低地球軌道から宇宙を探査する25周年(1990-2015)を祝って、ハッブル宇宙望遠鏡のカメラが、その最もアイコン的イメージを再訪するために使われた。この結果は、ハッブルによって1995年に最初に撮られた「創造の柱(Pillars of Creation)」と呼ばれる領域の、より鋭い、より広い視界である。そびえ立つ構造の内部深くに星達が形成されつつある。この冷たいガスとダストの何光年にも及ぶ長い柱は、へび座の方向 M16 (わし星雲)の約 6,500 光年にある。エネルギーに満ちた紫外線光によって、また M16 の集団の若い大規模な星達からの強力な風によって彫られまた侵食され、この宇宙の柱自体は解体される運命にある。しかしながら、M16 の中の星の構成の荒れ狂った環境、このハッブル可視光線スナップショットにとらえられた壮観な詳細は、恐らく我々の太陽をつくった環境と類似している。
<参考>: このイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡の成果を代表する写真の一つとして、しばしば取り上げられています。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<大判>: イメージをクリックしてハッブルのサイトから。