私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

昨日の「かたき」は今日の「みかた」?

2007-09-07 10:45:41 | Weblog
 今朝の新聞に、前回の総選挙で、郵政民営化騒動のあおりを受けて、いわゆる、小泉氏の刺客と戦って、岡山3区から選出された平沼氏が、『そのまま復党するか』と、報道されています。「いたって節操のない政治の世界だこと」と、これまた、『政治家とお金』と同様に、今更のように感じられます。
 突然の、昨日の「かたき」が、今日は「みかた」。
 これを、我々国民、選挙する者はどう受け止めたらいいのでしょうか。けじめも何にもありません。子供の喧嘩でさえこんな意味のようわからんような解決方法はありません。何か今の自民党はしまりがありませんね。
 「筋を通せないのが政治なのだ」と、政治家の先生は言われるかもしれませんが、人を選ぶ側に立って政治を考えていただかなくては、我々国民もたまったのもではありませんよね。

 さて、この「みかた」「かたき」について、我;先生は、
 『自分の側についてくれるのを「みかた」といい、漢字では〈味方〉と書いているが、これは《いみじきひがことなり》と。みかたとは、本来は、〈御方〉とかくのが正しく、官軍側(朝廷方)にあるものだけを言い、また、〈かたき〉とは、昔は、あそびがたき、碁がたきなどのように、ただ相手という意味であったのが、いつの間にか、仇(うらみある敵)という意味に変化していった』
 と、説明してあります。

 私事(ひとりごと)
 「みかた」とは天皇側の戦人です。今の世の中、天皇の軍隊なんているはずがありません。総ての国民が「みかた」だ、という解釈も成り立ちます。また、「かたき」とは、本来、遊び相手に言った言葉です。子供の世界の事です。大人である政治の世界にはあろうはずがありません。
 このように考えますと、今度の平沼さんの処遇も、所詮はお遊びです。行こうが戻ろうが、子供のような世界の事に、そんなに角を立てる必要はないようですね。
 一方、『かたき』の例として、高尚先生は、あまりにも俗っぽい言葉なので、言及されていないのだろうと思いますが、「恋がたき」なんて言葉もありますね。
 そうそう、「姫虎』で有名になった姫井由美子さんのことが、近頃、週刊誌を賑しているようですが、「かたき」でも、恋という字が付けば、少々問題が、ややこしくなるのではと思っています。
 
 季節はとっくに秋だというのに、依然として36℃を越す気温です。秋が来るどころか夏が、そのまま居続けています。
 政治の世界も、飽きもせず、なんだかんだと痴話げんかみたいなことばかり続けているようですね。地球と同じように、秋はこないのでしょうか。