東京さまよい記

東京をあちこち彷徨う日々を、読書によるこころの彷徨いとともにつづります

玉川上水公園(1)

2010年08月23日 | 散策

以前の記事のように、北沢川緑道を歩いた後、玉川上水第二公園をほんの少し歩いたが、今回、その続きを歩いた。

浜田山駅から歩き、柏の宮公園を通って、その下の田圃を見る。田圃には鳥よけのネットが全面に張られていた。

そこから、神田川の鎌倉橋を渡り、塚山公園を通り抜けて、鎌倉街道を南側に進む。旭橋のバス停の先から左側の玉川上水第二公園に入る。

左の写真は、その玉川上水第二公園の出入口を撮ったものである。「杉並区 玉川上水第2公園」の石碑が立っている。 階段があるように、周囲よりも若干高くなっている。

ここは、緑道ではなく公園の位置づけのようであるが、散歩道と同じで、道は土となっている。ここから東側に向けて歩く。

猛暑の中、陽が雲で陰りそうであったので、出かけてきたが、予想に反し、雲になかなかかくれない。しかし、右の写真のように、両側に植えられた樹木で木陰ができて、強い日射しがかなり緩和される。

散歩道が風の通り道となっているのか、ときおり風が吹いてきて心地よい。

玉川上水は、富士見ヶ丘小学校の西側の中央高速の下付近で暗渠になっているが、そこまで流れてきた水は環八通りの下を通って高井戸駅前で神田川に注いでいるとのこと。

玉川上水は、もともと、高速の下に沿って環八通りの中の橋を通り、高速が甲州街道と平面上交わる付近へと延びていた。そこから下流側の玉川上水の跡がこの玉川上水公園である。

しばらく歩くと、左の写真のように、水の流れができており、散歩道に沿って長くはないが清冽な流れとなっている。人工的なものであるが、暑い中、眺めるだけで涼しい感じがする。

玉川上水第二公園は、盛り上がっていて周りよりも高いので、道路が横切るたび、道路に下りてふたたび公園に上る。
(続く)

参考文献
肥留間博「玉川上水」(たましん地域文化財団)

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