東京さまよい記

東京をあちこち彷徨う日々を、読書によるこころの彷徨いとともにつづります

石神井公園・石神井池

2010年08月09日 | 散策

石神井公園の石神井池・三宝寺池から石神井川に沿って武蔵関公園の富士見池まで歩いた。

午後西武池袋線石神井公園駅下車。

駅前から商店街を通り石神井公園の入口まで5分程度である。

右の写真は石神井池の東側のボート乗り場付近で撮ったものである。

池に近づくと風が吹いてきて気持ちがよい。きょうは、先週と同じく、雲がでて陽射しが強くないので、散策に適している。

石神井池は、西側の三宝寺池とともに石神井公園の中心であるが、三宝寺池から流出する水を堰き止めてつくった人工池である。

三宝寺池の湧水は石神井池を経由して石神井川へと流れ込んでいる。ここでも湧水が減少しているため三宝寺池とあわせて掘られた深井戸は水深150mであるとのこと。

石神井池に沿って南側を歩くが、蝉のなき声がはげしく、気温からだけでなく、盛夏であることを感じさせる。

左の写真は少し歩いたところから東側を撮ったものである。

石神井池は、見通しのよい風景が続き、となりの三宝寺池と違って開放感がある。

石神井池の南側は樹木でかなり鬱蒼としている。散歩道の途中、メタセコイアが大きく育っている。その説明板には、メタセコイアは最初兵庫県などで化石で発見され、その後、1945年に中国四川省で現存するこの木が発見され、メタセコイアと命名されたとのことである。

生きている化石として話題になったらしい。高さ35mになる落葉針葉高木。スギ科。別名 アケボノスギ。

右の写真は三宝寺池で撮ったメタセコイアである。

説明板によると、樹の高さ22m、幹の太さ(周囲の長さ)2.3m。

石神井池の西側で井草通りを越えると、三宝池である。
(続く)

参考文献
菅原健二「川の地図辞典」(之潮)
菱山忠三郎「身近な樹木」(主婦の友社)

コメント
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