外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

お役所めぐり

2012-06-29 22:19:29 | 音楽
今日は、父の死去に伴う諸手続きを行うために、市役所、年金事務所、税務署などを駆け巡る1日となりました。

後期高齢者、介護保険、市・県民税、固定資産税、母の所得証明、戸籍謄本…

同じ市役所の中を数メートル移動して異なる窓口を訪れるたびに、その都度、本人確認、委任状の有無等々を尋ねられるのに辟易してしまいました。

お役所仕事、恐るべし…
(><)

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こんな時には、音楽を聴くのが一番です。

以前にも書きましたが、短調の暗い、あるいは深刻ぶった曲よりも、長調の明るい曲が私は子供の頃から大好きです。
そして、歌謡曲よりも、ラジオから流れてくる洋楽のポップスが好きでした。

そんな筋金入りの歌謡曲嫌いである私ですが、中学生の時に聴いた「天使の誘惑」という曲だけは、その軽快で明るい曲調が、とても好きになりました。

作曲は、鈴木邦彦さん。
鈴木さんは、ジャズオーケストラの名門・慶応ライト・ミュージック・ソサエティのピアニスト出身です。
洋楽に明るい鈴木さんは、GSのジャガースやゴールデン・カップスに数多くの曲を提供したことでも分かるように、ポップスの感覚を巧みに歌謡曲の世界に持ち込んだ「技あり」の作曲家です。

そんな鈴木さんの作曲で、米軍キャンプのライブ演奏で鍛えたジャズ・シンガーの黛ジュンさんが歌った「天使の誘惑」は、洋楽好きの私にも実に快適でした。
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「天使の誘惑」は1968年に大ヒットしたのですが、その6年後の1974年に、荒井由実さんのセカンド・アルバム「ミスリム」が発表されました。

そのアルバム収録曲の一つが「12月の雨」
細野晴臣さん率いるティンパン・アレイの演奏に山下達郎・大貫妙子のコーラスが重ねられたサウンドは、それまで日本の音楽シーンにはなかった、最高に垢抜けたポップスでした。

そして、ある時、「12月の雨」の明るくリズムの効いた曲調と、12弦ギターをフィーチャーしたアレンジは、「ああ、この編曲は『天使の誘惑』と基本的に同じ仕掛けではないか」と思いあたりました。
アレンジを担当した松任谷正隆さんも、「技あり」でした

ティンパン・アレイ、恐るべし…
(^^)v

また、「ミスリム」のプロデューサーである村井邦彦さんも、慶応ライト・ミュージック・ソサエティ出身です。

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(注)意味不明の映像が玉にキズです…
Comment (1)
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