私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

5・15事件を歩くー2

2012-05-16 20:15:42 | Weblog
 我が家の5・15事件記念日を済ませて、犬養木堂の慰霊祭を取り行っている近くの吉備津神社と庭瀬にある木堂の墓地と生家とその記念館をそぼ降る5月雨の中を、自転車を走らせます。

 先ず、朝倉文夫の木堂の銅像が立っている吉備津神社の駐車場に行きます。慰霊祭は2時からだと云うことで若い神職さんが二人でその準備に追われていました。



仕方がありません。「オオガハス」の大賀博士の生家の前を通り、更に、新幹線の下をくぐり、いよいよ木堂の墓地に着きます。11時過ぎでしたがもう80回目の法要は済み、お墓に参られる一般の人の為にお線香の用意などして、地元の人達が御集りになっておられました。その墓に線香をお供えして、、すぐ隣にある生家に足を運びます。
 
 生家では、例年の通り、やはり大勢の人が訪れて木堂を偲んでいまいた。お琴や尺八による邦楽の音色が緑の小雨の中を静かに流れています。お庭でその演奏にしばらく耳を傾けて、玄関を通り屋敷内に入ります、奥の間の邦楽の音色と畳の間に生けてある生花が古い家の中でほど良くマッチして誠に優雅な雰囲気を作りだしておりました。その生け花の次の間は囲炉裏の間です。そこに敷かれた円座が周りの障子と調和して、今では、決して、味わうことのできない古い民家の趣を漂わせています。そこを出た離れ家では、縁側でお抹茶のもてなしも受けることができました。
     

 それから何となく後ろ髪を引かれる思いになりながら、次の記念館に向かいます。此処にも木堂の沢山の遺墨が展示されてある面白く見学しました。

 例年の通りのとっても静かな優雅な「私の1・15事件を歩く」でした。