久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

商店街がんばれ!

2010-02-05 09:35:29 | Weblog
 委員として係わりだして今年で4年になるでしょうか、1月末に「福岡市商店街活力アップ支援事業」21年度の報告会がありました。毎年、5月に審査会があって、その時支援を決定した商店街に活動報告をしてもらうのが報告会で、これも毎年1月~3月にあります。
 今期も15商店街に助成金を出しているので、1月の報告会は6商店街でしたが、3月にある2回目の報告会では、9つの商店街の報告を受けることになっています。

 1つ1つ商店街に報告をしてもらうので、毎回13時から18時ぐらいまでという長い時間かかるのですが、今回、報告会が終わってからの委員・担当行政職員との会議でも出たのですが、以前に比べて報告の仕方や時間、内容も少しずつですが、良くなってきているなという感想です
 特に申請の段階では、中には、甘い計画だったり、もらえるものならもらおう的な感じがするものもありますが、審査の段階で、費用対効果や、その検証、やる気はどうなのかなど質問したり、審査委員もたくさん意見を言いますので、報告会もそれに応えられるような準備をしてこられるようになってきました。

 審査会も報告会も長丁場なので、ちょっと大変ですが、最近は、とても楽しみになってきました。1つの事業には原則3年の申請しか出来ませんが、がんばって申請してくる商店街は、違う事業を考え、3年を越えても申請してくる所もあります。
 プレゼン当日の資料やパワーポイントの準備、説明など初めの頃に比べると、とても良くなってきました。説明時間も決まっており、時間になるとチャイムが鳴るのですが、ほとんど時間内に要領よく説明されるようになりました

 やる気があり、またそれだけではなく、商店街としてまとまりがいい所は、新しいアイディアを出し合い、何とかお客さんが来てくれるように努力していますが、実はその陰に、行政の方々が随分指導されたり、”お助け”をされているようです。
 そのひとつとして、私はいつも言い続けている、”お客様の声を聞こう”というのを昨年実行されていました。
 この事業の所管課である経済振興局の産業振興部地域商業課で消費生活アドバイザーの方々にお願いして、商店街のモニター、そして意見会議が行われました。大変率直な意見が出、大変参考になったそうです。そして、アドバイザーのいいところは、これだけに終わらず、実は、2名、今回の報告会にも来てくれていたのです。
 消費者の声を聞いたり、上手に消費者を巻き込むと、このように、関心を持って見守ってくれる、という効果もあるのです

 ですから、お客様・一般消費者の意見を聞くというようなことを、もっと商店街自身でやっていただきたいのです。商店街側には”聞くのが怖い”という声もあるようですが。まあちょっときつく言えば、だからお客さんが減っていくのではないですか、と言いたくなります
 活気のある商店街は、少なくとも地域と連携して行事をするとか、PTAと連携している所もあります。商店街としての自分たちのやり方もあるでしょうが、お客さんが何を求めているのか、何に困っているのか、やはりこれはお客さんに聞かなくては分からないでしょう

 前にも書きましたが、車で遠方まで買物に行けなくなった時、地域で、楽しく頼りになる商店街があったらいいなと思います。いやそれだけではなく、今でも、本当にいい商品を売っていて、気持ちのいい接客をしてくれるお店がたくさんある商店街ならが、行くと思います。どうか、商店街もがんばってください。私たち消費者はもっと商店街を応援しましょうね