聖母坂の坂下から新目白通りを横断し、少し進んでから左折し、妙正寺川に沿って下流に向かう。
やがて妙正寺川が暗渠になるところが見えてくる。
ちょうど新目白通りの下にあたるところである。
妙正寺川は、新目白通りの下を流れ、明治通り近くの高田橋付近で神田川と合流しているようである。
これで妙正寺川の暗渠部分まできたので、つなぎつなぎであるが、妙正寺川に沿ってほぼ全部を歩いたことになる(鷺宮~妙正寺川~平和の森公園/江古田公園~妙正寺川~哲学堂公園)。
次に、西武新宿線の踏切を渡り、神田川方面に進む。
新堀橋につくが、ここから神田川に沿って上流側に歩く。
といっても、両岸の樹木が高く伸びて鬱蒼としているので、川の流れが見えるところが少なく、木陰になった遊歩道を歩く感じである。
しかし、川が見えなくとも、ほどよく暗くなった木陰ができるので、これから暑くなる季節の散歩にはよいかもしれない。
ちょうど夏に向かう時期に適した散歩道を探していたので、ここもその一候補となる。
やがて小滝橋につく。
右の写真は、ここから下流側を撮影したものである。
小滝橋は、早稲田通りにあるが、この近くで、新宿西口の青梅街道の始点から延びる小滝橋通りと合する。
ここから上流側は、散歩道は親水的な公園になっていて小さな流れがあったり、所々にベンチもある。ここで、一休みする。
中央線の下を通り、さらに進むと、柏橋に至る。
ここから先は樹木がこれまでよりも少なくなり明るくなる。日ざしの強いときの散歩には適さないかもしれない。
やがて末広橋につく。
ここは、以前、桃園川緑道散策で来たところである。この近くで桃園川が神田川に注いでいる。
左の写真は、この近くの小公園にあるフォークソング「神田川」の詩碑である。後ろに神田川のフェンスが見える。この小公園から桃園川緑道が西側に延びている。
この橋から上流側で樹木は少し増えるが、日ざしの強い時期、時間によっては木陰が少なくなるかもしれない。
やがて青梅街道の淀橋に至る。ここが中野坂の坂下でもある。右折すると、中野坂の上りである。
大きな通りで車が多いが、信号の合間に撮影したので、坂下から車のない中野坂の写真が撮れた。
江戸市民が「中野に行く」といえば、堀の内の妙法寺へお参りするのが主で、例年十月の妙法寺の御会式には講中が揃ってにぎやかに中野坂を通ったとのことである(石川悌二「江戸東京坂道辞典」)。
坂上まで歩き、中野坂上駅へ。
携帯の歩数計による総距離は12.5km。
神田川は、上流側の善福寺川との合流地点(中野富士見町駅西側)から水源の井の頭池まで歩いた経験があるが、青梅街道の淀橋から上流側はどうなっているのであろうか。以前一部を歩いたが、川沿いの遊歩道はそんなに整備されていなかったような記憶がある。いつかまた歩いてみたい。