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2月15日: NASAの火星での記録的なオポチュニティ・ローバー・ミッション終わる

2019年02月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

惑星間探査で最も成功した一つ、NASAのオポチュニティ・ローバー・ミッションが、約15年間の火星の地表の探査の後終わろうとしている。オポチュニティ・ローバー(探査車)は、昨年6月に火星に広がったダストの嵐が上空を覆って以降、地球との通信が途絶えた。接触を回復するための千を超える指令の後、技術者達は、火曜日に最後の試みを行った。(1月28日の記事を参照)
太陽電力のローバーの最終的な通信は昨年6月10日に受信された。
火星日での90日、千メートルの旅を設計目標にされたオポチュニティは、その持久力、科学的な価値、長命において予想をはるかに超えた。その生命は60倍を超え、火星での最後の休息場所まで45キロメートル以上を旅してきた。

<出典>: 「スピリッツとオポチュニティ(Spirit and Opportunity)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 右上のイメージはオポチュニティ・ミッションの記録ビデオ(Youtube:英語解説付き)にリンクしています。ここで使ったイメージは独自、これらのイメージはミッションの初期のころ発見されたブルーベリーと呼ばれる玉石と水の流れたような跡。これらの玉石は水の中の鉱物から析出された(右下図)と考えられ、かって火星には十分な水があったと推測される根拠となっている。

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