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5月29日: 観測可能な宇宙/お知らせ

2018年05月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

何処まで遠くを見ることができるのだろう? 周囲に全ての種類の放射線を検出できると仮定すれば、まさしく今、見ることができ、また、見る可能性のある全ては観測可能な宇宙である。可視光線で我々が見ることができる最遠のものは、宇宙が厚い霧のように不透明だった138億年前の宇宙マイクロウェーブ背景から来ている。我々を囲むニュートリノと重力波は遠くからきているが、人類には未だそれらを検出する技術がない。このイメージは、地球と太陽を中心に、太陽系、近くの星達、近くの銀河達、遠い銀河達、初期の物質のフィラメント、宇宙マイクロウェーブ背景放射で囲まれた、観測可能な宇宙をコンパクトなスケールで示している。宇宙論者達は、我々の観測可能な世界は、同じ物理学があてはまる「宇宙」として知られている大きな実体の近くの部分であると仮定している。しかしながら、我々の世界でさえも更に大きなマルチバーズ(multiverse:複数宇宙)の一部であると主張する、異なる物理定数が生じている一般的だが推論的ないくつかのラインがあり、そこでは、異なる物理法則が生れ、高次元の、あるいは我々の標準的な世界に存在するものと異なるバージョンが生れている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<注>: イラストレーションとそのライセンスはウィキペディア

<お知らせ>: 今日5月29日夜、国際宇宙ステーションの金井飛行士との対話が予定されています。金井飛行士は6月3日に帰還する予定なので、彼との飛行中対話イベントはこれが最後になるでしょう。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。


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