久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

夏休み④(最終回)

2011-09-09 09:59:41 | Weblog
 先週の金曜午後からと土曜1日、福岡市の以前の「事業仕分け」新しい名称は「福岡市事務事業外部評価会議」があり、2日間なかなかおもしろく勉強にはなったのですが、エネルギーを使い果たしヘトヘトになりました。
 そんなことで、今週も忙しく、外部評価については次回じっくり書くとして、旅行の続き(最終回)、パリでの体験を書きましょう

 パリのモネの睡蓮で有名なオランジュリー美術館を後にして、皆で昼食。久しぶりの中華です。少し楽しみにしていたのですが、あまり・・・それからホテルにチェックインして、パリでの自由行動の始まりです。
 まずは、ホテルすぐ近くのオペラ座へ。素晴らしい建物です。外も中も。そう、これがミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台となった・・・入ってすぐのアプローチの所、階段なんて、まるで宮殿のようです。ヨーロッパで美術館や劇場を見ると、文化の歴史というか、文化に対する歴史の深さを感じずにはいられません。

 その後ホテルに帰り、ちょっとドレスアップして「ムーランルージュ」へ。古ーくからあるフレンチカンカンで有名な劇場です。
 夜7時ぐらいに行って、2時間ぐらい時間かけて食事し、9時からショー。10時半ぐらいまででしたでしょうか。ショーはきれいで、楽しく飽きさせないので良かったのですが、食事がブーテーブルも狭くて、ぎゅうぎゅう詰め。そしてこの食事に2時間は辛いショーが始まるまで退屈で退屈で・・・ちょっとがっかりでした

 さて、パリ2日目は1日中フリーです。計画好きの夫が、まず日本で美術館等のフリーパスを購入していたので、それを使うコースを計画して、いざ出発。まずは、ステンドグラスがとても素晴らしいサント・シャペル教会へ。ここで出だしから大失敗教会のオープン前に着いて並んでいたのですが、探しても探しても入れていたはずのパスがない!落としたのか・・・結局またパスを買うことに・・・トホホ・・・
 素晴らしいステンドグラスも何だか気落ちした気分で見てしまいました。

 気を取り直して、次はノートルダム寺院へ。外観はルーアンで見たノートルダムの方が彫刻が凝っていて良かったのですが、中は本当に重厚で素晴らしものでした。ここもゆっくり見て、次はリュクサンブール宮殿・公園へ。ここは花が大変きれいで、公園とはいえ、いたる所にベンチ、椅子がたくさんあって、これには驚きました。ヨーロッパの公園は、本当に人々の憩いの場なんだなーとつくづく思いました。
 
 ここの中にあるちょっとしたカフェでなかなかおいしいランチを食べ、次の目的地に。何しろ今回も地下鉄1日10枚回数券を買ったので、兎に角すべて地下鉄で移動。ここで、スリに会ったのです
 どういう手口かと言うと、今から思うと、ホームにいる時から狙われていたのです。お昼ご飯を食べて、ちょっとぼーっとしている日本人(私のこと)。列車が着いて乗り込むと、私の前に乗った2人の若い女性が入口にガードして奥に入らせないのです。おかしいなと思って、押すのですが、体を擦り付けてくるのです。ここで「おかしい!」と思い、バックを見るとチャックが開いている。咄嗟に「ノー」と言って睨みつけていると列車は次の駅に到着。3名ぐらいの女の子たちは降りて行きます。こちらも降りて捕まえようかと思ってバックを見ると、財布は入っています。女の子達を見ると、「何も取ってないよ」という仕草をしています。
 財布はあるので、そのまま電車に乗って、バックの中を確認。何も取られていませんでした。もう胸はドキドキ。「これがスリかー」怖かったです。
 海外には何度も行っているので、バックも斜めがけにしているし、そう油断している訳ではないのですが、相手はプロ。取れそうな人を見定めているのですね。ショックです

 気を取り直して、オルセー美術館へ。ここは、元駅舎を改装して作ったという美術館で、建物が他の美術館とまた全然違って素敵でした。しかしこの頃には、肉体的にも精神的にももうヘトヘトで、いい絵はたくさんありましたが、足が疲れて、ベンチに休み休み見学
 その後、またしても、今度は夫が、やはり地下鉄で、若い女性二人に囲まれ、バックを開けられるということが。入口が危ないと言われますが、どちらも入口付近。これも開けられただけで未遂でしたが、何とも気持ちの悪いこと

 それでもめげず、ルーブル美術館にも行って、その間、極めつけは、またしても地下鉄で、今度はものすごく用心して周りを見てるとそれらしき4人組の若い女性たち発見。じっとこちらが睨むと、気付かれたと思ったのか、階段を上って反対のホームヘ。そこには、若い日本人らしき男女が・・・今度は彼らがターゲットになったのでしょうか。2度も身を以て経験しているのでよーく分かりました。
 少し浅黒い、ジプシーでしょうか。なんという女の子たちでしょうか。こうやって、獲物を狙い、地下鉄で行ったり来たりするのでしょう。大変な経験をしました

 ヘトヘトでホテルに帰り着き、少し休んで、シャワーをかかって、ちょっとドレスアップして、ホテルで夕食。なかなかおいしいフランス料理でした。ホッ

 次の日も3時ぐらいまでフリー。前日にもめげず、また1日回数券を買って、調べ調べ、地下鉄を乗り継ぎ、モンマルトル、サクレクール寺院、凱旋門(屋上まで登ってパリを眺める)、シャンゼリゼ通りでショッピング、何ともまー目一杯行動したパリでした。

 今回行ったフランス、特に田舎の方は、食糧の自給率120%-そうだなーという景色、印象、そしてパリでは、歴史、芸術の素晴らしさと同時に、いろいろなことがありましたが、街全体は落ち着いた雰囲気のある街だなーと思いました