武蔵関公園に入ると、前方に富士見池が見えてくる。
右の写真は弁天橋から入った入口近くで撮ったものである。写真右は池の中の小島(松の島)である。池のまわりの樹木とともに全体がかなり鬱蒼としている。
武蔵関公園は、入口にあった説明板によると、この地は古くは多摩新座豊島三郡の接界地点で旧豊島郡関村及び竹下新田の一部を占め武蔵野の情緒豊かな湧水池富士見池を中心とした景勝の地であり、昭和13年(1938)10月に開園したとのことである。
公園入口の手前、弁天橋のあたりから富士見池を見ると、水門があり、石神井川への放流を調整できるようである。
富士見池は全体として細長い地形であり、その細長い富士見池に沿って石神井川が流れている。
川と池との間に細長く散歩道が整備され、樹木がたくさん育っている。
池の周囲には、左の写真のように、池近くに歩道ができており、水面の近くを歩くことができる。
富士見池もかつては成増台の湧水を水源とする湧水池であったが、現在、湧水はほとんど絶えているらしい。
池の北端近くにカワセミが池の中の木の枝にとまっており、カメラマンが撮影していた。
ここから公園の外にでると、石神井川にかかる溜渕橋がある。右の写真はここから上流側を撮ったものである。
写真のように、上流側の川沿いの歩道が新しくなっていたが、工事未完成のようで通行止めであった。また、護岸が改修されており、垂直でなく若干傾斜しており、石垣タイプになっている。
今回の石神井川の川沿い散歩はここで終わることにする。いつかこの橋から上流側を歩いてみたい。
公園に戻り、池の中央にかかる橋付近まで歩き、ここから公園の外にでて、西武新宿線東伏見駅へ。
携帯による総歩行距離(家を出てから家に帰るまで)は14.1km。
参考文献
菅原健二「川の地図辞典」(之潮)
廣田稔明「東京の自然水124」(けやき出版)