この驚くような写真の宇宙の黒い背景に対して、我々の惑星が、曲がった陽に照らされた三日月を見せている。この馴染みの薄い視点からの地球が、遠い惑星の望遠鏡イメージのように、小さく、全ての地平線が完全に視界のフィールドの中にある。惑星地球の詳しい視界は、低地球軌道を周る国際宇宙ステーションクルーのみが楽しむことができる。雲、海、大陸の壮観な光景が、惑星の遠い輪郭の部分的な弧として、90分ごとに地球を周る彼らの下に絵巻物のように現れる。しかし、このデジタル的に復元されたイメージは、これまで24名の人間によってのみ達成された、月に旅し再び戻った、1968~1972年のアポロ宇宙飛行士達の視界を示している。この源の写真は、アポロ17号の帰還の途のクルーによって、1972年12月17日にとられた。これは、今のところ、人間の手によってとられた地球の最後の写真である。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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<お知らせ>: 明日、5月26日、スーパームーンの皆既月食が予定されています。詳しくは国立天文台の「2021年、最も地球に近い満月が皆既月食になる」を参照。