外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

Sept 11,2001

2012-06-08 20:18:30 | 早稲田大学
今日(6/8)の日経WEB版で、こんな記事を目にしました。
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5月の中旬、米国の首都ワシントンで、ブッシュ、クリントンら大統領経験者ら、政界関係者総勢350名が集まる夕食会が行われたそうです。
目的は、2001年9月11日の同時テロでハイジャックされた4機のうち、唯一、目的地への突入を阻止した1機の航空機の乗客40名を追悼することでした。

その1機だけは、乗客が果敢にテロリストに抵抗。
その結果、目的地のワシントンに到達せずにペンシルベニア州シャンクスビルの草原に墜落して、大都市への墜落による大惨事を、乗客たちが身を挺して防いだのです。

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その夕食会に、外国人として唯一人招かれたのが藤崎駐米大使。
なぜならば、テロリストと果敢に戦った乗客40人のうち、外国人旅行者は日本人の若者ただ1人でした。

無念の犠牲とはいえ、多くの米国民をテロから救ったヒーローの1人として、その日本人の若者も、米国民の胸に刻まれているということです。

しかし、日本人の1人の若者が、あの飛行機に乗っていたことは、残念ながら日本国内で、あまり知られていません。
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その若者は、久下季哉さん(当時二十歳。大阪府豊中市立第14中学校卒。1999(平成11)年3月 大阪府立北野高校卒)。
墜落時は、早稲田の理工学部在学中の学生さんでした。

久下さんは、将来の米国留学に備えて東海岸を旅行し、サンフランシスコ経由で帰国しようとした時に、ハイジャックに遭遇してしまいました。

学業半ばで、異国の大草原に散った久下さん、そして彼のご家族・ご友人の無念さは、私には想像もつきません。

なお、天下の名門・北野高校から早稲田に進んだ人物を考えると、例えば、野球部ならば野村徹さん(元・早大野球部監督)
、政界ならば、橋下さん(弁護士。現役・大阪市長)
という錚々たる顔ぶれがいらっしゃいます。
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米国の日本人コミュニティーでは、テロから米国民を救った日本人の若者の存在を、何とか後世に伝えることができないか、という声が高まっており、ワシントンの日本大使館でも検討を始めているそうです。

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私は、個人の立場で、この米国での動きに参加したいと考えております。

そして、大学当局にも、腰を上げていただきたいのです。

テロと闘って散った現役早大生・久下さんに対して、早稲田大学と卒業生たちが一体となって、何かできないだろうか、
いや、何かしなければ、早稲田の名がすたると私は思うのです。

このブログには、早大関係者の方々も、ときおり訪問してくださっているようです。
ご検討くださることを、切に希望いたします。
Comments (3)
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