天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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1月16日: SmallGEO 打上/お知らせ

2018年01月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関の新しい小さなテレコミュニケーション・プラットホームが2017年1月28日に打上げられた。この SmallGEO プラットホームをベースとする Hispasat 36W-1 衛星は、仏領ギアナのクールーのヨーロッパの宇宙ポートからソユーズ・ロケットで離昇した。 SmallGEO は、より柔軟なモジュラ・データ通信プラットホームを求める市場の要求に対するヨーロッパの対応である。この衛星は、ドイツの OHB システク AG 衛星製造会社を主契約業者とする初めてのデータ通信衛星ミッションをマークする。その Hispasat は、ヨーロッパ宇宙機関とスペインのオペレータとの初めての協力を記す。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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<ひとこと>: パズルのような写真ですが記事を重視して取り上げました。ヨーロッパ宇宙機関の業務拡大は急速です。

 

<お知らせ>: 明日1月17日午前6時~6時35分に、日本の小型打上ロケットイプシロン3号機による打上があります。イプシロンロケットは高性能と低コストの両立を目指す固体燃料ロケットです。2013年9月に惑星分光観測衛星「ひさき」を搭載したイプシロンロケット試験機を打ち上げた後、ロケットの性能をパワーアップさせています。今回は「高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)」を運びます。中継放送は午前5時45分から。視聴は Youtube または 特設サイト から。 <--- <追記>天候不良が予測されるため18日以降に延期されました。

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1月15日: 巨大赤ちゃん星が作りだした宇宙花火

2018年01月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

オリオン大星雲の中で、赤外線でひときわ明るく輝く「オリオンKL天体」をアルマ望遠鏡が観測し、四方八方に飛び散るガスを鮮明に捉えました。ここでは、巨大な赤ちゃん星たちが500年ほど前に衝突したか、衝突しそうになるほど近づいたため、星の周囲にあったガスや塵(ちり)が花火のように飛び散ったと考えられています。画像は、アルマ望遠鏡とジェミニ南望遠鏡で撮影したオリオンKL天体を合成したものです。天体の中心近くで広がっているのがアルマ望遠鏡で捉えた一酸化炭素ガスで、その動きを色で表現しています。私たちに近づく方向に動くガスを青、遠ざかる方向に動くガスを赤で表しています。最初にこれを見た第一印象は、「いがぐり?うに?」という驚きでした。赤と青で示された1本1本の高速ジェットがまるで無数の針のようにシャープに分解された画質には「さすがアルマ望遠鏡!」としか言えません。その時の議論を元に、私たちはアルマ望遠鏡を用いた国際共同研究を始めました。「さらに高くなるアルマ望遠鏡の能力をもってすれば、この赤ちゃん星の謎も近い将来解明されるだろう」と予感させた画像です。

<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」

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<ひとこと>: 文は一部省略しています。原文は上のリンクから。

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1月14日: ネパール、ヒマラヤ山脈と中国西のチベットの高地

2018年01月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの遠征54クルーメンバーによってとられたこの写真は、エベレスト(左)と中国西(右)のチベットの高地を含む、ネパールとヒマラヤ山脈の視界の驚異的な気象の違いを明らかにしている。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。 5568×3712 (4.18 MB) の大きなイメージです。

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1月13日:クリスマスの日の出

2018年01月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

遠征54の6名の宇宙飛行士達が太平洋上を周っているとき、国際宇宙ステーションからクリスマスの日の旭日が撮られる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

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<お知らせ>: 日本時間今日1月13日午後5時30分から、国際宇宙ステーションで、ドラゴン貨物船の切離し中継があります。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。なお、今回は、初めて、地上からの遠隔制御によって切離しが行われます。

 

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1月12日: 2017年の太陽

2018年01月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この365のイメージの集合写真は、部分食(注:8月21日)を含む2017年の、ヨーロッパ宇宙機関のプロバ2衛星の目を通した太陽の活動を示している。このイメージは、太陽の約100万度の熱く乱れた大気、コロナを捕えるために極紫外線波長で働く、衛星の SWAP カメラでとられた。一般に太陽の11年の活動サイクルは2017年を通して極小に向かっており、イメージに明るく見える活動領域は減少し、暗い領域として見えるコロナホールは大きく際立っている。地球上約800キロメートルのプロバ2は、宇宙の視点から数回月の影を通過し、3回の部分食を観測した。そのような瞬間がこの集合写真に捕えられている(8月1日)。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

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1月11日: 宇宙ではどのように髪を洗うか

2018年01月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2013年の国際宇宙ステーションのフライト・エンジニア カレン・ナイバーグが一つのチュートリアルを与えた。重要な構成要素は、噴出する水のパッケージ、リンスを含まないシャンプー、活動的に使われるタオルと櫛。このビデオは全てのプロセスが数分で終わらなければならないことを示している。残りの水は最終的に髪から蒸発し、宇宙ステーションのエアーコンディショニングシステムによって捕えられ、飲料水に浄化される。180日の宇宙から戻った後、ナイバーグは、ロボット部門の部長としてNASAのために働いた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ビデオ>: イメージをクリックして Youtube から。

<ひとこと>: 無重力の世界では髪は押さえつけない限り立ったままです。このため女性飛行士はヘアバンドをしたり帽子をかぶる例もあります。また、水は落下しないので浮いたままになり、設備などへの付着が問題になります。初期よりずいぶん改善されましたが国際宇宙ステーションでは依然として水の扱いは大きな問題点の一つです。なお、国際宇宙ステーションでは風呂はありません。

