私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

みどりの日

2008-05-04 15:58:22 | Weblog
 「G・W」の只中です。誰がなずけたのかは知らないのですが、五月四日を「みどり」とは良くぞ命名したものだと思われます。
 野も山も総べて緑一色です。童謡ではないのですが、風までもみどり色をしているように感じられます。
 
 今朝も、吉備津神社本殿でお祓いを受けた後、御竈殿で、例年の通り、鳴る釜神事をして町内の吉兆を占って頂きました。
 今朝のお竈の音も大きくお竈殿に響き渡り、その余り音が、吉備の野のみどりの風となって、広く広く流れておりました。
 お山も野も空も総べて清々しいみどりです。
 気温の30℃越しております。この神事が終わって、今度は参道の清掃で、町内の人たちが汗を流しました。

 きれいに清掃された、参道口から見ると、緑の木々の間から、新装成ったお屋根の千木と鰹木が五月の日を浴びてきらきらと、みどりになって、辺りに神の光を投げかけているようです。
 
 それと平行して、向畑の山神様のお祭りも、吉備津神社から神官に来ていただいて、行われました。町内の五軒が順番に当番となってお世話させて頂きます。これも町内の無病息災と安全を祈願するのです。大祓いの祝詞を参加者が皆で奉りお祈りします。この行事も、向畑独特の長年続いている年二回のお祭りです。言い伝えや記録によりますと、江戸の終わりごろ(天保)には既に、このお祭りは町内でしたといわれています。160年以上も続けられている、特別記念物に指定されてもよさそうな、町内の貴重な文化遺産でもあるのです。

 こんな行事がある御陰で、町内の融和も随分はかられているようです。御陰で、伝統を無視するような自分勝手な人はいないと自慢してもいい町内です。