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天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
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1月16日:ハッブル25周年記念:創造の柱

2015年01月16日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

低地球軌道から宇宙を探査する25周年(1990-2015)を祝って、ハッブル宇宙望遠鏡のカメラが、その最もアイコン的イメージを再訪するために使われた。この結果は、ハッブルによって1995年に最初に撮られた「創造の柱(Pillars of Creation)」と呼ばれる領域の、より鋭い、より広い視界である。そびえ立つ構造の内部深くに星達が形成されつつある。この冷たいガスとダストの何光年にも及ぶ長い柱は、へび座の方向 M16 (わし星雲)の約 6,500 光年にある。エネルギーに満ちた紫外線光によって、また M16 の集団の若い大規模な星達からの強力な風によって彫られまた侵食され、この宇宙の柱自体は解体される運命にある。しかしながら、M16 の中の星の構成の荒れ狂った環境、このハッブル可視光線スナップショットにとらえられた壮観な詳細は、恐らく我々の太陽をつくった環境と類似している。

<参考>: このイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡の成果を代表する写真の一つとして、しばしば取り上げられています。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリックしてハッブルのサイトから。 

 

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1月15日:2015年最初の顕著な太陽面爆発

2015年01月15日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽は中程度の太陽面爆発を発し、米国東部標準時1月12日午後11時24分(日本時間1月13日午後1時24分)にピークに達した。絶えず太陽を監視しているNASAのソーラーダイナミクス天文台がこの出来事のイメージを捕えた。

太陽面爆発(Solar flare)は放射線の強力な爆発である。フレアからの有害な放射線は地球の大気を通過することができないが、十分に激しいときには、 GPS や通信信号が通る層の大気をかき乱すことがある。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」 (NASA)

<アニメーション>: 右のイメージをクリック。

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1月14日:ハッブルのアンドロメダ銀河の高解像度パノラマ

2015年01月14日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

これまでで最大のNASAのハッブル宇宙望遠鏡イメージ、アンドロメダ銀河(M31)の一部のこの鳥瞰図は、我々の銀河の隣人の最も鮮明な、大きな合成イメージである。この銀河は200万光年以上離れているが、ハッブルの解像度は、この銀河の長さ 61,000 光年のディスクの、個々の星達までを解読させた。このディスクに埋められた何千もの星団のいくつかと共に、1億を超える多くの星達がこの広い視界に見ることができる。これまで、天文学者達は、このような大きなエリアの、外の渦巻銀河の個々の星達を見ることはできなかった。これは、それらの銀河の星達を明らかにする初めてのデータである。

更なる解説はこちらから。

大判はイメージをクリックしてハッブルのコーナーから(4.47 MB)。

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1月13日:春の火星の砂丘

2015年01月13日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

1月11日、火星の北半球は冬至を迎えた。火星の季節は地球の2倍に相当する(春夏秋冬が各6か月)ので春はまだ遠いが、これから徐々に2酸化炭素の霜が解け始める。

この図では、火星の最北の砂丘が季節的な炭素二酸化物の氷(ドライアイス)の冬の覆いから現れ始めている。暗い剥き出しの南面する斜面は太陽の暖かさを吸収しつつある。急峻な砂丘の風下の側は砂が砂丘をすべり落ちて氷がない。暗い部分は砂を見せて春早くに氷が割れた場所である。間もなく砂丘は完全に剥き出しになり、春の活動の全ての徴候がなくなるだろう。このイメージは、NASAの火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラで、2014年1月16日にとられた。

<出典と大判イメージ>: 今日のイメージ(NASA) から。

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1月12日:宇宙ステーション、ドラゴン貨物船を捕える

2015年01月12日 21時25分25秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションクルーは、米国東部標準時1月12日午前5時54分(日本時間1月12日午後7時54分)に、打上2日後の「スペースX」のドラゴン貨物カプセルを地中海の上空で捕えた(右図)。ドラゴンは、直接広域な気象に影響を与える雲とエアロゾルを監視する雲・エアロゾル調査システムを含む、補充用品と積載物の 5,000 ポンド(2,250 キログラム)以上を運んでいる、その後、ドラゴン貨物カプセルは、地上の操作によってハーモニーノード(昨日の記事参照)に設置された。

