今では殆ど聞くことはないのですが、備中地方には、『あの人はボウチへ行ってしもうた』と、小さな子供に言って聞かせる言葉がありました。『あの人がどこかよその知らない所へ行ってしまった』という意味です。ボウとは某です。
このように言葉にも時代時代の流行がありますね。
これとよく似た「ここではないどこか違ったところ」という意味の言葉を、我;先生の「松の落葉」の中に見つけました。それは「ことどころ」と。いう言葉です
『京よりことどころへゆくを、下向とかかれ、今もみやこ人の関東下向などというはこれなり。又ものもうでしてかへるをば還向とぞいう、・・・還向、下向、かなにはともにげこうとかく・・・』
今朝、テレビを見ていましたらY・Kだかなんだか知らないが、そんな若者言葉を使ったニュースが流れていました。これも言葉なのでしょうか