外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

野球部_今年の十大ニュース(その2)

2010-12-21 17:28:10 | 大学野球
昨日の続編です。
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《第1位》
第41回_明治神宮野球大会で、悲願の初優勝
→これまで、どんなに戦力が充実していても、10勝0敗のぶっちぎりでリーグ優勝した時にも、何故か早稲田が勝てなかった明治神宮大会。
しかし、本年11月18日、ついに、頂点を極めることができました。

日本一となった喜びは格別です。
加えて、東京六大学リーグの代表校としての責任を果たすことができたという、ホッとした気持ちも湧いてきます。

振り返れば、秋季リーグ戦では東大に一敗し、立教や明治とも紙一重の苦しい戦いの連続でした。
よく、最後まで勝ち抜いたものだと思います。

ともあれ、「終わり良ければ、全て良し」
本当に、良かった良かった
早稲田野球を愛する者にとって、この上ない幸せの年となりました。
\(^O^)/バンザ-イ!\(^O^)/

《第2位》
50年ぶりの早慶優勝決定戦
→あの伝説の早慶六連戦以来、50年ぶりになるという、早慶による優勝決定戦が11月3日に行われ、神宮球場が満員札止めとなりました。
当日11時に球場に到着した応武監督と斎藤主将は、満員の球場を見て感涙を流したとか。
それは、私たちオールド・ファンも同じです。

大観衆の気持ちの昂ぶりが選手たちを奮い立たせ、その選手たちがプレッシャーに打ち克って発揮するパワーに、大観衆もまた酔いしれました。

テレビの視聴率でもプロ野球の日本シリーズを上回わり、「紺碧の空」が全国各地に鳴り響く1日となりました。

学生野球は最高です。

《第3位》
東伏見グラウンドが全面人工芝に
→ロス・キャンプからの帰国に合わせて、3月14日、東伏見グラウンドの人工芝化が完了いたしました。

土のグラウンドの整備作業を通じて、新入部員たちが学ぶものも少なくないという声も、数多くのOBの皆さんから聞いていました。
しかし、水捌けの悪い土質の問題、冬季には夜に凍結して昼間は泥と化す東伏見グラウンドには、みんな苦しんできました。
それが抜本的に解決できたことは何よりだと思います。

劇的に練習環境が改善されたことへの感謝を、選手たちは明治神宮大会優勝という最高の形で表してくれました。

《第4位》
応武さん勇退。新監督に岡村猛さん
→6年間でリーグ優勝6回という抜群の成績を残して、応武監督が勇退。
次期監督に、岡村猛さん(昭和49年入学。佐賀西-早大-東京ガス)が1月から着任されると、正式発表されました。

勝負師タイプの応武さんに対して、岡村さんはもう少し教育的な側面にも配慮される指導者のようにお見受けします。

応武さん就任時とは異なり、華やかなスター選手はいません。
でも、戦力面は決して他校に負けない水準にあると私は思っています。
岡村さんが、きっと学生野球らしい、良いチームを育ててくださると信じております。
新年の練習開始は1月8日(土)です。

ところで、岡村さん監督就任の第一報は、9月でした。
当日のブログ

次期監督の応武さんが助監督として秋季リーグ戦のベンチに入った、野村さん→応武さんの監督交代の時とは異なり、今回の応武さんから岡村さんへのバトンタッチは、年次が逆転します。

しかし、せめて神宮大会直後から岡村さんが始動できるようにしていただきたかった。
そんな野球部OBの皆さんのご努力が叶わなかったことは、全く残念なことです。

施設充実などを通じて常に早稲田スポーツをサポートしていただき、大学当局には心から感謝しています。
しかし、部員第一という基本を忘れた今回の対応に限っては、大学当局に猛省を促したいです。

《第5位》
2季連続で早稲田から首位打者
→春に渡辺くん、秋は土生くんと、春秋連続で早稲田が首位打者を輩出しました。
これは2007年の細山田(鹿児島城西。現・横浜ベイスターズ)-田中幸長(宇和島東。現・トヨタ)以来の快挙です。

もっとも、六大学の長い歴史の中では、同一校からの2季連続の首位打者は、それほど珍しいことではありません。
しかし、3季連続となると、話は違います。

私は、来季の早稲田の打撃陣には、久しぶりに3季連続の首位打者を狙ってもらいたいと思っています。

過去の記録をみると、戦前・戦後に各2回の3季連続で早稲田から首位打者が出ています。
戦後では、1978年春から金森(PL学園、現・ロッテ打撃コーチ)-岡田(北陽高校、現・オリックス監督)-有賀(早実、元・阪急)、
そして2002年秋から青木(日南高校、現・ヤクルト)-由田(桐蔭学園、現・オリックス)-鳥谷(聖望学園、現・阪神)。

「打棒ワセダ」と呼ばれるにふさわしい顔ぶれが並んでいて、この6人全員がプロ入りしています。

来季の早稲田は経験の浅い投手陣となりますから、これからは野手が頑張って、投手陣を支えてあげなければなりません。

渡辺、土生の二人に加えて、桜庭、川西、杉山らも、素質は十分です。
ぜひ意欲的にタイトルに挑んでもらいたいと思います。
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皆様が思い浮べた十大ニュースと、合致していましたでしょうか。

秋にリーグ優勝したシーズン、それも明治神宮大会の優勝という快挙も加わりました。

忘年会シーズン真っ只中でありますが、早稲田ファンにとっては、いつまでも忘れられない、忘れたくない2010年となりました。

早稲田大学野球部に、心から感謝したいと思います。
Comments (6)
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