<参考>: 右下から伸びているのがステーションのロボットアーム Canadarm 2。

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1月11日:国際宇宙ステーションの構成

2015年01月11日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

日本時間明日1月12日月曜日、スペースX社のドラゴン CRS-5 貨物船が国際宇宙ステーションに接近し、ランデブーの上ロボットアームで捕えられ、繋留される予定です。参考までに結合後のステーションの構成を挙げておきます。

国際宇宙ステーションには五つのドッキングポートがあり、全てのポートが埋まっています。左から、今回打ち上げられたドラゴン(Dragon-5)、クルーの往復に使われるソユーズ2機(Soyuz 40 41)、ロシアの補給船プログレス(Progress 57)、後端に接続されているヨーロッパの補給船(ATV-5:2月に切離し予定)。中央やや左の日の丸が日本の研究棟「きぼう」、その上に縦の円筒形の保管庫。保管庫の右に二つのロボットアーム。保管庫に近い小さなアームが「きぼう」のもの。その右の大きなアームが CANADARM と呼ばれるカナダ製の主ロボットアーム。 CANADARM はトラスに沿って左右に移動でき、地上からも操作できる。ドラゴン CRS-5 は遠征42クルーによって CANADARM で捕えられ、地上の操作で図の位置(ハーモニーノード)の繋留される。

<出典>: ISS Blog

<大判>: イメージをクリック。

<中継放送>: 時刻を含めて こちら から。

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1月10日:ドラゴン貨物船打ち上げられる。

2015年01月10日 19時04分18秒 | 天文・宇宙

12月下旬から延期されてきた、国際宇宙ステーションに補充物資を届ける商用貨物船、スペースX社のドラゴン貨物船は、ファルコン9ロケットに搭載されて、日本時間1月10日午後6時47分に予定通り打ち上げられました。貨物船は月曜日にステーションのロボットアームで補足され係留される予定です。

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1月9日:スぺ-スX社、国際宇宙ステーション補給船を明日打上げ

2015年01月09日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

「スペースX」社は、国際宇宙ステーションに補給物資を運ぶ第5回商用補給サービスミッションの打上げを、日本時間1月10日土曜日に設定した。ファルコン9ロケットとドラゴン貨物船の打上は、フロリダのケープカナベラル空軍基地の打上複合施設40から、米国東部標準時1月10日土曜日午前4時47分(日本時間1月10日土曜日午後6時47分)に打上が予定されている。このミッションは12月の打上予定が1月に持ち越され、1月6日の打上の試みは、装置の異常を検出したことから、秒読み1分21秒を残して中止されていた。

この打上が成功すれば、1月12日月曜日にステーションに到着し、並走の上、ステーションのロボットアームでとらえられ設置される。

これらの中継放送は詳細時刻を含めて こちら から。 

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1月8日:NASAのケプラー、千番目の太陽系外惑星を確認

2015年01月08日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのケプラー宇宙望遠鏡は、我々の太陽系の外の15万以上の星達を連続的に監視し、科学者達に更なる調査のための4千以上の惑星候補を提供し、最近一千番目が確認された。

科学者達は、ケプラーデータを使って、この惑星ハンティング望遠鏡が実際に惑星であると着目した更なる八つの候補を確認した後、この千年の里程標に届いた。

<出典>: Kepler and K2 missions

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1月7日:ソーラーダイナミクス天文台、新年を迎える

2015年01月07日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

明けましておめでとうございます。

      本年もよろしくお願いいたします。

2014年の大晦日、新年を歓迎して太陽に火炎はなく、いくつかのCクラスの炎のみがあった。その代わり、太陽は、2015年を南極近くの巨大なコロナホールで始めた。NASAのソーラーダイナミクス天文台の大気画像アセンブリ(AIA)装置によって2015年1月1日に捕えられたこのイメージは、コロナホールを南の暗い領域として示している。コロナホールは、磁場がループを描いて表面の戻ることなく宇宙に届くコロナ領域である。これらの磁場に沿って動く粒子は、表面近くで捕えられることなく太陽を離れる。それらの捕らえられた粒子は熱せられ、輝き、素晴らしい AIA イメージを我々に与える。粒子が太陽を去ったコロナの部分では、輝きは非常に薄暗く、コロナホールは暗く見える。コロナホールは、NASAのスカイラブ宇宙ステーションの宇宙飛行士達によって、1973年と1974年にとられたイメージに最初に見られた。それらは長い間見ることができるが正確な形は常に変わっている。極のコロナホールは少なくとも5年ほどの間見ることができる。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック。

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