中国旅行については、次回書きます。お楽しみにー。