東京さまよい記

東京をあちこち彷徨う日々を、読書によるこころの彷徨いとともにつづります

練馬区立美術館~雑司ヶ谷霊園8月(2014)

2014年08月30日 | 散策

中村橋駅前の練馬区立美術館へ行ってから、池袋に出て、雑司ヶ谷霊園あたりまで散策した。その小散策記である。

練馬区立美術館前 練馬区立美術館前 阿佐ヶ谷駅北口からバスで終点の中村橋駅前下車。

練馬区立美術館まで約5分程度(現代地図)。

ここで、あしたのジョーの展覧会をやっていることを新聞で知ったので、出かけてきた。

「あしたのジョー」は、1968~1973年に「少年マガジン」に掲載された高森朝雄・ちばてつやによるボクシング漫画の傑作である。

もう40年以上前の作品になるが、かなりの駒数の漫画が展示されており、それを見て、いまなお面白いと思った。年譜も展示されていたが、力石徹との死闘のあたりまでは覚えているが、その後は、断片的にしか覚えていないので、飛び飛びにしか読まなかったのであろう。機会があれば、全巻を通しで読んでみたい。

ちばてつやの漫画は、人物の描き方が上手で、「おれは鉄兵」や「のたり松太郎」などなんでも好きである。

漫画は、読み出すと止まらないようなところがあって、読むスピードも本に比べてかなり速い。絵が主で、言葉が従の世界だからであろうか。逆に、言葉を読まなければならない漫画は、面白くとも読み止すことが多い。スピード重視の読み方からいうと、絵を見た瞬間にわかるものが漫画らしいと思う。

雑司ヶ谷霊園 雑司ヶ谷霊園 雑司ヶ谷霊園 永井荷風の墓 中村橋駅から西武線で池袋に出て、ジュンク堂書店に行く。

以前、新宿三丁目の三越にも支店があって、本の並べ方が好きなのでよく行ったが、2~3年前に閉じてしまった。ここは、やはり本の数が圧倒的である。

ジュンク堂を出て、明治通りの歩道を左折し、東通りに入り、雑司ヶ谷霊園に向かう。この通りを歩いていくと、やがて、都電荒川線の踏切に至る(現代地図)。この踏切から撮ったのが一枚目の写真で、向こうに霊園の樹木が見える。

二枚目は、霊園の正面通りを撮ったもので、このちょっと先左側に永井荷風の墓がある(以前の記事)。二、三枚目のように、そのわきにサルスベリが紅く咲いている。

きょう(30日)は、荷風の命日である。昨年、今年と、月命日(4月30日)に来ることができなかったので、ちょうどよかった。

荷風の墓の近くには、岩瀬鴎所(忠震)、小泉八雲成島柳北の墓(以前の記事)がある。

雑司ヶ谷霊園 雑司ヶ谷霊園 御嶽坂上 御嶽坂下 正面通りから中央通りに進むと、やがて、一枚目の写真のように、左手に大きな墓が見えてくる。よく目立っているが、夏目漱石の墓である(以前の記事)。

霊園から出て右折し、霊園沿いに進む。二枚目はその途中で撮ったものである。

やがて二股に別れるが、右手の道を進むと、緩やかな下り勾配となる。このあたりから進行方向を撮ったのが三枚目で、御嶽坂の坂上である(以前の記事)。

ここを下り、坂下を撮ったのが四枚目である。

坂下を直進し、荒川線沿いの道路に出て、左折してちょっと歩き、、地下鉄雑司が谷駅へ。

携帯による総歩行距離は、8.1km。

参考文献
横関英一「江戸の坂 東京の坂(全)」(ちくま学芸文庫)
山野勝「江戸の坂 東京・歴史散歩ガイド」(朝日新聞社)
岡崎清記「今昔 東京の坂」(日本交通公社)
石川悌二「江戸東京坂道辞典」(新人物往来社)
「新版断腸亭日乗」(岩波書店) 

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善福寺川8月(2014)

2014年08月24日 | 写真

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