外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

さあ仕切り直しだ

2009-05-01 17:38:22 | 大学野球
明日から立教戦。
早稲田は、ここから仕切り直しです。

法政に連敗したために、早稲田は賜杯争いにおいて他力本願、すなわち早稲田は残り試合を全勝して法政が他校に勝ち点を落とすのを待たねばなりません。

ただ、逆転本塁打を被弾して法政は立教に1敗していますから、慶応か明治が法政から勝ち点を奪取してくれると、勝率争いでは俄然早稲田にチャンスが巡ってくる計算になります。早稲田が残りカードを無敗で勝っていくことが前提ではありますが。

私が大学に入学した1975年の秋。
春の覇者・明治が、秋の開幕カードで、いきなり東大に二連敗したものの、残り試合を八連勝して、最終的には見事に春秋連覇を果たすなんていうことがありました。
当時の明治の監督・島岡御大は「帝大に連敗するとは何事か」と合宿所で大変な剣幕で荒れたそうですが、丸山・名取の二本柱を中心に選手たちが発奮してリーグ戦の流れを呼び戻したのは、さすが”火の玉野球”の明治。
当時のユニフォームの袖に刺繍された猪は、伊達ではありませんでした。

今季の早稲田は、どうもグラウンドで大人しい雰囲気を感じてしまうのです。
しかし、立教戦からは気合あるのみ。
急に技術が向上したりするわけでもないですから、技術の足らないところは闘志で補っていくしかありません。

グラウンド内での「隊長」として、私が個人的に期待するのは、宇高くん。
4年生が1人もいない内野陣ですから、三塁からバッテリーと大人しい内野陣に対して声を出しまくって、チームを元気にする役目を、ぜひ彼に期待したいと思います。

打撃陣では、山田くんと土生くん。
法政三回戦では、何故かスタメンから外れてしまった山田くんですが、途中出場して本塁打。
スタメンで3番に入っていた土生くんも、球に喰らいついて本塁打を放ちました。
劣勢でチームの雰囲気が暗くなりそうな中で放った一発ですから、二人とも見事でした。
どちらかといえば山田くんは平然と、土生くんは食らいついてという違いはありますが、苦しい局面でもきっちり力を出した二人には、立教戦においても打線の起爆剤になって欲しいです。

投手に関しては、松下、斎藤、福井、大石の四人を、短いイニングで毎試合投入するような起用方法となるのでしょうか。また、いよいよ大前、楠田の両四年生投手の力も必要な状況です。
いずれにしても。中三日間で投手陣の調子がどうなったのか、気にかかるところです。

最後に、山川主将。
なかなか出場する機会に恵まれず、チームも波に乗り切れないので、彼は今、本当に苦しいと思います。
しかし、こんな時にこそ先頭に立って、チームを鼓舞するのが主将の役目です。
明日からは、同期の佐藤大智くんと共に、神宮球場全体に響き渡るような声を出してもらいたいと思います。


Comments (3)
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