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4月14日:意外な場所に発見された巨大なブラックホール

2016年04月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このハッブル宇宙望遠鏡のイメージは、おとめ座の 6500 万光年にある渦巻銀河 NGC 4845 を示している。
NGC 4845 の輝く中央はブラックホールの巨大なバージョンを有している。ここでは星達がブラックホールからの強い引力によって非常に高速で銀河の中心を周っている。これらの中央の星達の動きの調査から、天文学者達は中央のブラックホールの質量を推定することができる。 NGC 4845 は太陽より何十万倍も重いと推定される。なお、我々のミルキーウェイの中心の超巨大ブラックホールは太陽質量の約400万倍に相当する。NGC 4845 の銀河の核は超巨大ではない。研究者達は、2013年に NGC 4845 の中心の激しいフレアに注目した。このフレアは、しばしば木星より大きなオブジェクトを引き裂き食す中央のブラックホールからもたらされる。ある褐色矮星または大きな惑星が近づき過ぎて彷徨い、 NGC 4845 の空腹のコアによってむさぼられた。

 <出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

 <大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: このイメージはコンピュータシミュレーションです。ブラックホールは光、電波などあらゆるものを飲み込んでしまうため、その存在を直接観測する方法がありません。しかし、飲み込まれる前の星は、ブラックホールの強力な引きによって、極めて高速でその周りを周るので、これらの星達を観測することによって、ブラックホールの存在や規模を間接的に知ることができます。


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