Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

天津9

2013-04-01 07:16:28 | Weblog

天津9             2002-12-13

夕刻「さー、今日は最近この近くに出来た、海鮮
レストランで食事にしましょう」との、総経理の
言葉で外食となりました。それほど寒くないです。
外環状と津塘公路が交差する立交橋(これ中国の
言葉ですが、判り易い)から東麗経済開発区に
入ったところにある海鮮レストランなのだが、
その広さと言ったら、信じられないくらいに広い。
バスケットのコートが2面は取れる広さで2階建
て、1階は食材展示場と調理場で、2階がレストラ
ンになってます。

回の字状に生簀が作られている。店に入ると女の
子がスーパーマーケットにある買い物用のカート
は引いて、いらっしゃいませ(と言っているに
違いない)と近寄ってくる。

客は、回の字の、つまり建物の壁ぎわと中心の方
の生簀を見ながら食材の魚や貝、蛸、蟹、えび等
を選びながら、調理方法を指定して行く。勿論、
野菜も展示されている。調理方法は、お薦めの方
法が2-3書いてあるので、言葉が出来なくても、
指で指し示せばなんとかなる。

彼女は、携帯端末に、私たちが買った食材の数量
をinputしながら、買い物籠に入れて行く。すると
お兄ちゃんが飛んできて、それを調理場に持って
行く、その時に、彼女が調理方法を言う。バスケッ
トコート2面程もあるから、種類の多さは、驚く
ばかり。蟹だけで、10種類くらい、ロブスター
で5種類ほど、えびも6-7種類、魚に至っては、
どれくらいあるのか見当もつかない。鶏も生きた
まま、5種類ほど、種類ごとに小屋に入っている。
いつ喰われるか判らないのに、餌をついばんでい
るのは、見なければ良かった。なんと孔雀が一羽、
窮屈そうに、小屋に入れられている。おいおい、
こんなもん食うの?

私たちは、きのこ、スープに、野菜(つまみ菜
みたいなもの1品)、油炒め、えび、茹でる、
小斑魚という「くえ」みたいな魚、蒸しもの、
渡り蟹、茹でる、白魚、フライ(これ絶品でした)
等と指示しながら、私はただ後ろから見ながら列
に着いて最後のコーナーに来ました。ぎょっ、
ワニが首を切られて台の上に、それでもしっかり
と手足を踏ん張って乗っているではないか。

ごめん、パスだ。食材選びが終わると、彼女は
端末を見ながら、選ばれた食材と調理方法を復唱
する。そして端末から磁気カードを抜いて、我々
に渡してくれる。それを持って食卓のある部屋に
入り磁気カードを部屋係りのお姉さんに渡す。彼
女達が飲み物を聞いてくれて、食事が始る。ざっ
とこんな具合です。

料理は美味しかったです。中国産のダイナステイ
ワインの白を飲み、仕上げに白酒バイジュウ(透明の
蒸留酒で、この時のものは40度、60度のもの
もある)を飲んだ。実に楽しい食事となりました。
しかし規模大きい、システム進んでる。

◆筆者Aruiは、
以前、中国天津に駐在しました。
2002年12月から2006年1月まで3年
2か月、64歳から67歳まででした。
その時の日記を挿入します◆