冷静に考えて 2016-06-17
舛添批判に火をつけたのは、フ
ァーストクラス航空券でも無け
ればスイートルームでも無いよ
うな気がする。せこい会計支出
でもなければ、家族で行った旅
行を会議費で処理した問題も、
汚いやり方なのは間違いないが
決定的ではないと思う。
だが、これらの問題を取り上げ
て舛添氏を追い落とすと言う
大きな活動のスイッチをonにし
たのは、韓国人学校問題だった
と思う。この問題は違法ではな
い。これだけ単独で見ていれば
不適切だとも言えない。
発端は、３月１６日、東京都が
韓国学校を増設する用地として、
新宿区矢来町にあった旧都立
「市ケ谷商業」の跡地を韓国
政府に有償で貸し出す方向で
「具体的な協議に入る」と発表
したことだ。
そのことを報じた産経新聞によ
れば、「韓国政府から要請が
あったため」で、都は地域住民
の意見を踏まえ利用方法や条件
などを詰めるのだそうだ。しか
し、これに反発の声が上がった。
新宿区と言えば、東京都の中で
も待機児童の多さで、かねて有
名な地だからだ。
昨年４月時点での新宿区の待機
児童は「１６８名」となってい
るそうだ。こういう状況下で知
事が取った判断は大不適切と言
わざるを得ない。人々を怒らせ
てしまった。そう、虎の尾を踏
んだのだ。新知事さん、保育園
にしてあげてね。