またたびダイアリ

結局、食べることが好きなんだ

ロック★スター

2005-05-15 | 映画
風の噂でジューダス・プリーストが来日中とのこと。
アルバム Painkiller を当時持っていたことを思うと、
90年代半ば頃までは私もハマってたというわけか。

もっともジューダスは私にはゴツゴツしすぎて、
この1枚しか持っていなかったのだが。

フレーズは短いがアマゾンのここで試聴できる。
【Painkiller [Bonus Tracks] [FROM US] [IMPORT】

さてタイトルの映画「ロック★スター」、ワーナーの期間限定
スーパーハリウッドプライスにて、2年前に1500円で購入。

前知識はまったく無く、主演のマーク・ウォルバーグも
ブラピの元妻ジェニファー・アニストンもこれが初見。

ハズレでもいいやと気楽に見始めたところ、作中で演奏される
曲がどれも好みに合ってびっくり。ストーリーはまあ、ありきたり
なのだが、80年代のロックシーンをうまくまとめてくれたなと
いう感想。盛り込まれるBGMも、デイブ・リー・ロスや
デフ・レパード、AC/DCやボンジョビなど懐かしいものばかり。

俳優たちに混じって本物のロッカー達、とくにザック・ワイルドが
出演していたことに興奮して最後まで面白くみた。

さすがにロッカー達の演技はぎこちなく、それはそれで
面白いのだが、ステージでの演奏シーンとなると、まるで
水を得た魚のように堂々たる姿でやはりカッコいい。

マークはヒップ・ホップ世代ながらも、よくなりきっていて
違和感なく演じていてよかった。

スティーブン・ヘレク監督による音声解説も面白い。

ぴったりした革パンは実は裂けやすいそうで、思案の末
縫い目に沿ってゴムヒモを入れることで解決、なんてのは
普通に感心したが、当時のロッカー達もそうしていたのかな?

さて冒頭でなぜジューダス来日の話にふれたかというと
この映画のモデルがジューダスだからなのであります。

「俺ほどハイトーンで歌えるものはいない」と叫んで去って
いく彼がロブ・ハルフォードなわけ。

当時のロック、というかメタルファンの方には、なつかしく
また微笑ましく観られる映画かと。