またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

久々にCB400SFに乗る

2005-05-03 | バイク
恥ずかしながら、未だ花粉症から逃れられていない。
しかしあと一ヶ月もすれば入梅してしまうので、連休中で
道路が混雑しているのも承知で、がっつりマスクをはめて
30kmばかりCBに乗ってきた。

日差しは強いが風が冷たく、快適な昼間だ。

CBはさすが400ccだけあって、トルクが太く安定している。
腹に響く直4の咆哮が心地よい。
というか、モンキー慣れしていると、この音の大きさに驚くぞ。

見た目もそうだが、CBはマッチョでもりもりと進むこのパワー
がとても魅力的だと思う。CBの持つパワーの1/10程度しか
私は使えていないんじゃないかな。

めったに高速にも乗らないので、トップギアまで入れたことないし…。

もう1台のレブルは、こうしてみるとかなり華奢で優美なデザインだ。
こちらは233ccで排気量が小さいぶん、スリムに作ることができる
とはいえね。


さて私の愛する、このCB400SFバージョンRだが、当時のSFとの
違いといえば、おおまかに言うとこの、ビキニカウルのついた
フロントくらいなのだが、これがどういうわけか不人気だったのは
以前にも書いたとおり。

つまりこんな顔。


私はカワイイと思うのだが……。

このカウルのおかげで、お腹にあたる風は軽減されている。
エンジンからの熱もあって、冬場はCBに乗っていればそう寒さを
感じることもない。高速にでも乗れば、手はかじかむと思うけど。

あんまり乗ってやれなくてごめんよ<バイクたち
さあ、次はそろそろ、里子のゼルビスも動かしてやらねばなりますまい。

デザイングランプリマウス

2005-05-02 | バイク
今日はラフ&ロードに行ってみた。

ずいぶん暑くなってきたので、JRPのグローブで
在庫があれば買おうかと思っていたのだが、残念
ながら目当ての品番は無かった。

そのままブラブラと用品類のチェックをしていたら、
ヘルメットコーナーの一角に妙に小さなメットがある
のを発見。

可愛いな、なんだこれ? と見ると、なんとこれが
マウスなのであった。

ロッシモデルと故・ダイジローモデル。
シンプソンのスーパーバンディットや
ショウエイのX-ELEVENもある。

【モトプラン・デザイングランプリマウス】

シンプソンの赤が欲しい~~。

しかし今はワイヤレスマウスを使っているので、
今更コード付マウスはイヤだなと思っていたら、
ロッシマウスを買うと、ワイヤレスタイプに応募
できるらしい。

それはそれでいいとして、なんでアライのは
ないんだろ?
アライオーナーとして本当に残念でっす。

新田次郎 「槍ヶ岳開山」 を読む

2005-05-01 | 未分類
山の魅力を私は知らない。
小説として楽しむだけで、出向くほどの情熱もない。

しかし「孤高の人」「芙蓉の人」に続いてこの本も一気に
読み終えてしまった。

孤高の人の加藤文太郎は、当時、貴族の趣味とされていた
登山を、ただの勤め人が取り入れることになる最初の人
という位置づけだったのだが、この「槍ヶ岳開山」はそれを
遡ること百数十年。

山岳信仰の祖として播隆上人(ばんりゅうしょうにん)が、
前人未到の槍ヶ岳を登攀する。

読み終わってからネットで初めて槍ヶ岳の画像を見た。

想像はしていたものの、風雪に削られたゴツゴツの岩肌が
まさに槍の穂先である。昔の人はうまいこと名をつけたものだ
などと感心する以前に、「猿さえ登らぬ」という描写が決して
誇張ではなかったことを思う。

見上げるだけでため息がでる。あんなところに生身の
人間が登ることができるものかと。

「世に人の恐るる嶺の槍の穂も やがて登らん我に初めて」
「極楽の花の台か槍が岳 のぼりてみれば見えぬ里なし」
(両句とも播隆上人による)

こちらのサイトの写真が美しい。【The Cape of Good Hope】
荘厳で胸をうたれる。

新田は播隆上人を徹底して1人の人間として描いた。
単なる偉人伝に仕立て上げなかったところが、興味深く
読めた理由の1つかもしれない。

私は登山をしないけれど、一定の速度で歩き続けると、
心のうちに抱えていた、さまざまなことどもが溶解して
いくカタルシスを知っている。

古来の日本人のように、山頂に神が宿るとは思わないまでも、
大自然の中で畏敬の念にかられる経験をしてみるのも
悪くないだろう。