久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

通勤雑感

2010-02-02 11:00:13 | Weblog
 出張や休みでない限り、毎朝、家から駅まで徒歩で17分、電車に乗って天神へ、天神駅から8分ぐらいでオフィスに到着。この間にいろいろなことや人を見、いろいろなことを考える、こんな時間がなかなか楽しいのです

 まず、家から電車の駅までは、車の多い通りの横のガードレールで仕切られた狭い歩道を歩きます。下り坂なので楽ではありますが、17分ぐらい歩きますので、冬は少し暖かくなるくらい、夏は駅に着くと、背中の汗がタラーッと流れます。
 途中、校区の小学校があるので、ちょうど通学時間に重なると大変。狭い歩道をぞろぞろと子供たちが。時々友達とふざけてけんかしているのを怒ったり、子供たちをかき分けながら歩いています

 月曜の朝は父兄が、水曜の朝は町内のお年寄りが、交通安全や挨拶運動のために交差点に立たれています。また、小学校へ入る道の入り口には、毎朝校長先生が立たれて、大きな声で「おはよう」と挨拶をされています。たまたまこの校長先生とは、市の会議でごいっしょしたことがあって、お話するようになり、毎朝一言二言お話して行きます。
 普通ならもくもくと駅に向かって歩くのですが、元気でちょっとうるさい子供たちを見、「おはようございます」と挨拶をして通勤するのは気持ちがいいものです
 春は、毎日通勤途中花見ができますし、自然の変化を楽しみながらも、歩きながら仕事のことを考えるのにもいい時間です。特に講演をする日などは、歩きながらもう一度流れを確認したりするのには、大変貴重な時間になっています。

 それから5分ほど電車に乗るのですが、ここで時々、ムっと思うことがあります。大抵の人は、電車が駅に着いて降りる人がいるとさっと自分も降りて道をあけるのですが、時々若い人で、前を塞いで動かない人がいるのです。周りに神経がいっていないのか・・・、前にも書きましたが、相変わらず肩に大きなショルダーバックを抱え、人に当たろうが、肩から下ろさず、大勢の人が降りる時も、バンバン人に当てて気づいていないのです。公共の場では、もう少し周りを気遣ってほしいなと思います。これは若い人ばかりではありませんよ。オバサンも多いですね。全然周りが見えていない人。あらそういう私もオバサン、気をつけねば・・・

 天神で電車を降りて、オフィスまで行く途中、このところいつもと違う光景に出合います。何かというと、私のオフィスは天神の北の方になるのですが、その方向からぞくぞく工事姿の男の人が、向かってくるのです。ヘルメットをかぶり、いろいろな道具を持った人たちが。
 実は、その人たち、3月19日にオープンする天神PARCOに入っていっているのです。たぶん、中心のビルの近くには車を止められないので、天神北の駐車場の方から来ているのでしょう。
 天神の一等地、以前福岡のシンボルであった岩田屋があったビルを都築学園が買い、何ともしれない使い方をされ、天神の中心が寂しくなっていました。
 それが、昨年PARCOが入るという情報が出、嬉しく思ったのでした。それがいよいよ工事に入り、初め外観はシートで覆われていたのですが、この頃やっと外観が見え始め、「3月19日オープン」という垂れ幕がかかり、多くの工事の人の出入りを見ると、いよいよなんだなーとちょっとワクワクしてきました。天神も久しぶりの新規店オープンですから、デパート初め小売店の売り上げが落ちているという暗い話題が多い中、少し明るい話題でしょうか。
 でも正直、私たちの年代は、”またどうせ若い人向けの店かしら”というちょっと白けた気持ちも。2011年新博多駅にオープンする阪急百貨店はちょっと楽しみですが。
 それにしても、デパート1件でこんなに多くの人が仕事で動くわけですから、経済の活性化ということを考えると、何か新しいものが出来るとか、動きがないとだめなんですよね。無駄な公共工事は、絶対反対ですが、何でもストップ、すべて箱ものは作らないというのもどうなのか・・・経済ってどうあるべきなのか、考えさせられます。
 
 まあ、毎日の通勤途中も感じたり、考えることが多く、結構楽しんでいます