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安倍首相は昨日(9月10日)午後、衆参両院の本会議で所信表明演説を行いました。昨日の朝日新聞夕刊に、安倍首相の所信表明演説が掲載されていました。
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「はじめに」の項に、安倍首相が強く主張する「戦後レジームからの脱却」について述べられた部分(上の図の赤枠部分)があります。その部分を拡大します。
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所信表明演説の「持続的な経済成長」の赤枠部分と「環境で世界主導」の赤枠部分を拡大します。
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「持続的な経済成長」という表現は、2002年2月4日の小泉前首相の施政方針演説で用いられた表現そのままです。およそ4900字の今回の安倍首相の演説には、21世紀のキーワードである「持続可能な開発」という言葉はまったくなく、「持続的」という言葉が「持続的経済成長」という表現で登場するにすぎません。つまり、安倍首相の21世紀論は「行き詰った戦後レジームを改善することによって、20世紀型の持続的な経済成長を再現する」ということに尽きるのではないでしょうか。
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次の図は安倍首相の就任直後(2006年9月)の所信表明演説と今回の所信表明演説の変化を示した図です。
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