日本家屋の伝統的美しさを書きましたが、その内,日本で最も美しい「長押だ」と、言われていますものを、写真で、お見せします。
それは、吉備津神社の拝殿の中に見ることが出来ます。拝殿に昇ると直ぐに、1尺6寸の円柱が八本左右に並び、それを繋ぐ長押の見事さは見る人の目をあっと驚かさせます。威風堂々として、「これって本当に神社建築なの」と、とっさに疑いの眼を差し向けざるをえないような、建造物が目の中りに飛び込んできます。
その美しさは更にその上にある4つの大瓶束を立てた虹梁とあいまって、より大きな美しさを引き立てています。
だからこそ「日本一」なのです。
この「長押」について、高尚先生は、
『なげしは母屋と庇との中のへだててのうえしたにあるものにて・・・』と、書いています。一般には、上だけが長押ように思われがちなのですが下の敷居にあたる部分も、やはり長押なのだそうです
なお、
『神のゐますところは、板屋草舎にすべく、瓦舎にはすまじきことになん』
と、書かれているのですが、吉備津神社の拝殿の一部、裳階(もこしー雨だれよけ)は瓦葺で出来ています。
まあ、広く解釈すれば、拝殿は神様を拝む場所ですから、神がゐます所ではないから、構わないのだということも言えるのですが、これも、吉備津神社の不思議の一つです。
それは、吉備津神社の拝殿の中に見ることが出来ます。拝殿に昇ると直ぐに、1尺6寸の円柱が八本左右に並び、それを繋ぐ長押の見事さは見る人の目をあっと驚かさせます。威風堂々として、「これって本当に神社建築なの」と、とっさに疑いの眼を差し向けざるをえないような、建造物が目の中りに飛び込んできます。
その美しさは更にその上にある4つの大瓶束を立てた虹梁とあいまって、より大きな美しさを引き立てています。
だからこそ「日本一」なのです。
この「長押」について、高尚先生は、
『なげしは母屋と庇との中のへだててのうえしたにあるものにて・・・』と、書いています。一般には、上だけが長押ように思われがちなのですが下の敷居にあたる部分も、やはり長押なのだそうです
なお、
『神のゐますところは、板屋草舎にすべく、瓦舎にはすまじきことになん』
と、書かれているのですが、吉備津神社の拝殿の一部、裳階(もこしー雨だれよけ)は瓦葺で出来ています。
まあ、広く解釈すれば、拝殿は神様を拝む場所ですから、神がゐます所ではないから、構わないのだということも言えるのですが、これも、吉備津神社の不思議の一つです。