直線は宇宙ではあまり生じない。この赤い長方形は、そのような謎のオブジェクトである。この星 HD 44179 は1915年以降知られていたが、1973年に初めて天文学者達の注意をひいた。このイメージは、2007年にハッブル宇宙望遠鏡によってとられた。これは赤い光の波長に、特に水素ガスからの放射に焦点を当てている。この特定の放射は赤で表現されている。二番目の、オレンジ-赤の幅広い範囲がまた記録された。この光は、コントラストを強めるためにイメージでは青にコード化された。この赤の長方形は一角獣座の約 2,300 光年にある。それは HD 44179 の星達の一つがその生命の最後のステージにあることによってもたらされている。そのようなガスの雲は惑星状星雲として知られている。このイメージで明らかなX形は、何かが星の大気の均一な膨張を妨げ、恐らくダストの厚いディスクが星を囲み、二つの広い円錐に漏斗状の流出を送っている。これらの端は斜めの線として示されている。ありがたいことに、それがオブジェクトの神秘を説明する一方で、その神秘的な良さを損なっていない。
<出典>: 「Space in image (ESA)」
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<お知らせ>: 今週2月12日金曜日、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)によるX線天文衛星 「ASTRO-H」 / H-IIA の打上が予定されています。X線による天文観測は日本の最も得意とする分野です。打上の中継は Youtube を通して見ることができます。放送開始時刻は打上予定の午後5時45分の20分前からですが、気象条件等により変更の可能性もあります。事前の変更はこの欄でもお知らせします。また打上中継の視聴先は打上日数日前にお知らせします。