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1月10日: 壮大な渦巻銀河 NGC 1232

2018年01月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

銀河は見えることだけでなく、見えないことでも魅力的である。この大型望遠鏡 VLT によって詳細に捕えられた壮大な渦巻銀河 NGC 1232 はその一つの良い例である。ここは、中心を周る渦巻の腕の重力の渦に捕らえられた、何百万もの明るい星達と暗いダストによって支配されている。明るく青い星達を含む散開星団がこれらの渦巻の腕に沿って撒かれ、一方、それらの間に密度の濃い星間ダストの暗いレーンが撒かれるのが見られる。ほとんど見えないが検出できるのは、銀河内部の力学を支配している、そのような高い質量を共に振るう何億もの薄暗い通常の星達と星間ガスの広がりである。主導的な理論では、我々がまだ知らない形の更に大きな量の見えない物質がある。この広大な暗黒物質は、一つには、銀河達の外の領域の見える物質の動きを説明すると仮説されている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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1月9日: 遠征54クルー、スターウォーズ:最後のジェダイを見る

2018年01月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの遠征54クルーが、スターウォーズの最新の章、最後のジェダイを見るために、2017年12月23日(注;クリスマス・イブ)に、ユニティモジュールに集まる。


<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

 

<ひとこと>: お知らせしていた金井飛行士と「はまぎんこども宇宙科学館 (横浜)」とのイベントは、急遽編成された追悼番組との関係で大きな混乱が生じ、最終的にパブリックチャネルを含む本来の形で、日本時間8日午後9時45分から午後10時過ぎまで20分ほど行われた。中継の編成や時間帯だけでなく、音声も重なり聞き取りにくかった。「はまぎんこども宇宙科学館」には400人ほどの子供達が集まったようだが、計画の混乱に加えて、夜遅くまで子供を残らせることになったのはNASAやJAXAの対応に問題が残る。
これは日本の私的施設での初めてのイベントであり今後このような企画の広がりが期待される。写真はNASAテレビから録画。

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1月8日: 国際宇宙ステーションから撮影した富士山周辺(動画)/お知らせ

2018年01月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーション(ISS)の船外カメラ(2K)から撮影された富士山周辺の映像です。(2018/01/03 公開)

<出典>: 「日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)」

<動画>: 動画はイメージをクリックして Youtube JAXA から。

<お知らせ>: 1月8日午後8時半から、 「はまぎんこども宇宙科学館 (横浜)」での国際宇宙ステーションの金井飛行士との1時間のイベントが予定されています。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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1月7日: 冬の嵐、米国東海岸を連打する/お知らせとお詫び

2018年01月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2018年の最初の週に、米国の東海岸に沿った何百万人もが、急速に強まる雪と氷、激しい風、停電、移動の遅れ、学校閉鎖、氾濫に直面している。動きの速い嵐は、1月3日に、この30年で初めてフロリダのタラハシー(Tallahassee)に雪を届け、ジョージアとフロリダの何万人もの電力に影響を与え、南東部に打撃を与えた。海上で強められた嵐は、その後1月4日に、時速最高80キロメートルの風と数インチの雪によって、サウスカロライナ、ノースカロライナ、バージニア、デラウェア、ニュージャージーの沿岸地域を連打した。嵐がニューイングランドに到着する頃には、最もひどく攻撃されたエリアではホワイトアウト状況で、雪を1フィート(約30センチ)以上を降らせた。ボストンではハリケーンの力の風が記録レベルに達し街の中を水で満たした。このイメージは、スウオミ米国極周回パートナーシップ衛星の可視光近赤外線画像放射計セット(VIIRS)で、東部標準時1月4日午前1時30分(日本時間1月4日木曜日午後2時30分)に撮られた。このイメージの雲は、ほぼ満月によって上から、東海岸の多くの居住者達の灯で下から照らされている。

<出典>: 「スウオミ米国極周回パートナーシップ衛星(Suomi NPP)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>:  1月8日(成人の日)午後8時半から、「はまぎんこども宇宙科学館 (横浜)」での国際宇宙ステーションの金井飛行士とのイベントが予定されています。NASAの中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。 なお、1月5日の記者会見の時刻換算にミスがありました。深くお詫びいたします。

 

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1月6日: 強力な東海岸の嵐の NOAA の GOES-16 衛星からのイメージ/お詫び

2018年01月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

米国海洋大気圏局(NOAA)の GOES-16 衛星からのこのカラーイメージは、国際時間2018年1月4日 16:22 (日本時間1月5日金曜日午前1時22分)の、米国東海岸の深まる嵐を捕えている。強力な北東の風は、大雪と強風で、フロリダからメインまでの沿岸地域を襲っている。カリブ海の奥深くから湿気を吸い込んだ雲の長い線が嵐の 1600 キロメートル南側まで伸びているのに注目しよう。このシリーズで初めての GOES-16 (GOES 東)衛星は、連続イメージと地球の西半球の大気の測定と宇宙気象監視を提供している。

<出典>: 「気象衛星 GOES」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 報道されているように、日本の北陸から東北の大雪とともに、米国のニューヨークを含む東海岸を激しい雪が襲っています。

<お詫び>: 1月5日夜の国際宇宙ステーションの金井飛行士との記者会見予定時刻の換算に誤り(夏時間換算)がありました。アクセスされた方には深くお詫びいたします。なお、1月8日(月:成人の日)午後8時半から1時間の飛行中イベントがありますのでご覧になってください。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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1月1日: 明けましておめでとうございます。

2018年01月01日 00時30分18秒 | 天文・宇宙

 

<追記>: 1月5日午後8時過ぎ、国際宇宙ステーションの金井飛行士との記者会見が予定されています。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

<お知らせ>: 1月1日(月)から1月5日(金)の更新は休ませていただきます。

 新しい情報提供は1月6日(土)からです。

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