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人類の歴史のなかで私たちが初めて直面する「少子・高齢化問題」や「環境問題」への対応に、「共通のコンパスと最新の海図」がないまま、国民が国の将来を憂い、不安と焦燥感からそれぞれの立場で「出来ること(ところ)から始める」のはたいへん危険です。よかれと思ってやったことが、全体として、経済学者がいう「合成の誤謬)」を招きかねないからです。
自己啓発活動から 「魅力的なメッセージ」 が流れてきます。
「あなたが変われば、世界が変わる」「大海も一滴の水が集まってできる」「ちりも積もれば山となる」「千里の道も一歩から」「社会や政治が悪いという批判は誰にでもできることだが、自分は何ができるかを問える人は少ない」「私たち一人ひとりの力はほんとうにささやかであるが、そのささやかな力でも無数に集まれば、社会を動かすことができる。今までの社会の変革はすべて、ささやかな一歩の上に築かれたものであり、『そのささやかな思い』と『行動の集積の結果』がやがて、大きなうねりとなって社会に変化が起こる」などなど。
「気づき」が大切、そして「参加と行動」を、それぞれが出来ること(ところ)から・・・・
いま、皆さんは ほんとうに そうお考えなのでしょうか?
こうしたメッセージには、「異議なし」といいたいところです。しかし、こと日本の環境問題に関しては、あえて異議を唱えなければなりません。このような発想からは、「環境問題の規模の大きさについての認識」と「時間の観念」が完全に抜け落ちているからです。
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