欧州宇宙機関の遠征46フライト・エンジニア ティム・ピークは、2016年1月29日に、国際宇宙ステーションの日本の「きぼう」研究室のロボットアームが、テキサス大学からの二つの結合した衛星を成功裏に展開したときのこの写真を捕えた。テキサス A&M 大学の学生達によって構築された AggieSat4 と、テキサス大学の学生達によって造られた BEVO-2 のペアは、共に、宇宙船自律ランデブー&ドッキングテスト(LONESTAR)のための低地球軌道誘導実験を構成する。
<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」
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<ひとこと>: ミニチュア衛星放出システムは、日本が初めて国際宇宙ステーションの「きぼう」研究室に設備しました。小型の衛星はその後急速に普及し、複数の小型衛星を使った地球監視システムも実現しています。国際宇宙ステーションから配備される小型衛星は貨物船で運ばれていますが、一般的には「きぼう」の専用放出システムが使われ、ロボットアームから直接放出されることは稀です。今回は、衛星が通常のものよりやや大型であることによるのでしょう。ロボットアームは主としてステーションの構築・保守、「こうのとり」など貨物船の捕捉に使われるカナダ製の大型のものと、主として船外科学装置の配備に使われる日本のロボットアームがあります。