2017-12-03 今年代表句:
私達磯子シルバー俳句クラブの
年間の活動を纏めた年間句集
『雑炊』の発行に向けた作業が
始まった。会員としてまずやる
ことは自分の作品15句を選ぶ。
次の作業はその15句とそれに
関わる小文をA4版2頁にワープロ
打ちして印刷原版を作ることで
ある。その15句を自分で選んだ。
「独居」
小正月遺影の妻も微笑みて
如月の棚田を均す農婦あり
仲春や膝調子良く区役所へ
まだ続く防災講話目借時
栄螺焼く夕餉の香り土佐清水
潮騒や湯船にて聞く遍路宿
ダム細り取水制限旱梅雨
夏航路湯船の中も揺れにけり
江の島や寄せ砕け散る卯月波
遠雷や彼の妻如何に過ごしてか
豪華船あれが母港か遠花火
国後や霧笛響けど島見えず
漕げや漕げツールド三陸秋深し
鬼怒川や紅葉の真紅写し取り
足早の人波去りぬ冬木立