六大学野球の春季リーグ戦を終えて、早稲田の戦いぶりをあれこれと振り返っています。
ふと感じたのですが、春季の早稲田には『あの時のあのプレーさえ無ければ、早稲田が勝っていたはず』というような場面が、殆ど思い当たらないのです。
一つ一つのプレーに、選手たちは全力で取り組んでいたように思います。
その結果の五位…
そういう意味では、春の早稲田は、順位が示すとおり、やはり力不足だったということなのでしょう。
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とはいえ、学生スポーツは心技体で戦うもの。
そして、ベンチ外の部員の頑張りを含めた総合力で競うものです。
他校と比べて力の劣る部分があれば、他の部分で補って頑張ってほしいです。
学生スポーツは紙一重。
秋季リーグ戦の始まる9月まで、三ヶ月間あります。
土生主将が先頭に立って懸命に努力していけば、必ず道が拓けると思います。
秋は優勝の懸かった早慶決戦を期待しましょう。
ガンバレ早稲田!
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さて、私の忘れられない『痛恨のワンプレー』といえば、1993年1月のラグビー大学選手権決勝。
試合終了間際に、早稲田が法政に逆転負けを喫した試合です。
早稲田の切り札・FB増保のトライで27対23でリードして迎えた後半39分。
早稲田のゴールラインのすぐ手前でのラインアウトで、法政の長身LO藤原がボールをキャッチし、そのまま倒れ込みながら手を伸ばして、インゴールにボールを。
あの場面、早稲田ファンの誰もが「こんな位置でラインアウトとは」と、嫌な予感に襲われていたはずです。
敵陣にボールを進めて、僅差のまま逃げ切りを図りたい早稲田でしたが、キック処理をミスしたり、パスをミスしたりして、敵陣に入るどころか、ジリジリと自陣のゴールライン近くまで後退。
そして、遂に運命のラインアウトとなってしまいました。
一つでも早稲田のミスが無ければ、あの位置でのラインアウトはありませんでした。
(><)
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その年の法政は、学生らしい、基本に忠実なラグビーをする、本当に素晴らしいチームでした。
特に、内田と佐藤の両フランカーが低いタックルを連発し、外人パワーの大東大を倒したリーグ戦での試合は、私も思わず大声を出してしまうくらい興奮しました。
かたや、その年の早稲田は、必ずしもバランスのとれた戦力が整っていなかったと思います。
FW第3列の献身的なタックルで失点を最小限に食い止めて、徳丸のPGでコツコツと加点していくという苦しい戦法で、対抗戦で明治に敗れるも、やっとの思いで大学選手権の決勝まで辿り着きました。
それだけに、勝たせてあげたかったです。
ノーサイドの瞬間、法政のNo8伊藤剛臣くんたちが歓喜の雄叫びをあげる脇を、ガックリと肩を落として歩く増保くん。
もう18年も前の試合ですが、あのラインアウトは忘れることができません。
ふと感じたのですが、春季の早稲田には『あの時のあのプレーさえ無ければ、早稲田が勝っていたはず』というような場面が、殆ど思い当たらないのです。
一つ一つのプレーに、選手たちは全力で取り組んでいたように思います。
その結果の五位…
そういう意味では、春の早稲田は、順位が示すとおり、やはり力不足だったということなのでしょう。
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とはいえ、学生スポーツは心技体で戦うもの。
そして、ベンチ外の部員の頑張りを含めた総合力で競うものです。
他校と比べて力の劣る部分があれば、他の部分で補って頑張ってほしいです。
学生スポーツは紙一重。
秋季リーグ戦の始まる9月まで、三ヶ月間あります。
土生主将が先頭に立って懸命に努力していけば、必ず道が拓けると思います。
秋は優勝の懸かった早慶決戦を期待しましょう。
ガンバレ早稲田!
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さて、私の忘れられない『痛恨のワンプレー』といえば、1993年1月のラグビー大学選手権決勝。
試合終了間際に、早稲田が法政に逆転負けを喫した試合です。
早稲田の切り札・FB増保のトライで27対23でリードして迎えた後半39分。
早稲田のゴールラインのすぐ手前でのラインアウトで、法政の長身LO藤原がボールをキャッチし、そのまま倒れ込みながら手を伸ばして、インゴールにボールを。
あの場面、早稲田ファンの誰もが「こんな位置でラインアウトとは」と、嫌な予感に襲われていたはずです。
敵陣にボールを進めて、僅差のまま逃げ切りを図りたい早稲田でしたが、キック処理をミスしたり、パスをミスしたりして、敵陣に入るどころか、ジリジリと自陣のゴールライン近くまで後退。
そして、遂に運命のラインアウトとなってしまいました。
一つでも早稲田のミスが無ければ、あの位置でのラインアウトはありませんでした。
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その年の法政は、学生らしい、基本に忠実なラグビーをする、本当に素晴らしいチームでした。
特に、内田と佐藤の両フランカーが低いタックルを連発し、外人パワーの大東大を倒したリーグ戦での試合は、私も思わず大声を出してしまうくらい興奮しました。
かたや、その年の早稲田は、必ずしもバランスのとれた戦力が整っていなかったと思います。
FW第3列の献身的なタックルで失点を最小限に食い止めて、徳丸のPGでコツコツと加点していくという苦しい戦法で、対抗戦で明治に敗れるも、やっとの思いで大学選手権の決勝まで辿り着きました。
それだけに、勝たせてあげたかったです。
ノーサイドの瞬間、法政のNo8伊藤剛臣くんたちが歓喜の雄叫びをあげる脇を、ガックリと肩を落として歩く増保くん。
もう18年も前の試合ですが、あのラインアウトは忘れることができません。